- 2016-4-11
- おすすめ記事, 効率的な勉強法~基礎編~, 授業・予習・復習ノウハウ
<読者さんからのご感想>
メルマガを読んで、ストレス解消法と、
図書館にペンと過去問だけ持って勉強する
方法が役立ちました。
私の学校は偏差値が高くないこともあり
勉強しない人が多くいます。
私は勉強しているのですが、勉強しない人が
多くいるため、先生が毎日のように、
「こんなんだと大学には行けない」とか
「他の学校と同じスタートラインにすら立ってない」
と言います。
私は心配性なので、受験に対する不安で
毎日モヤモヤして勉強に集中できませんでした。
しかし、紙に思いっきり不安なことを書いて
丸めて捨てたら、悩んでも仕方ないから勉強しよう
と思えることができました!
あんなに悩んでたのが嘘みたいです(笑)
本当に助かりました。
これからも使っていこうと思います!
高3 鈴木結菜さん
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※鈴木さん、ご感想ありがとうございました!
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こんにちは、中西です。
「授業」
という形態のデメリットの1つは、
聞く側の生徒一人一人の実力・理解力に
関係なく(考慮されず)、
何十人に一斉に同じ内容の話が展開される点です。
当然ながら、受験生一人一人の実力は違いますし、
理解力も、勉強を進めるペースも違います。
一人一人の実力や状況が違うのに、
一斉に数十人に対して話をするわけですから、
個々の生徒からすれば少なからずその進め方
に無駄が生じてしまうのは必然なのです。
そもそもなぜそういう形になっているか
といえば、学校や塾(予備校)側からすれば、
大勢に対して一人の先生が一斉に話をする
方が効率的だから。
学校において「数十人に対して授業をする」
というスタイルがメインなのは戦後から
変わっていませんが、
とくに戦後~高度成長、バブル期、90年代
前半くらいまでの生徒が山のようにいた時代に、
学校で家庭教師のように一人一人に対して
先生が教えることは不可能だったわけです
(今でもそうですが)。
理想は家庭教師のように、一対一で先生が
一人の生徒に付きっきりで教えてくれることでしょう。
しかしそれは学校では当然ながらほぼ不可能。
もしそんなことをやったら、「各学年に」
「数百人の先生」が必要になります(゚д゚;)
つまり、今では当たり前のように定着
していますが、実のところ数十人に一斉に
教えているのは学校・塾側の都合という要素が
非常に大きいといえるわけです。
ところが少子化で年々生徒が減ってきて、
そのあたりのニーズを察知した民間の塾は、
ある時期から一斉授業ではなく「個別指導」
の塾をスタートさせて、それが流行しました。
塾業界では一斉授業に加えてこの十数年は
個別指導(実際には先生一人:生徒数人も多い)
が隆盛していたわけですが、学校は今でも
一斉授業がメインです。
それが理想の形態だからというよりも、
学校や塾・予備校側としてその方が都合が
いい・効率的だから、一人の先生が一斉授業を
している側面が大きいわけです。
あまりにもそれが当たり前になりすぎているので、
なぜそういう形態になっているのか
誰もあまり考えないかと思いますが。。
したがって生徒からすれば、全科目に
わたって多くの授業を受ければ受けるほど、
「この授業は自分とは合わない(ノд-。)」
と思える授業に当たってしまう
確率が上がっていきます。
朝から午後まで、月曜から金曜まで、
ギッシリ授業を受けていて、その
「1週間のすべての授業が
自分にとってピッタリ!」
だった経験は、小中高において一度でも
あったでしょうか。たぶん無いと思います。
1週間の授業すべてが自分にピッタリ合う確率なんて、
たぶん恐ろしいほど低い確率でしかないからです。
しかし合わない授業が1つでもあれば、
年間数十時間くらいの損失になります。
3つあれば、年間100時間を超えてしまう
損失になることもあるはずです。
つまり一斉授業を朝から午後まで1週間
ギッシリ受けるかぎり、
年間を通して三桁に上るような時間の損失
を出してしまう確率は、かなり高くなる
ということです。
でも学校や塾でそういう「授業」のリスク
について説明されることは、まずありません(当たり前)。
だから、あなた自身がまずこのことを
よく理解しておく必要があるのです。
To be continued
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