- 2017-5-25
- おすすめ記事, 効率的なノートの取り方
こんにちは、中西です。
前々回・前回と、
と来ましたので、この流れで「メモを取る」と
いう行為について、前からちょっと気になっている話を。
1日の中で何かを思いついたときに「メモを
取る」という行為は、私にとっては大げさで
はなく「生きていく上で必要不可欠な行為」
くらいになっているのですが、
世の中には「メモなんか取らない」という人
が少なからずいます。
そういう人がメモを取らない理由として挙げ
ているのが、
「忘れるようなことは大したことじゃない」とか
「本当に大事なことは忘れない」
というものです。
たしかにこの理由には一理ありますので、
一見すると「メモを取らない生活もアリなん
じゃないか」と思えてきます。
実際、私も以前は「メモを取らない」という
スタイルに憧れた時期もあったので、メモ
をしないですむならそうしたいと今でも思
っています。
だってメモを一切取らないで強く印象に残
ったことだけを記憶していくって、なんか
かっこいいじゃないですか(笑)
ところが、何度試しても、私の中で「メモを
取らない」という生き方(仕事スタイル・学
習スタイル)はありえないという確信に
今では至っています。
なぜかというと、理由は簡単で、
「メモを取らない」と超絶に高い確率で
「忘れていく」
からです。
はっきり言って、「メモを取らない」で強く
印象に残っていることだけを覚えておけば済
むような生き方・学び方・仕事の仕方を私は
しておりませんので、
結論としては「メモを取らない」なんてありえない、
ということになります。
私は「メモを取らない」と豪語する人は、
ある重要な点を見落としている可能性が高い
と思っています。
私がこれまで見聞きしてきた限り、「メモな
んか取らない」という人は、こう考えている
ことが多かったのです。
「強烈に記憶に残るような
すごいアイデアだけが大切」
生き方にもよるかもしれませんが、私は基本
的にこの考え方は間違っていると思っています。
なぜなら、
「強烈に記憶に残るほどのすごいアイデアではないけど、
自分の人生(生活・学習・仕事)をより良くする思いつき」
というのは無数にあり、そういった
「ちょっとしたアイデア」の蓄積が、
実は人生を少しずつ、でも確実に、
大きく変えていくからです。
少なくとも私はそう考えていますし、
実際そうやって変わってきました。
そのレベルの「ちょっとしたアイデア」は、
それ一発で何かが大きく変わるわけではあり
ませし、内容的にも「記録に残す」という作
業をしておかないと、「記憶のかなたへ消え
ていく」ことになります・゚・(ノД`;)・゚・
今さら言うまでもなく、人間の短期記憶など
その程度のものですから。
しかし、そういう「画期的ではない“ちょっと
した”思いつき」とその実践が積み重なっていくと、
中長期的には確実に大きな変化・成長を起こ
して行きます。
「メモを取らない」という人は、その部分を
無視しているということになります。
余談ですが、以前「マネーの虎」という有名
な人気投資番組があったのですが、
ここに成功者として出演していたある社長も、
「メモなんか取らない」とおっしゃっていました。
彼は他のメディアにも多数出ていましたが、
その会社は数年後、あっさり倒産してしまい
ました(゚ロ゚;)。
もしあの社長が、日ごろからちょっとしたア
イデアも見逃さないでメモする人だったら、
あの会社は今でもまだ残っていたのかどうかは、
神のみぞ知る話ですが、別の展開になっていた
可能性もあると思うわけです。
「メモなんか取らない」という人は、 “ちょ
っとしたアイデア”を軽視している可能性もあり、
つまりは、ちょっとした改善を軽視している
のかもしれません。
もしくは単にメモをするのが面倒くさいだけ
なのかもしれませんが、いずれにしろ「メモ
を取らない」人は、私に言わせれば
「めちゃくちゃもったいない」スタイルを貫
いていて、きっと知らないうちに大損している、
というのが私の見解です。
このメモについての見解は、私の中ではもう
最終見解、ファイナルアンサーだと思ってい
るので、今後も変わることはないでしょう(笑)。
私はこのスタイルを長年続けてきたおかげで、
今では「換金したら一体いくらになるのか想像
もつかないほどの膨大なメモ・ネタ・アイデア」
を持っていて、
見る人が見たら腰を抜かすくらいビックリす
るような画期的なメモも多数ある状況ヽ(´∀`*)ノ
になっていますが、
これを全部メモしていなかったらと思うと
ゾッとしますね。覚えているわけがないですから。
というわけで、「メモを取らない」スタイルは、
ラクそうですし、ちょっとかっこよくも見えますが、
個人的にはこれほどもったいないスタイルは
ないと思いますので、思いついたことは積極
的にどんどんメモしていく仕組みを作ってお
くことをおすすめします。
それではまた。