- 2015-8-8
- おすすめ記事, 受験を突破する食事法
こんにちは、中西です。
昨日は、夏休みの受験生が
危険にさらされている
「冷房病」
についてお話しました。
まだ読んでない方は
余計なリスクを回避するためにも
ぜひ一度目を通しておいて下さいね。
昨日の話で、冷房病の原因の一つとして
「食生活」の乱れ
があったとお話しましたが、
今回はこの流れで食生活における
ある重要テーマを。
前にこのブログで
「MEC食」
というものについて、
さらっとご紹介したことがあります。
別にそれがメインテーマではなかったのですが、
意外にこのワードに反応されてる方が
多くてちょっと驚きました。
ちなみにご存知ない方のために簡単にいうと、
MEC食というのはようするに、
Meat・・・肉
Egg・・・卵
Cheese・・・チーズ
のそれぞれの頭文字をとったもので、
肉・卵・チーズだけでビタミンC以外の
栄養素は基本的にすべてとれる、
という考え方をもとにした食事法です。
沖縄県の渡辺信幸先生が提唱されたもので、
基本的にダイエットの食事法として
紹介されることが多いです。
私もしばらくやってみましたし、
今でもときどきやることもあるのですが、
別に読者さんにこの食事法自体を
勧めるつもりはないです。
非常に興味深い食事法の1つなので、
興味のある方はネットか本で
調べてみてください、という程度。
ただ、このMEC食には、
実は面白いルールが1つあるのです。
それは、
【 ひと口30回噛む 】
というルール。
ひらたく言えば
「めっちゃよく噛んで食べよう」
ということです。
このルールとセットで実行してはじめて、
MEC食を実践していることになるんですね。
で、今回私が言いたいのは、
MEC食に限らず、
このルールをすべての食事に適応させよう
ということです。
やってみるとわかりますが、
ひと口30回というのはけっこう大変です。
食べたものがドロドロになるレベルなのですが、
ここまで噛むと、実に食後の
体調が良くなるのですヽ(´▽`)ノ
「良くなる」というか「悪くならない」
という感じに近いかもしれません。
通常、食後しばらくは内臓が消化活動に
全力でエネルギーを使うため、
▼体が重くなったり、
▼眠気がきたり、
▼やる気が低下したり、
▼集中力が落ちたり
します。
ところが30回(~最大50回)くらい噛むと、
そういった調子の低下が
ほとんどなくなるのです。
そもそも人間は、食事をするときに
1、口での咀嚼(そしゃく)
2、胃での消化
という2段階の消化活動を通して
体内に取り込むわけですが、
1の「口での咀嚼」が
しっかり行えていない場合、
そのツケは胃の消化活動の方に回され、
胃に負担がかかってしまうわけです。
逆に、口の咀嚼の段階で、
しっかりとドロドロになるまで噛んでおけば、
胃の負担が一気に激減します。
結果、胃やその他内臓における消化活動は
負担が軽くてすむので、
よく噛んだときの食後は
体調が悪くならないのです。
それはもうハッキリ自覚できるほど、
体調が違いますよ。
余談ですが、
「噛む」という行為は
脳の三叉(さんさ)神経
という部分を刺激するので、
脳が活性化して集中力が
アップすることがわかっています。
しかも「よく噛む」ということは
いつもより食事に時間がかかるため、
それにより食事中に満腹中枢に
刺激が届きやすくなり、
食事中に満腹感が来て
いつもより食事量が
少なくなりやすいのですヽ(´∀`*)ノ
よってまとめると、
「ひと口30回噛む(よく噛む)」
という行為には
以下のメリットがあることになります。
————————————————–
<ひと口30回噛む(よく噛む)メリット>
————————————————–
1、内臓の消化活動の負担が減るため、食後の体調が良い
2、食後に眠くなりにくい
3、食後に集中力が低下しにくい
4、むしろ咀嚼で脳が活性化して集中力がアップしやすい
5、食事が少量になりやすく、ダイエット効果がある
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・・・個人的にはおまけに
「寿命も延びる」
というすごいメリットもあると
思っているのですが、
まあ短期的に見ても、
これほどのメリットがズラリとあるわけです。
精神論だけで根拠が無い
自己啓発本とかを読むと、よく
「デキる男は早食い」
「昼飯は5分で食え!」
「某社は昼食を一番早く食べた学生を採用した」
なーんて武勇伝的な話が
出てきたりするのですが、
個人的には無視していいレベルの
戯言だと思っております(あくまで個人的に<(_ _)>)。
どっちがいいかはあなたの状況や性格にも
よるかもしれませんが、少なくとも
「よく噛んでゆっくり食べる」
ことにはこれほどのメリットがありますので、
これまであまり咀嚼の重要性を意識せずに、
食後は1試合終えたボクサーのように
ダウンしていた人は一度試してみて下さい。
あまりの体調の違いに
愕然とするかもしれません(笑)
それではまた。