- 2017-8-4
- おすすめ記事, 効率的な時間管理術, 勉強の習慣化, 受験を突破する生活習慣術, 夏休み・冬休み・春休みの勉強法
こんにちは、中西です。
ここ数日、自由度の高い長期休暇における
「規則正しい生活」について考察しています。
ここまでのポイントだけまとめると、
1,「規則正しい生活」は多少の「要領の悪さ」を凌駕する
2,「規則正しい生活」は「意志力の消耗」が少ない。
(→結果、集中力も高まりやすく、トータルの勉強量も増える)
3,「規則正しい生活」を維持するには「切り上げ力」が重要
・・・という話でした。
(詳細については各回をご覧くださいませ)
今回も続き。
「規則正しい生活」には、大きく分けると
「朝型」と「夜型」があります。
これは個々人の体質や環境によっても違う
ため、一概にどちらが良くてどちらが悪い
と言うのは難しいですが、
こと夏休みなどの自由度が高い長期休暇中
においては、可能な限り「朝型」にシフト
して勉強するのがおすすめです。
朝型のメリットをくまなく説明するとなる
と、おそらく本一冊分どころではない大変
な分量になるため、とても一回で説明する
のは難しいのですが、
世の中に「朝型のすすめ」的な書籍は無数
に出ているのに、「夜型のすすめ」のよう
な書籍は皆無に等しい点だけ考えても、
どちらがいいかは容易に想像がつくかと思います。
ただ、夏休みということに関して言うなら、
言うまでも無く夏場の朝は非常に起きやす
いわけです。
逆に、夜は暑くてダラダラしやすいですし、
日中に汗も大量にかいていて疲れているこ
とが多いです。
単純に朝の1時間と夜の1時間を比較してみ
るとわかりやすいですが、同じ1時間でも
朝と夜では、密度が全然違うことが非常に
多いわけです。
学校の授業・塾・部活をやっている通常時
期であれば、たしかに夜しか時間がとれな
い場合もあるでしょうが、自由度の高い夏
休みにおいてはそこはかなり調整が効きます。
夏期講習もいつものように夜遅い時間では
なく日中に行われることが多いです。
こういう時期は、よほど体質的に朝がムリ
でない限り、極力夜よりも朝の時間を多く
とるほうが生産性が高まりやすいのです。
さらに朝型には生産性以外に
「精神的なメリット」
もあり、気持ちが非常に前向きになる傾向
があります。うつの患者さんに早起きを推
奨しているお医者さんもおられるくらいです。
ちなみに数日前ですが、オンライン自習室
のメンバーの受験生から、こんなメールを
いただきました。
——————————–
オンライン自習室のおかげで、朝から集中
して課題に取り組むことが出来、無事に
試験を終えることが出来ました。
本当にありがとうございます。
また、朝型の生活に切り替えたことで、
精神的にも安定して過ごすことが出来ました。
試験が終わって実家に帰り、十分休息は
取れたので、明日からまた、今期の復習
のために、利用させていただくつもりです。
(今日の夜に実家から一人暮らしの家に戻ります)
今回パソコンを持ち帰っていないので、
自習室の様子が分からないのですが、
皆さん変わらず取り組まれているんだろう
なと思うと、今から身が引き締まります。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
Tさん
——————————–
・・・という話だったのですが、ポイントは、
「朝型の生活に切り替えたことで、
精神的にも安定して過ごすことが出来ました」
のところ。
この「精神が安定する」という感覚は、
朝型生活を実践している人なら
誰もが感じることではないでしょうか。
オンライン自習室はAM5:00から利用できる
のですが、5:00ジャストに何人もの受験生
が一斉に利用をスタートしています。
その後も多くの受験生が入室しますが、
朝5時台からさっそく利用している人も
たくさんいるということです。
そんな感じで毎日朝の早い時間帯からスタ
ートしている人は、切り上げの時刻も比較
的早いですが、発言内容も爽やかで前向き
なことが多く、とても充実した毎日を送っ
ているように見え、管理人としても
とても嬉しくなるのです(ノД`)
朝型の良さは私もよくわかるのですが、
夜遅くまで起きて、朝が遅い生活をしてい
ると、パフォーマンスが低下するのはもちろん、
精神的にも不安定になり、イライラしやす
くなります。
朝という1日の最初に、自分との勝負に勝
利して、朝から時間を有効に使い切った
1日は、本当に爽快で充実した気持ちになりますヽ(´▽`)/。
その充実感が、さらに翌日の朝型生活への
モチベーションにつながり、好循環に入れ
るようになるわけです。
「規則正しい生活が大事」と理屈でわかっ
ても、そこにどこかしら“快感”が無いと、
継続するのは難しいわけですが、
朝型にして1日の最初から密度の濃い時間
をすごすことができると、本当にその後の
1日がトータルで良くなっていきやすいです。
ちょっと前にお話した「80:20の法則」は
ここにも当てはまっていて、単純計算では
「朝の時間」が1日に占める総量は短くても、
全体への影響力はとても大きい時間帯だと
いうことですね。
その影響力が大きい時間帯に自分に勝利し
て1日を充実させることで、「規則正しい
生活」を送る“快感”を自分に植え付ける
ことができるようになるため、
そのパターン化された生活を維持すること
を楽しめるようになります。
こうなれば、毎日ダラダラ・イライラしな
がら夜遅くまでなんとなく勉強している人
とは比較にならないほど、
楽しみながらパフォーマンスの高い夏休み
を送れるようになる可能性が飛躍的に高ま
るわけです。
というわけで、「規則正しい生活」を楽し
みながら送っていくなら、少なくとも夏休
みにおいては朝型が圧倒的におすすめなので、
ピンと来た人はぜひここまでの話を参考に
「規則正しい生活」を実践してみてください。
それではまた。