- 2015-12-6
- おすすめ記事, 効率的な時間管理術, 受験を突破する記憶術
こんにちは、中西です。
試験までの残り時間が少なくなってくるにつれて、「時間の重み」はどんどん高まっていきます。
まして直前期となる1ヶ月前くらいからは、「1時間」どころか「1分」もムダにできないくらいに思った方がいいでしょう。
以前、OCPで炎のように熱い女子メンバーがいて、その子がよく「1分あれば1単語覚えられる!」と言ってました。こういう感覚がとても大事です。
このときに重要になるのは、極力勉強に集中して単位時間あたりの生産性を高めることと、「隙間時間」を徹底的に活用することになります。
かなり強く意識しないと、あっというまに隙間時間は流れ去る
隙間時間というのは探せばいくらでもあるものですが、相当強く意識していないと、そういう時間はあっというまにすぐ流れていきます。
ダイエットでも、ふだん自分が1日でどれくらいものを食べているかを正確に記録していくと、自分で思っていた以上にたくさん食べていたことが判明したりします。
あるいは家計簿をつけてみたら、自分で思っていた以上に余計なことにお金を使っていたとか、食費がすごい金額になっていたことが判明することもあります。
つまり人間の記憶というのはけっこうあいまいで、記録をとってみて初めて正確に現状を把握できることが多いのです。
隙間時間もそれと同じで、ふだんからとくに記録もとることなく、あらためて隙間時間がどれくらいあるかを意識することもない人は、実は大量の隙間時間を毎日ムダにすごしている可能性が否定できません。
“宝探し”のように1日の隙間時間を探してみよう
なので、一度じっくり紙とペンを用意して「隙間時間の洗い出し」をしてみることをおすすめします。
自分の1日の中で、トータル何分くらいの隙間時間があるのかを正確に把握してみるのです。
たとえば一般的な例でいえば、トイレの時間、食事中、食事前後の数分、電車の待ち時間、電車の中、風呂を入れてる待ち時間、風呂上がりの数分、歯磨き中、寝る前の数分などなど。探せばいくらでも見つかるはずです。
上記は一例ですが、生活習慣は人によって違いますので、あなたの1日の中でどれくらいあるか確認してみましょう。
今まで強く意識していなかった人は、相当な隙間時間を使い切れていなかったことに気づくはず。
隙間時間が来てから「今から何をやろうか?」と考えたら負け
ちなみに私が受験生のときの直前期は、
暗記したい項目を紙に書いて、トイレのドアの内側と左右の壁に貼り付け(つまり大をしながら見る)、
トイレの奥の窓にも貼り付け(小をしながら眺める)、
洗面所の鏡のすぐ横(歯磨きしながら眺める)にも紙を貼って、その時間を使い切ってました。
これ、やってみたらわかりますが、ほんとーにバカにできないです。用を足したり、歯を磨きながら、どんどん覚えて行けますから。
隙間時間を活用するコツは、「隙間時間が来る前に、何をやるかを考えておくこと」ですね。隙間時間がきてから、「さあ、何をしようかな」なんて考えてたら負け。
時間が来た瞬間にさっと暗記するには、あらかじめルール(何をいつやるか)を決めておくのがポイントです。
隙間時間の使い方の3パターン
私の考えでは、隙間時間の使い方のパターンとしては、
1、隙間時間を「1つのこと」で統一するパターン
2、「隙間時間ごと」にやることを決めるパターン
3、隙間時間を「2~3種類」にわけるパターン
があります。1の「1つのこと」というのは、「隙間時間はすべて英単語をする!」というような1種類だけをやるパターン。
2は「トイレでは英単語、電車の待ち時間は日本史の年号、寝る前の5分は古典の文法」みたいな細かい分け方です。
3はやや高度ですが、時間帯ごとに「午前中の隙間時間は英単語、午後の隙間時間は日本史の年号、夜の隙間時間は古典文法」という形で時間帯ごとにわける、
あるいは、場所ごとに「外にいるときの隙間時間は英単語、家にいるときの隙間時間は日本史の年号」といった形でわけるといった、「時間や空間ごとに隙間時間を分けて考える」パターンです。
別にどのパターンでもよくて、あなたの状況・好みに合ったパターンを採用すればいいですが、2・3については、慣れる前は紙や手帳にルールをしっかり書いておきましょう(忘れるから)。
隙間時間を「1種類の暗記」に統一するメリット
なお1番シンプルなのは当然1で、「隙間時間は英熟語だけやる!」などと1つのことだけ決めるパターンです。このパターンはやるバリエーションは少ないですが、その分隙間時間でどんどんその1つの学習が進みます。
とくに大事な分野で&単純暗記もので&まだ全部覚え切れていなくて&その分野が足を引っ張っている自覚がある・・・という場合は、1の「隙間時間を1つのことで統一する」のはおすすめです。隙間時間だけで一気に進む可能性が高いので。
隙間時間にやりたいことが他にたくさんあっても、あえて1種類とかせいぜい2種類くらいの勉強しかやらないようにする。その場合、中途半端に机の上でやらずに、「英熟語は隙間時間だけで覚える!」くらいの気持ち(ルール)でやったほうが、英熟語が隙間時間でしか勉強できないことになり、緊張感も出てとてもはかどるようになります。
直前期のような本番までそれほど時間がない時は、あまり多種多様なことを隙間時間でやろうとすると、意識が分散される上に、進んでいる実感も持ちにくくなるので、隙間時間で一気に進めたい分野がある場合は、やる種類は1種類かせいぜい2~3種類の暗記に利用するのがいいでしょう。
隙間時間の勉強にも「目標」「勉強計画」を作ると、ゲーム的に楽しめる!
そしてざくっとでもいいので、その隙間時間を使って、いつ頃までに、どれだけ進めるか(終わらせるか)といった隙間時間の学習用の「目標」「勉強計画」を作っておくと、より隙間時間を集中してすごせます。こうなってくるともはやゲームに近い感じになりますヾ(´▽`)ノ
隙間時間に何をやるかはあなた次第ですが、いずれにしろ、ちょっとした空き時間でやるゲームのつもりで楽しんでやっていきましょう。まとめるとこういうこと!
「隙間時間を楽しんだものが、受験を制する」
受験のその日まで、隙間時間を楽しみ尽くしてください。
それではまた。