こんにちは、中西です。
明後日に国公立大学の
前期試験がありますので、
今回は試験本番における
重要なマインドセットについて。
言うまでもないですが、
受験の本番ではどのような問題が
出るかわかりません。
想定外の難問が出ることも
少なくないです。
しかしそれが難問であることに気づくのは、
その問題に取り組んで、
しばらく苦戦してからになります。
「問題を解こうとする⇒解けない」
というプロセスを経て難問である
ことにようやく気づくわけですから、
必然的に気づいたときには
少なからず焦ることになるわけです。
状況や人によってはパニックに近い
心理になる人もいるでしょう。
ただし、ここで
“必ず思い出してほしいこと”
が2つあるのです。それは、
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1、他の受験生にとっても
難問の可能性があること
2、「難問を解けない=不合格」
とは全然限らないこと
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です。
受験というのは100点満点を
取る必要はないわけです。
満点を取らなくても合格できます。
6~7割も取れれば合格できる
大学も少なくありません。
だから上の2のように
「難問を解けない=不合格」
とは全く限らないのですが、
実際は本番の真っ最中に
難問に遭遇してその問題が解けないと、
焦ってその「当たり前の事実」を
つい忘れてしまうことが非常に多いのです。
そりゃ「問題を解こうとする⇒解けない」
というプロセスを経て気づくわけですから、
ある意味焦って視野が狭くなるのは
まあ仕方ないかもしれません。
したがって、あらかじめそれ
(=難問に遭遇したら上の
“当たり前”の2点を忘れやすいこと)
を今のうちに想定しておき、
とにかく
「難問に遭遇して焦ったときに、
この2つの事実を思い出すシミュレーション」
をしておいてください。
そこで焦らずに冷静に対処できれば、
難問にこだわって他の問題を解く時間を
浪費するような失敗をすることもなく、
「解ける問題は、確実に全部やり切る」
という試験における当たり前の戦術を
しっかり遂行できるようになります。
とくに国公立大学の2次試験は
センター試験とは違い難問に
遭遇する可能性も高いので、
このような“心の準備”は、
直前における勉強の最終チェックと
同じくらいに重要だと
思っておいた方がいいですね。
それではまた。