- 2017-6-27
- おすすめ記事, 効率的なノートの取り方, 効率的な勉強法~中上級編~, 受験を突破する記憶術, 受験生の中間・期末テスト対策, 夏休み・冬休み・春休みの勉強法
こんにちは、中西です。
受験勉強を効率化してくれるアイテムの
1つに、「単語カード」があります。
リングでつながっている、小さい紙の
カードの束ですね。100枚前後で一束に
なっていることが多いです。
で、この「単語カード」ですが、一番よく
使われるパターンは、その名の通り表に
英単語を書いて、裏に日本語訳を書く
やり方だと思います。
少し応用させると、古文単語や歴史の年号
などでも同じ要領で使えます。
ただ、こういう「単語」や「年号」といっ
た、ごく短い用語の確認だけにこの単語カ
ードを使うのは、個人的にはかなりもった
いないと思うのです。
名前がもう「単語カード」となっているの
で誤解を受けやすいのだと思いますが、
このカードにもサイズはいろいろバリエー
ションはあって、単語1つでちょうどくら
いの小さいタイプから、
英文が1つ書けるくらいの中くらいのサイズ、
さらにその一回りか二回りくらい大きい
サイズの単語カードもあります。
リング付きの単語カードで大きいタイプの
ものであれば、かなりまとまった内容のメ
モを書き込めます。これを使わない手はな
いと思うわけです。
「単語」「年号」「公式」
などの短いものだけに、単語カードを使う
のはもったいないです。
なぜなら、単語カードはノートでは得られ
ないメリットが複数あり、そのメリットは
受験勉強を進めていく上で、
“決定的に結果を左右するファクター(要素)”
になると考えられるから。
このあたりの詳細については、以前別記事
で書いたのでそちらを参考にしてみてください。
数日前に、暗記における最重要ポイントは、
「覚えたことが確定するまで、
絶対に覚えたとはみなさない」
というマインドセットだと言いましたが、
ではどうやって「覚えたことが確定した」
とみなすかといえば、最終的に
「瞬時にそらで回答できる」
ようになったとき、です。
▼参考記事:「覚えた!」とみなす基準が勝負を決める
その確認をもっとも効率的にできるのが、
カードだと言えます。
たしかにノートというのは、一冊にその
科目(分野)の情報がまとまっていて便利
そうに思えますが、最終的にどうなってい
くかというと、
「覚えたこと」と「まだ覚えていないこと」
が混在した状態にならざるをえない
のです。
これは物理的にそうならざるをえないとい
う、いわば「ノート学習の宿命」(つД<)・゚。
みたいなものですね。
一般的によくあるB5サイズの30枚のノート
なら、たとえば最終的に、
2ページめと、7ページめと、
14ページめと、19ページめと、
23ページめと、29ページめに、
「まだ覚えていないこと」が残っている
ような状態になります(°□°;)
「まだ覚えていない部分」がどのページに
あるかをわかるようにするために、赤ペン
で×チェックをつけたり、
付せんをつけたり、ノートの端を折るなど
のやり方があるかもしれませんが、こうい
うやり方は時間の経過とともに見分けが大
変になっていきがちなのです。
これがカードであれば、手元にある数枚の
「まだ覚えていないこと」だけを
復習すればいいので、
物理的にもシンプルですし、心理的にも
「あとはこの数枚だけ覚えればいい!」
と、やる気も出やすいです。
以上の観点から、前に単語カードのさらに
一回り大きいサイズの
「情報カード」
に板書すればいいんじゃないか?という話
を書いたら、けっこうな数の読者さんから
賛同の意見をいただいたことがありました。
▼必見!授業はやっぱり「情報カード」に直接書くと凄いことになる(実例付き)
ようは授業の板書をノートにではなく、
カードに直接書いてしまうことで、その後
の復習効率が劇的にアップするということです。
上の記事でも紹介しましたが、実際にその
やり方を推奨されている塾長さんがいて、
その生徒さんが著しい結果を出しているなど、
このやり方でかなりの結果を出している
ところがあるようです。
理屈で考えれば、その成果は当然だと思い
ます。私の仮説は当たっていたわけでござ
います(‘∀’●)イエーイ
というわけで、現在授業などでたくさん
ノートを持っている人も少なくないと思いますが、
「このノートはカードに出来ないか?」
と一度チェックしてみることをおすすめします。
たしかに数十枚の紙がまとまったノートで
ないとダメな場合もあるかと思いますが、
冷静によく考えてみれば、カードに書いて
も問題ない場合も少なくありませんので、
復習効率を一気に高めるためにもよかった
ら一度「カード化」できないか検討してみ
てください。
それではまた。