- 2017-6-4
- おすすめ記事, 休日のすごし方, 勉強のやる気アップ法, 勉強のストレス解消法, 勉強の集中力をアップさせるテクニック
こんにちは、中西です。
以前、私が勤務していたある教育系の会社で
27歳くらいのとっても明るくて元気な人(男)
がいました。
爽やかだし、休み明けからもう
エネルギッシュなんですよね。
私がどちらかというと逆の性格なので、
「生まれつきそういう性格の人なのかなぁ。
すごいなぁ(・・;)」
と内心思っていたのですが、あるとき
彼の元気の秘密がわかったのです。
休みの日に何をしているのか?という
話になったときに、
「休みの日は必ず子ども達に
サッカーを教えてますね」
とおっしゃったわけです。
それを聞いたときに「あ、これだわ」と、
彼のエネルギッシュなパワーの源が
わかった気がしました。
なぜ、この休日の過ごし方が
“元気の源”になるのか?
ここまでの話は分かる人にはふつうに
分かる話ですが、もしここまで聞いて、
まだ全くピン来てない人は
そのままだと人生を損する可能性がある
と思うので、ぜひこの機会に理解しておい
てほしいのです。
どういうことかというと、
【 人間は人の応援をすると、
自分のエネルギーを高められる生き物 】
だということです。
たとえばどこの学校でも「応援団」という
チームがあると思いますが、応援団の人たちは
だいたい一番元気でエネルギッシュで
テンションが高いのも、これが理由。
理屈だけで考えた場合、人の応援にエネル
ギーを注ぎこんでいたら、その分だけエネ
ルギーが出て行くので、
自分自身のエネルギー分は減っていくこと
になり、元気も失われていくことになるはずです。
が、実際はそうはならず、人間は人を応援
してそこにエネルギーを注げば注ぐほど、
自分自身のエネルギーが充電され、
元気になっていくのです。
これは経験則でわかる人もいるかと思いま
すが、脳科学的にも説明がつきます。
人を応援するというのは、別の言い方をす
ると、「人に愛情を注ぐ」ということです。
そして人の脳は他人に愛情を注いだときに、
愛情ホルモンのオキシトシンという脳内ホ
ルモンが分泌されることがわかっています。
この脳内でオキシトシンが分泌されると、
人間はストレスが解消したり、非常に癒や
されるように出来ているのです。
お母さんが自分の赤ちゃんを抱いていると
きなどは、大量にオキシトシンが分泌され
ていることがわかっていますが、
そのときお母さんは赤ちゃんに愛情を注ぎ
ながら、自らもストレスを解消して、
癒やされて、すごく気持ちよくなっている
わけです。
人に愛情を注ぐと、自分が元気になる。
なんと深遠なる神の摂理でしょうか(゚o゚;;
つまり、日頃いろいろとストレスがたまっ
ているなら、いっけん大変そうに思えても
あえて休日に「人を応援する」という活動
をすることで、
日頃のストレスが解消されて、癒やされて
気持ちよくなって、エネルギーが充電され
ていくということ。
しかも、「サッカーを教える」という行為
の場合、さらに「体を動かす運動」が加わ
るために、
運動による快楽ホルモン(ベータエンドル
フィンなど)の分泌とストレス解消効果を
得られますので、ダブルで効果があるとい
うことです。
そりゃ休日明けから元気なわけだ(^▽^)
そういえば、私の母も介護大好きで介護士
やってますが、1日何件も回って疲れる仕事
のはずなのに、めちゃ元気です。
以前お土産屋をやっていたときは、土産屋
の仕事の合間に、仕事の「ストレス解消」
目的で、人の介護に行っていたのですが(°□°;)
上の理屈を知れば、それで元気になれる
理由がよくわかります。
ちなみに、まったく同じ理屈で、こちらの
「応援」も休日のリフレッシュ効果として
は非常に有効です。
NGT48の荻野由佳が衝撃の1位になったとかなんとか。
私はこの荻野さんがどんな子か知りま
せんが、AKBやら乃木坂やら欅坂やら
ももクロといったアイドルグループを休日
に応援する男子・おっさんが大量にいますが、
上の「エネルギーの充電」の観点で考えた
場合、休日にこういったアイドルグループ
を応援することは、
かなり理にかなったリフレッシュ法
だと言えるのです。
おそらくアイドルグループを応援している
人たちは、純粋にアイドルが好きだという
のもあるでしょうが、
上のような効果を直感的・経験的によくわ
かっているので、楽しく応援を続けられて
いるのだと思われます。
余談ですが、私自身はアイドルにたいして
興味がないのですが(嫌いじゃないけど)、
単に上のような「人を応援することによる
エネルギー充電」をプライベートで体験し
たいという理由のみで、本気でAKBかなにか
の応援に行くことを検討していたことがあります(今も)。
母校の早慶戦の応援でもかなりのリフレッ
シュになるので、対象が女子ならもっと楽
しめるのは確実ヽ(´▽`)/(←こうして
おっさんがアイドルにハマっていく)
個人的に良くないと思うのは、今まで
(男女ふくめ)アイドルとかの追っかけ
だった人が、たとえば
「受験生だから、受験が終わるまで応援禁止!」
みたいな禁欲設定をすると、かえって勉強
に向かうエネルギーが低下して、集中力も
落ちる可能性があることです。
そういう何らかの応援活動をしていて元気
だった人は、一気に0にするのではなく、
週1で行っていたなら月1にするなど、
「頻度を減らす」ようにすれば、
勉強の時間も確保しつつ、たまにエネルギ
ーの充電ができるので、そういう形で受験
と折り合いを付ける方がいいかと思います。
というわけで、何らかの形で「人を応援す
る」ことは、自らのエネルギーを高める行
為になりますので、
最近元気がないとかテンションが低いと感
じる人ほど、一度試しにそういう活動をし
てみることをおすすめします。
そこにかけた時間以上に、エネルギー上昇
による集中力アップで、トータルでは
勉強量が増える(生産性が高まる)ように
なりますので。
それではまた。