- 2015-10-5
- おすすめ記事, 勉強のやる気アップ法, 勉強のモチベーションアップ
こんにちは、中西です。
受験生活において
モチベーション(≒やる気)
をどのように高め、
維持していくかというのは、
大きな課題の一つです。
たしかに一面では、
モチベーション(≒やる気)の維持に
四苦八苦しているようでは、
そもそも根本的に
本心から望んでいない
目標を設定しているんじゃないの?
という危惧もあるのですが、
本心から望む目標を設定していても、
なかなかモチベーション(≒やる気)が
高まらないで、
カラ回りしている人も
少なくないという現実があります。
(ここでは「モチベーション」という言葉を
「やる気」とほぼ同義で使っています)
※私が考える「やる気」と
「モチベーション」の違いはこちら
図解の解説はこちら
文章解説はこちら
で、このモチベーション(≒やる気)を
高める方法というのは、
テクニカルなものからマインドセットまで、
まあけっこうあります。
今回は、ちょっと違ったタイプの
モチベーション(≒やる気)を維持する方法
をお話します。
どういうものかというと、
【 めっちゃ頑張る 】
というテクニックです。
・・・・あ、いや、怒らないで聞いてください<(_ _)>
これは冗談ではないです。冗談ならつまらなすぎます。。
人間の心理として
「めっちゃ頑張る」
ことがモチベーション(≒やる気)を
維持するコツなのです。
ここで頭がものすごくキレる勘のいい人は
「いや、頑張れないから、
モチベーション(≒やる気)を
高めたいんじゃないの?」
って鋭いツッコミをされたと思いますが、
それもその通りなのですが、
もう一つの側面を見逃しています。
どういうことか?
人間は
「モチベーション(≒やる気)が高いから、頑張れる」
というパターンではなく、
「頑張っているからモチベーション(≒やる気)が高まる」
という側面があるということです。
これはちょっと前に、
おそらく日本一ツッコミを入れつつ解説した
「(いわゆる)作業興奮」の話でも、
「勉強をやり出すと、
側坐核に刺激が入ってやる気が出る」
というあの理論とも、ぜんぜん別の話。
今回の話は、ようするに、
(自分の主観的な感覚でいいので)
頑張れば頑張るほど
「これだけ頑張っているのだから、
落ちてたまるか!」
というインセンティブ(動機付け)が働く、
ということです。
人間は、何の分野でもそうなのですが、
投資をしたらその分を回収したい
という思いが強くなっていきます。
「投資」というのは、
「お金をかける」ことはもちろん、
「時間をかける」ことも投資ですし、
「労力をかける」ことも投資です。
受験勉強というのは
人生をかけてお金も時間も投資する
“一大プロジェクト”であり“一大投資案件”ですが、
なによりもあなた自身が
「労力」をかけて投資をすることで、
「頑張って労力をかけた投資分を回収しなきゃ、
ぜんぜん割りにあわないぜ。
絶対この労力をかけた分は回収してやるぞヽ(`Д´)ノ 」
という動機付けにつながるということ。
よく、
「お金をかけて学んだことは身に付く」
と言われますが、それはお金をかけた分だけ、
しっかり回収しなきゃ損だ!
という感情が芽生えるからです。
この感情は決して悪いことではなく、
むしろ大切なことですね。
それとまったく同じで、
「労力」もかければかけるほど、
「こんなに労力をかけて頑張っているんだから、
何が何でも合格して回収してやる!!!」
という感情がわき上がってくるようになります。
だから、頑張って勉強している人は
どんどん頑張ろうとするし、
なかなか受験勉強のスイッチが入らないで
いっこうに頑張れていない人は、
いつまでたっても同じような
頑張れない状態が続いてしまう
・・・ということなのです。
だからこの
「頑張りの好循環」
に入るためにも、
とにもかくにも、
「しばらくは、一度めっちゃ頑張る」
という覚悟をもって、
思いっきりアクセルを踏んでみてください。
そうすれば、心理的に
「労力を回収したいパワー」
が働き、このインセンティブで好循環に入っていけます。
この話は
いっけん抽象的で主観的な話なのですが、
だからと言って無意味な抽象論というわけではなく、
「こんなに頑張ったんだから、
かけた労力を絶対回収したい」
という感情は、
たしかに心の中で芽生えるものであり、
間違いなく存在するものです。
ぜひ受験生活の中で
めちゃくちゃな“労力”を、
“頑張り”を、
“負荷”を、
自分にかけてみてほしいと思います。
「こんなにやってるんだから、
絶対に何がなんでも回収したい!
でないと、まったく割に合わない!!」
と感じ出したら、もう半分あなたの勝ち。
その感情が強くなればなるほど
あなたは合格に近づいて行きますから。
それではまた。
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