- 2016-7-25
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こんにちは、中西です。
前回は「英単語帳」の話が出たので、
今回はその流れでもう一つ。
英単語を覚えるときに、有効な暗記法の
一つが「カードを作って覚える」方法です。
100枚前後の紙の単語カードの表に
英単語を書き、裏に日本語で意味を書く。
復習するときは、表の英単語を見て
“瞬時に”裏の日本語の意味が浮かぶまで
繰り返す。
“瞬時に”浮かぶようになった単語は、
リングから外していく。
非常にシンプルですが、この単語カード
による暗記は「本当に覚えたかどうか」が
はっきりわかるので、記憶の曖昧さを
残さないチェックとして有効です。
よく「私は単語は『書いて覚える』タイプ
なんです」と言う人がいるのですが、
チラシの裏などに同じ単語を10回も20回
も書きまくるくらいなら、そのうち1回分
だけ時間を使って単語カードを作成した方が、
トータルでは早く確実に覚えられることが
少なくありません。
「単語カードの作成はすごく手間がかかる」
といったイメージがありますが、意外に
手間も時間もそんなにかかりませんからね。
気になる人は、一度「単語カードの表に
英単語・裏に意味を書く」という作業に
かかる時間を計ってみるといいです。
たいして時間なんてかからないことに
すぐ気づくと思います。
たしかに「書いて覚える」方法も効果は
ありますが、労力と時間がかかるわりに、
「本当に覚えたかどうか」のチェックが
それ自体ではできないので、効率が
そこまで良いとは言えないわけです。
同じ単語を10回書く労力と時間があるなら、
単語カードをさくっと1枚作った方が簡単です。
そもそも「単語カードを作る」という作業
を通して、「書く」こともできていますしね。
あるいはこれまで10回書いて覚えていたなら、
8回は書いて覚えて、残り2回分を単語カード
作成の時間に回す、
といった併用パターンでもいいでしょう。
いずれにしろ、「書いて覚える」だけに
比べたら、単語カードを作成することで
「本当に覚えたかどうか」のチェックも
できて暗記の確実性も高く、
さらにそのカードはあとまで残るので、
後日いつでも何度でも再チェックが
できる保存性もあるわけです。
英単語に限らず「書きまくって覚える方法」
は確かに効果はありますが、その労力と
時間の一部を「単語カード作成」に回すことで、
さらに暗記効率を高められることが少なく
ありません。
何か暗記をするときは「カードにした方が
効率的ではないか」と、一度考えてみる
ようにしてみてください。
それではまた。