- 2016-10-3
- おすすめ記事, 受験を突破する記憶術
こんにちは、中西です。
今回はちょっとした“記憶のコツ”の話を。
記憶術というと大げさかもしれませんが、
私が1日に最低でも1~2回はやっている
記憶に関する習慣があります。
とくに散歩や移動するときによくやるので
すが、私はどこかに向かうときは、常にそ
の時間を計測するようにしているのです。
何回も歩いている道でも、初めて歩く道で
も、とにかく現在地から別の場所に移動す
るときは、必ずといっていいほどその移動
時間を計測しています。時間を計測しない
で歩くことはほとんどないかなと。
とくによく使う道では、「各場所同士の移
動時間」を把握しておくことで時間の見積
もりが正確になり、時間を効率的に使える
ようになります。
それを毎日数回繰り返しているので、私は
近所~徒歩30分圏内くらいなら、どの場所
からどの場所まで徒歩何分かかるか、すべ
て正確に答えられます。
といっても、その計測にかかる手間は毎回
せいぜい5秒ほど。
この一手間で、自分のテリトリーの移動時
間がすべて把握できるわけです。
で、どんな“一手間”で計測しているかと
いうと、ストップウォッチなんてめんどく
さいので使いません。パッと腕時計(針の
アナログ時計)を見て現在時刻を記憶するだけ。
そして移動が終わったら、到着時刻を見て、
引き算で移動時間を割り出す。
これだけなのですが、ふつうにやると問題
が発生するのです。それはスタート時点の
時刻をあっさり(早いと1分後には!)忘れ
てしまう・゚・(ノД`;)・゚・ということです。
そこで私はスタート時点の時刻を以下の
ようにして記憶します。
————————————-
1、アナログ時計の現在の時刻(分のみ)を脳内で数字に転換
2、脳内でその数字に色を付ける。(主に赤・青・黄・緑など原色)
3、その数字をゴロ合わせで適当に“ダジャレ”に変換する
例)16時53分なら53分の部分を「こうさん=降参」などと変換
4、可能なら3のダジャレに関する絵を思い浮かべる
例)こうさん=降参だから、「白旗」の絵を思い浮かべる
5、現在時刻の「針の位置」(時計を見たまま)の映像を思い浮かべ、
その映像と一緒に1~3で作った色付き数字・4の絵も思い浮かべ、
3のダジャレを心の中で連呼する。
————————————-
・・・・以上、5段階あるので複雑に見え
たかもしれませんが、慣れればこの1~5
のプロセスを5秒くらいでやれるようになります。
ここまでやると、いくつも【記憶の保険】
がかかっているので忘れないのです。
“保険”というのは、つまり脳内で「数字」
「色」「時計そのものの映像」「ダジャレ」
「ダジャレに関する絵」を一度思い描いて
いるので、その5つのすべてを忘れること
はまず無いということです。
必ず、最低でもどれか1つは、30分後でも
1時間後でも記憶に残っているということ。
なお「色」は厳密には数字そのものではあ
りませんが、脳内で数字に色を付けておく
ことで、「色を思い出す」と「数字も一緒
に思い出せる」可能性が高くなるのです。
このようにどれか一つが思い出せれば、
他の要素も思い出せることを「記憶の
トリガー(引き金)」といいます。
一つのトリガーをきっかけに、連鎖的に他
の要素を思い出せる脳のしくみです。
これを私は1日数回やるのですが、各地点
間の移動時間が正確に把握できるように
なるのに加え、
それ自体が脳のトレーニングにもなってい
るので一石二鳥になっておりますヾ(´▽`)ノ。
脳科学的にもこういった脳のトレーニング
で記憶力が高まることがわかっているのです。
「これをそのままマネして下さい」という
話ではありませんが、暗記法やタイムマネ
ジメントのヒントになればと思いご紹介し
ました。
よかったら参考にしてみてください。
それではまた。