- 2016-10-31
- おすすめ記事, 効率的なノートの取り方, 効率的な勉強法~中上級編~, 受験を突破する記憶術
こんにちは、中西です。
ちょっと前に、私の提案のような形で、
「授業の板書のノートの代わりに
『単語カード』を使うといいんじゃないか?」
という話をしました。
授業の板書をノートに書いていくのではな
く、「単語カード」か、もしくはもう少し
大きいサイズの「情報カード」を用意して、
【 授業を受けながら、そのカードに
“直接”書いていく 】
という方法です。
常識的には、授業の板書は冊子タイプにな
っている「ノートに書き込んでいく」のが
一般的です。
少数派でルーズリーフのパターンもありま
すが、ルーズリーフもサイズはノートと同
じB5サイズが大半ですし、紙質もやはりノ
ートと同じなので、単語カードのような固
さはありません。
そうではなくて、「単語カード」や「情報
カード」に直接授業の内容を書き込んでい
けば、以下のようなメリットがありました。
1,小項目ごとにまとめられるので(勉強で一番大事な)復習がしやすい
2,「覚えたもの」はどんどん取り除いていける。
3,結果、手元には常に「まだ覚えていないもの」だけ残る
4,ノートの数分の1のサイズになるので、いつでもどこでも
さっと取り出して勉強(復習)がしやすくなる
(場所を選ばず、狭い場所でも隙間時間でも復習できる)
5,2~4の結果、復習の「時間効率」が大幅にアップする
6,2・3の特長により、記憶があいまいなものが無くなり
「確実に暗記できる」ようになる
7,(これは個人差があるかもしれませんが)単純にカードの方が
やっていて楽しい。※一問一答のクイズをやっているような感覚になるためか。
・・・といった感じです。
ちなみにデメリットとして考えられるのは、
1,冊子としてのまとまりがないため、大きな「流れ」を覚える科目・分野の場合
(もしくはノート数ページ分ほどの「流れ」を覚えたい場合)、流れを把握しにくく
なるリスクがある
※ただし、その場合もカードの複数枚をセットにして扱うことで
カードでも「流れ」を把握することができる場合もありそうですし、
あるいは「流れ」の暗記は教科書や参考書に任せて、板書はカードにする、
というやり方で対処できることもあると思います。
2,暗記系の科目・分野以外は難しい
・・・思いつくのはこのあたりで、
トータルでみると、デメリットより
圧倒的にメリットが上回っているよ
うに私は感じていました。
私自身は自分の体験として授業の内容を直
に単語カード(情報カード)に書き込んで
いく、なんてやり方をしたことはありませ
んでしたが、
論理的に考えていくと、どう考えてもカー
ドの方が効率的・合理的であるように思え
たのです。
そこで、少し前に、このアイデアについて
どう思うか、すでに実践されている人など
はいないか、といった感想・ご意見を募集
したところ、たくさんの感想・ご意見をい
ただきました。皆さまありがとうございました<(_ _)>
皆さんの意見をざっくりまとめると、否定
的な方は少数、肯定的なご意見・ご感想の
方が圧倒的に多かったです。
みなさんのご意見はまたまとめてご紹介で
きたらと思っていますが、
今回は最後に、 私自身が個人的に一番参考
になったご意見 を紹介して終わりにしたい
と思います。
どんな意見だったかポイントだけ言うと、
このやり方をすでに実際に自分の生徒さん
にやらせている塾長さんがおられて、
その先生の生徒さんたちだけが、
すごく成績が良いヽ(´▽`)/
・・・というお話でした。
かなり使える話なのではないかと思うので
よかったらこの方のお話と、
その下にもついでに数人のご感想も掲載して
おきますので、あわせて参考にしてみてくださいませ。
——————————————-
単語帳を授業ノート代わりに使う、という方法、
私の通っている塾の塾長がいつもお勧めしている方法です。
実際、3ヶ月に一回ある塾内テストでの上位のメンバーは、
ほとんどその先生の授業を受けていて、
その方法を実践している生徒であるぐらい、皆成績が良いです。
実際に私はそれを実践しているのですが、
授業用ノートと教科書を広げて復習をする方法は
机の上でしかできませんでしたが、
単語帳であると、スキマ時間をも活用でき何度も
繰り返し覚えることができています。
授業内容を授業用ノートではなく単語帳に
板書するという方法は、本当にオススメできる勉強法です。
高校3年生 Nさん
——————————————-
他の方からいただいたご感想も
何人か掲載しておきます。
——————————————-
素晴らしい方法だと思います。
僕は今まで同じような(定着していないものだけをうまくまとめて側に置いておくにはどうしたらよいか、という)悩みを抱えておりました。
まさに目から鱗です!今すぐ実践したいと思います。いつもありがとうございます
高校2年生 U君
——————————————-
メルマガの「いきなり単語カードに書く」方法、めちゃくちゃ良いと思います!
というのも、最近難関資格を突破した方に勉強法を伺ったところ、
「授業の復習の際に、ノートに習った用語→用語の説明を書いて、
空き時間に見直していた」
とのことでした(簡易の単語帳です)。
私もこれをやろう!と思った矢先のメルマガ記事でした。
やはり復習の回数が大事ですが、苦手な部分をより
多く回数を重ねるためにはこんな方法もあるなと思った次第です。
資格試験受験生 Iさん
——————————————-
いつもお世話になっております。
単語カードの記事、読みました。
私のノートも、必要な情報とそうでないものがごちゃごちゃしていて分かりにくかったため、見返すのがとても嫌でした。
しかし単語カードに書けば、重要なものと要らないものを簡単に分けられますね。何と画期的な方法……素晴らしいです!
ただ私は貧乏性なので、1枚に情報1つというのはつい贅沢な気がしてしまいます。それを守れるかが難点ですね。
何はともあれ、試してみたいと思います。ありがとうございました。
高校2年生 Sさん
——————————————-
<関連記事>