- 2016-4-21
- おすすめ記事, 勉強のやる気アップ法, 勉強の集中力をアップさせるテクニック, 勉強を楽しむテクニック
こんにちは、中西です。
今回は、これから勉強を習慣化
して行きたい人向けの話。
といっても、すでに習慣化できている
人にとっても参考になるかと。
本題。
「勉強を習慣化する」ためのテクニック
というのはいくつかあるのですが、
本当にこれから勉強を習慣化させたい人は、
私は何よりもまず「勉強の楽しさ」を知る
ことが重要だと思っています。
楽しくないことを習慣化するのは苦痛ですからね。
で、この「勉強の楽しさ」を知る方法の中で、
おそらくもっとも簡単で手っ取り早い方法の1つが、
【 インプット学習をしたときに
勉強の「振り返り」をする 】
ことです。
意外に思われるかもしれませんが、
これで「勉強の楽しさ」を知る
ことができます。
といっても1週間の振り返りとか、
1日の振り返りといったものではなく、
ごく「短時間の振り返り」です。
案外これをやらない人が多く、
勉強の楽しさを知るきっかけを
つかめないままの人が少なくないと感じます。
たとえば勉強を始めて30分ほどたったら、
一度手を止めて、
「この30分で自分は何を学んだか」
を振り返ってみてください。すると
「たった30分前の自分が全く知らなかったことを、
今の自分はもうこんなに知っているヾ(´▽`)ノ」
という感慨を持つことができます。
この“感慨”がポイントです。
“わずか30分前の自分と今の自分の知識量
の違い”を実感できるというのは、自分が
確実に成長できている何よりの証拠ですから、
それが楽しさにつながるのです。
これは別の言い方をすると、勉強の
「積み上げ」を意識した見方になります。
ところが、まだ全く勉強の習慣化ができて
もいない段階で、いきなり意気込んで
本格的な勉強計画や目標を作り込んで
しまう人が多いです。
その場合、勉強をしても
「計画通りに行かなかった点」や
「目標にまだ届いていない点」にばかり
意識が向いてしまいやすくなります。
「やったこと」より「できなかったこと」
に目が行ってしまうのです。
すると、当然心理的に苦しくなり、勉強が
「嫌々やらなければいけないこと」
となって、自分の中で義務化していきます。
これは上記の「積み上げ」を意識する
思考とは反対の、目標とのギャップに
意識を向ける「逆算思考」と呼ばれるものですが、
まだ習慣化する前にそれをやってしまって、
「勉強の楽しさ」よりも「勉強の苦しさ」
を先に知ってしまうとかなり危険です。
そうならないためには、まずは短時間単位
でもいいので、自分がわずか数十分ほどの
時間で一体どれくらいのことを学べたのか、
どれくらい新しい知識をこの短時間で
知ったのかに思いを巡らせてみてください。
授業が終わるたびに、授業中に書いた
ノートを見返して同じような感慨にひたる
形でもOK。
「このたった50分の授業で、自分は
こんなにもいろいろ知った!」
「ほんの50分前の自分と今の自分は、
すでにこんなに知識量が違うぜ!」
という“感慨”を頻繁に味わうように
していってください。これが
「勉強=楽しい」というイメージ
につながっていきます。
余談ですが、私は空いた時間に20分ぐらい
の読書をすることも多いのですが、それが
楽しくて仕方がないのは、
その20分が終わるたびに、線を引いた
ところをざっと見返して、
「たった20分前の自分が全く知らなかった
ことを、今の俺はこんなに知っているぜ!」
と感慨に浸っているからです。
つまりこの方法は「習慣化した後」にも
有効だということ。
これから勉強を習慣化していきたい人は、
まず一番大事な“勉強の楽しさ”を知るために、
この「短時間の振り返り」を頻繁にやって
みるのがおススメです。
「反省するための真面目な振り返り」ではなく、
「楽しさを知るためだけの振り返り」を
とくに最初のうちはやってみてください。
それではまた。