こんにちは、中西です。
センター試験などのマーク式の試験では、
「次の中から正しいものを選べ」
系の問題がよく出題されます。
このタイプの問題を解くときは、
圧倒的に「消去法」が有効です。
これはもう、
いろはの“い”レベルの話ですが、
あらためて確認しておきましょう。
そもそもなぜこの場合に「消去法」が
有効なのかといえば、
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【 「この選択肢は正しい」と
確定させるのは難しいが、
間違っている部分を見つけて、
「その選択肢が間違っている」
ことを確定させるのは比較的容易 】
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だからです。
この「正しいものを選べ」系の
問題というのは、
当然ながら正しそうな選択肢・
紛らわしい選択肢が
いくつも並ぶわけですが、
そんな中で
「この選択肢は正しいのかどうか」
と延々どれだけ考え続けても、
「間違いない!これが正しい!」
と言い切れる(確定させる)のは
非常に難しいと。
たしかに自分の中で
「これが正しいはず!」と思うことは
いくらでもあるわけですが、
あくまですべての選択肢の中で
“最も正しいもの”(←こういう問い方を
する問題にはとくに注意)
を選ぶ必要があるわけですから、
その選択肢だけを見て
「これが正しい。だから正解」
と断言するのは非常に難しいわけですね。
とくに暗記系の問題で、
選択肢の中にこれまであまり
見たことがない
“マニアックな用語”
が入っている場合などは、
その選択肢だけを見て
「正しい」かどうかを確定させるのは
ほとんど無理です。
こういった点を
総合的に考えていくと、
このタイプの問題は言われたとおりに
「正しいものを選ぶ」のでなく、
「『間違っているもの』を確定させて、
残ったものが正しい」
と考える「消去法」のほうが
やはり一番確実性が高く、
時間的にもスピーディに対処できる
わけですね。
ちなみに、私はこのタイプの
問題が出たら、
選択肢の文章の中で
「間違っている部分」だと判断した
箇所にサッと線を付けて
チェックを入れていました。
その方が自信を持って正解を
絞り込んでいけますし、
あとで見直しするときもそこだけ
見ればいいからです。
裁判でも無罪である(=正しい)ことを
証明することは難しいので、
有罪(=間違っている)というなら
それを立証する証拠を見つけ出す
必要がありますが、
それとちょっと似てますね。
確定させやすいのは、
「正解であること」より
「間違ってる部分」ということです。
この原則を覚えておけば、
「最も正しいものを選べ」系の問題は
クリアしやすいです。
それではまた。