- 2016-3-24
- おすすめ記事, 効率的な勉強法~基礎編~, 受験を突破する記憶術
<読者さんからのご感想>
私は高2の秋くらいにこのメルマガを見つけました。
これを毎日読んでいくうちに、
自分の勉強への感じ方が変わって、
見方が180度変わった気がしました。
もっと早くから読んでおきたかったです。
これからもこのメルマガからいいことを学んで
絶対志望大学に合格したいです!
新高3 山本まいこさん
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こんにちは、中西です。
私の中学・高校時代にやっていた勉強の中で、
非常に印象に残っている勉強法があります。
これは独学や自学自習の勉強ではないのですが、
「先生から強制的に嫌々やらされたのに、
結果的にはあれは最善の方法だった!!」
と、後で強く思った勉強法があるのです。
それは・・・
「丸々ぜんぶ暗唱してしまう」
という勉強法です。
これを「勉強法」と呼んでいいのかさえ
怪しいほどシンプルな方法なのですが、
これが実に強力ですごい結果をもたらしました。
私は中1になってすぐ、実家の近くにあった
個人塾に通わされたのですが、
その塾でやらされたのが
「英語の教科書の丸暗記」
でした。
この塾は山のふもとにある
田舎の小さな個人塾で、
1クラスも10人弱くらいの
小規模塾だったのですが、
塾長が実に優秀な人だったのです。(たしか東大卒)
その塾では、
「学校の英語の教科書」の文章すべて
を、章ごとに完璧に暗唱できるまで
覚えてくることが、毎回の宿題になっていました。
そして毎回授業の最後に、指定された
数ページ分の教科書の英文すべてを、
一人一人が教科書を見ないで
発表(暗唱)しないといけなかったのです。
しかも
「全部暗唱できるまで家に帰れない」
という鬼のシステムでしたので(゚口゚;
嫌でも暗唱せざるを得ませんでした。
ところが初めての学校の中間テストで
塾の仲間はみんな驚くことになります。
学校の中間テストで出題されている
その問題の答えが、自分の脳内から
スラスラと出てくるのですヾ(´▽`)ノ
中間テストを受けながら、
「なんて簡単な問題なんだー!」
と思わざるをえませんでした。
だって教科書の英語の文章が全部完璧に
頭の中に入っているわけですから、
必然的にそこから出題される問題は、
全部あっさり解けてしまうのです。
結果、その塾に通っていた友人たちは、
英語の成績は、みんなクラスで
トップレベルに入ったのでした。
その後の定期テストも、英語はそんな調子で
中1時代の英語の成績に関しては絶好調でした。
2学期には学年(280人くらい)で3位になってたほど。
絶好調だった理由は、本当にただ一つで、
特別な勉強法とか、いい参考書とか
いい問題集をやっていたとか、
すごい先生に習っていたとか一切関係なく、
ただただ、英語の教科書の文章を
そのまま丸暗記させられていただけなのです。
ところが中2になるときにその塾をやめて
新しく駅前に出来た大手の有名塾に
通うことになったのですが、
その大手の塾では教科書の暗唱なんてやらずに
専用のテキストで授業を受けて、
その問題を解いていく形式でした。
新しい塾だったので校舎は綺麗、
先生もなんだかみんなおしゃれ、
テキストのデザインもかっこいいし、
駅前だからいろんな中学校から
すごい数の生徒が集まってにぎやか。
しかし私の中では、
あのわずか10名にも満たない
山のふもとの小さな塾でやっていた
「英語の教科書の丸暗記」
に勝るほど効果のある勉強法は
ありませんでした。
それくらいに「英語の文章の丸暗記」というのは、
実にシンプルなやり方ですが、
何よりも強力に効果があったのです。
“強制的丸暗記”の思い出シリーズ、
史上最悪のインテリヤ○ザ教師(京大卒)
に出会う、怒濤の「高校編」につづく。
To be continued
<追記>