- 2016-2-3
- おすすめ記事, 受験を突破する食事法, 睡眠効率アップで集中力UP
こんにちは、中西です。
今日は、本文にも関連する
こんなニュースから。
▼カフェイン中毒ご用心 許容量に個人差 少量で異変も(西日本新聞)
http://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/220157
簡単にまとめると・・・
—————————————–
・カフェインの過剰摂取による
「国内初の死亡例」が出た
・カフェインには眠気や疲労感を抑える作用がある
・ただし、カフェインが許容量を超えると
集中力低下やどうき・痙攣などの症状が出る
(死亡した20代男性は、エナジードリンクを
長期間、頻繁に飲んでいた)
・体質によって、少量のカフェインでも
中毒症状を起こす人もいる
・耳鳴りや不安感、そわそわするのも症状の一つ
—————————————–
・・・ということで、ようするに
カフェイン系の飲料は注意しないと
“諸刃の剣”になるということです。
今日の本文は、
そんなカフェインに関する
意外に多い誤解について解説。
勉強の集中力・パフォーマンスにも
かなり影響を与える話になります。
本題。
私は起床報告プログラムを運営していたり、
睡眠関連の記事をよく書いているからか、
各種メンバーさんや読者さんから
睡眠系の相談を受けることがけっこうあります。
(ちなみに昨日も今日も受けました)
その中で眠気冷ましや夜の熟睡のテーマで
「カフェイン」
の話が出ることがあって、
ちょっと前にも「夜が寝づらい」という
悩みのある受験生が言ってたのが、
「“寝る前に”カフェイン系の飲み物は
飲んでないんですけどね」
という言葉でした。
ところがよくよく聞いてみると、
3時間くらい前には
紅茶を飲んでいました。
彼女のいう「寝る前」というのは
1~2時間前くらいのイメージ
だったわけです。
これ、わりとよくある誤解なのですが、
カフェインが「寝る前」に良くない
というのは世間的にも知られていて
「だいたい1~2時間くらい前には
カフェインは飲まない方がいいんだな」
と考えている人が多いのですが、
カフェインの効果というのは
思いのほか長く続くのです。
およそ5~7時間くらい
は続くことがわかっています。
よく午後の眠気防止のために
ランチやその直後くらいに
コーヒーを飲む人がいますが、
これは間違ってないです。
カフェインは効果が出始めるのも早い
からです。
ただ、その持続時間は長く、
効果が完全に消え去るまでには
(個人差・体質差・状況差はありますが)
5~7時間くらいかかります。
なので、寝る1~2時間前に
カフェインを飲んでなくても
安心はできないということですね。
24時に就寝する人なら、
17時くらいからもう
危険信号がつき始めます。
19時に飲んでいたら眠気にかなり
影響するリスクが高まっているわけです。
私もこれまで夜が寝づらかった時に、
翌日その原因を考えてみたら、
うっかり19時~20時頃に
カフェイン系の飲み物を飲んでいた
ということが多々ありました。
つまり夜の睡眠に
悪影響を与えたくないなら、
24時就寝の人なら
「17時以降のカフェイン」
は極力控えた方がいいということになります。
カフェインの持続効果は、
一般的に思われているイメージより長いので、
とくにこの時期、
夜にしっかり熟睡する必要がある
受験生は注意しておいてください。
冬のホットコーヒー・ホット紅茶・
ホットカフェオレなんて
すごくおいしいですがヾ(´▽`)ノ、
カフェインは「寝る前」ではなく
「寝る5~7時間前」が最終タイム
だと思っておくのが正しい認識になります。
それではまた。