- 2016-4-9
- おすすめ記事, 効率的な勉強法~基礎編~, 参考書学習テクニック
<読者さんからのご感想>
私は高2の冬まで全く勉強してませんでした。
さすがにやばいと思い、ネットで受験勉強の
方法を調べてこのメルマガを見つけました。
毎日届くメールをお風呂あがりに読むのが
習慣となりました。そして、少し勉強して、
明日も頑張ろうと思いながら夜寝ていました。
もし、このメルマガに出会ってなかったら、
受験勉強を続けることができなかったと思います。
受験勉強は辛かったですが、第一志望に合格
した今となっては、いい経験になったと思います。
辛いこともたくさんありましたが、
受験勉強頑張ってよかったです。
関西学院大学・近畿大学合格 むらぴーさん
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こんにちは、中西です。
今回は、
「不合格だった人の共通点」シリーズ
第3回目をお届けします。
<関連記事>
不合格だった人の共通点1「決断が遅い」
不合格だった人の共通点2「スタートが遅い」
過去の私も含め、不合格になった人に
多い共通点の1つに
「いろいろ手を出してしまう」
という傾向があります。
たとえば参考書や問題集は、本来は
「1分野につき1冊」
あれば十分なはずですが、同じ1つの分野
の参考書をなぜか何冊も持っていて、
それぞれをちょっとずつつまみぐい
しているような状態の人が少なくないのです。
たしかにレベル別の参考書(入門編、
基礎編、応用編など)を順を追ってやっていくなら、
レベルごとに1冊ずつ持つことは問題ありませんが、
そうではなく
「同程度のレベルの似たような参考書」
を複数持っているような状態は危険です。
当の本人的には
「いや、この2冊はちょっと違うんだ。
だから両方やりたいんだ」
みたいな理由があったりするのですが、
そもそもそうやって
「両方手を出していることがやばすぎ」
ということに気づいていません。
また参考書を複数持っているだけでなく、
塾や通信添削なども同時にやっていて、
そちらでもまた、それぞれのテキストを
持っていたりします。
英語の文法だけで3~4冊持っています、みたいな。
こういう「いろいろ手を出す」パターン
というのは、受験で失敗するパターンの典型なのです。
「いろいろ手を出す」「つまみぐいする」「両方やりたい」
・・・・いやぁ、これってなんかこう
浮気性の男の行動パターンのようです。
ようするに受験も恋愛も、浮気性では
それぞれと浅い付き合いになってしまうよねと。
ちなみに、受験において浮気性がダメな理由は、
参考書というのは
「1回くらいやっても実力が付かないから」
です。
参考書Aと参考書Bと参考書Cの3冊を
1回だけやった人より、
「3回やった参考書D」
がある人の方が確実に実力は高くなります。
たとえ参考書AとBとCのそれぞれに、
参考書Dには掲載されていない内容が
多少あったとしても、参考書Dを3回やった
人の方が勝つことが大半です。
たしかに人間心理としてはわかるのです。
いろいろな参考書が手元にあったほうが
安心しますし、1冊より3冊の方が広い範囲を
カバーしているようにも思えますし、
3つとも好きな参考書であれば、たくさん
手元にあってなんだかちょっと嬉しかったりもします。
しかし、受験において一番力がつくのは
「1冊を完璧になるまで繰り返したとき」です。
たとえその1冊が、多少参考書として内容が
いまいちな部分があったとしても
(100点満点の参考書ではなかったとしても)、
「素晴らしい参考書3冊を、1回ずつやっただけ」
よりは圧倒的に実力アップの効果が
見込めるのです。
英文法の参考書を3冊も持っていて、
塾でも通信教育でも英文法のテキストを
持っている友人がいたら、
「あいつ、いっぱい勉強しててすげー」ではなく、
「あいつ、いっぱい持っててやべー」と思うのが正解です。
受験の不安に負けている人は、つい
「いろいろ手を出す」
ことで無意識に安心しようとしてしまいがちですが
その心理的な罠にはまらないようにして下さい。
それは失敗する人の典型パターン。
それではまた。
<関連記事>
不合格だった人の共通点1「決断が遅い」
不合格だった人の共通点2「スタートが遅い」