- 2015-8-29
- おすすめ記事, 効率的な勉強法~中上級編~, 参考書学習テクニック, 受験を突破する記憶術
こんにちは、中西です。
勉強の暗記効率を高める方法は
たくさんありますが、
中でも覚えたいことを
【 自分自身で解説する 】
ことは記憶に定着させる上で
非常に有効です。
このあたりについては
以下の記事などに詳しく書きました。
【 目の前に誰かがいることを想定して、
その人に向かって説明するフリ 】
をするわけですね。
その瞬間を誰かに見られたときだけ
かなり恥ずかしいですが(ノ∀`*)ノ
誰かに物事を説明するというのは、
その物事を本当にしっかり理解していないと
説明に詰まってしまうものです。
この「説明する」という行為の
性質を利用して、
自分の記憶の定着を促す勉強法ですね。
まあ声を出せない
自習室や図書館であれば、
心の中で説明をしてもいいのですが、
声に出した方がより記憶への
定着率が高まります。
で、ここからが今回の本題ですが、
この「エア授業」を単に一過性の学習で
終わらせるのではなく、
【 スマホやICレコーダーなどで録音する 】
という方法があります。
エア授業を録音しておけば、
それを隙間時間などに
何度も繰り返し聞けるので、
さらに記憶が
「絶対に忘れない」
レベルまで確実に
定着するのでお勧めです。
また録音した音声は
ファイルに変換されますので、
バッチリ記憶できて
もう不要になった音声は
単語カードのごとく削除したり、
SDカードやパソコンに
移動させることも可能です。
ICレコーダーを利用するメリットは、
1、録音するための解説で記憶に残る
2、あとから音声で繰り返し聞ける
の2点ですね。
録音するための解説で一度記憶に入り、
その音声をあらためて聞くことで、
二度記憶への定着が行われるわけです。
しかもよくわからない他人の解説ではなく、
理解した上での自分自身の解説ですので、
頭に入りやすくなるのです(私の実感)
同じエア授業をするのであれば
録音して残しておいたほうが得策ですね。
私はスマホの録音機能は
ほとんど使わないのですが、
ICレコーダーはそもそも
録音して聞く専用の機器ですので、
エア授業用として
非常に使いやすいと感じます。
当然、リピート機能で
同じ音声を繰り返し聞くこともできますし、
ほとんどのICレコーダーはスマホより
ずっと小さいので全然かさばりません。
胸ポケットにも入ります。
私は4つほど持っているのですが、
どれも単4の小さい電池1~2本で
20時間くらい動きますし、
エネループという有名な充電池を使えば、
毎回電池を買う必要もないので
手間もかからずヽ(´▽`)ノ
もちろんすべての勉強内容を
録音するのではなく、
【 とくに覚えにくいと感じる内容 】
などに絞って録音していくわけですね。
単語カードで覚えてもいいのですが、
ICレコーダーの場合はあとで耳に
イヤホンをさしておくだけで復習できるので、
超満員電車や歩行中・食事中・歯磨き中
などでも聞くことができます。
つまり、音声による録音・復習という
記憶効率の面だけでなく、
「隙間時間を徹底利用できる」
という意味でも、
単語カードには無いメリットがあるのです。
(単語カードの勉強を止めろ
ということではなく、
両方の長所をうまく活用して下さい)
先日の「音楽論。」でも書きましたが、
単純に音読や声を出すことは
脳を活性化させるので、
気分転換のつもりで録音して行く
のもいいと思います。
声に出して気分転換をかねて録音しながら、
あとで隙間時間にそれを聞いて、
記憶をしっかり定着させる。
一石何鳥もありますね。
あ、ちなみにICレコーダーは
2,000~3,000円台
からありますので、
お父さんかお母さんに
「勉強の効率アップのために買いたいんだよ!
隙間時間も活かして勉強したいんだ!
これがあれば成績が上がるんだ-!」
的に両手を合わせてお願いすれば、
値段を考えても、買ってくれる
確率は相当上がるはず(たぶん)。
というわけで、
エア授業は単に一回やるだけではなく、
ICレコーダーに録音してあとで
隙間時間に繰り返し聞くと、
気分転換にもなり
一石四鳥くらいになりますので、
よかったら試してみてください。
それではまた。
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