- 2016-1-11
- おすすめ記事, センター試験対策, 勉強のモチベーションアップ, 勉強の集中力をアップさせるテクニック, 受験を突破するマインドセット, 潜在意識・自己暗示の活用, 直前期の勉強法
こんにちは、中西です。
ここ1ヶ月ほどセンター試験を題材に
「直前期の勉強法・集中法」系のネタを
お届けしてきました。
そして昨日からは、
ネタのベクトルを内面に向けて、
この時期に持っておくといい
マインド系のお話をしています。
ちなみに昨日の話はこちら。
今回は、今あなたがおかれている
「直前期の本気モードの日々」が
“思い出”に変わるという
一つの側面について考えてみます。
・・・とまあこんな
「思い出」なんていうと、
こんな時に何をぬるいことを
言っているんだと思われるかもしれません。
高3のときの私なら間違いなく
「は?思い出?思い出に残るとか
残らないではなく、
受験に合格できるかどうかが一番大事だろ」
と言っていたでしょうが、
それはもう当たり前の話であり、
だからこそこれまで1ヶ月にもわたって
何度もその対策のための具体的な
テクニックをお届けしてきたわけです。
なので合格するために
本気モードになって、
頭を使ってやることを考え、
真剣に勉強するのは大前提。
その前提を、少し視点を変えて
「未来の自分から見た視点」で考えると、
この直前期にめっちゃ真剣に
本気で頑張った経験は、
将来的に“思い出”として記憶に
残っていくというお話。
この直前期の経験が“思い出”として
記憶に残っていくことは、単に
どこかのアミューズメントパーク
かなんかに遊びに行って
鬼楽しかった思い出ヾ(´▽`)ノ
とは、まったく違う意味合いを持って
脳内でその意味が紐(ひも)付け
されて残っていくのです。
その、他の思い出とはまったく違う
“意味”というのが、
前回お伝えした、
自分が自分のことをどう認識するか
という自己認識
(自己イメージ、セルフイメージ)
のことです。
前回、自己イメージは受験後
生きていく上で極めて重要な要素であり、
かつその自己イメージは
「過去の経験(実績)」が一つの大きな
構成要因となって形成されていく、
という話をしました。
この「過去の経験(実績)」
というのは、ひらたくいえば、
つまりは“思い出”です。
思い出なのですが、
今後の自己イメージに大きく影響を与える分、
他の思い出とはまったくタイプも
重要度も違う、
特別な意味をもつ“思い出”
だということ。
「思い出づくり」は
ふつう楽しいものですが、
受験直前期の勉強の“思い出”なんて、
とても辛そうです。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。
が、よく覚えておいてほしいのは、
【 「自分の成長につながった経験」
であれば、
そのとき辛かったとしても
時間の経過とともに
「いい思い出」に変わる 】
という“思い出の法則”が
存在することです。
「辛い経験」にも2種類あって、
本当にただ辛いだけの経験と、
自分の成長につながる辛い経験
があります。
前者はたとえば身内の不幸とか
壮絶ないじめ経験などですが、
それが「いい思い出」に変わるのは
稀(まれ)です。
しかし後者であれば、
時間の経過とともに「いい思い出」に
変わることが非常に多いのです。
なぜなら、人間の脳は時間の経過とともに
当時の「辛さ」を忘れさせてくれ、
「事実」だけが残るから。
身内の不幸や壮絶ないじめ経験は、
時間がたって当時の辛さが緩和されても、
残った「事実」が
マイナスの出来事なので
“いい思い出”にはなりません。
いっぽう、
「自分の成長につながった辛い経験」は、
時間の経過とともに当時の「辛さ」は
都合良く忘れ、
「成長した」という「事実」だけが
残るのです。
結果、それは“いい思い出”として
生涯記憶に残っていくことになります。
なので、直前期(とくに残り1週間くらいの
ラストスパート期)に入ったときに
「よーし!生涯記憶に残るような
“最高の思い出”を作ってやろう!」
と考えて、
勉強のモチベーション・集中力を
高めていくのは、単なる精神論ではなく、
脳の仕組に則った
合理的なマインドセット
だと言えるのです。
というわけで、センター試験を受ける
受験生は本番まで残りわずかですが、
ここはぜひ本気モード全開になって
あなたの人生において決定的に重要な意味をもつ
“最高の思い出づくり”
に挑戦してみてほしいと思います。
表面的な勉強の生産性云々だけでなく
そういうマインドでラストスパートをかければ
結果もついて来ますからね。
それではまた。