- 2017-5-24
- おすすめ記事, その他・雑談, センター試験対策, 効率的な勉強法~中上級編~, 受験を突破する記憶術, 模試の対策テクニック, 試験本番の対策

こんにちは、中西です。
1日の中で、わりと大事なことを考えていた
のに、ふとした瞬間に忘れてしまうことは
誰にでもあると思います。
「あれ!?今、自分は何を考えていたっけ!?」
となって、プチ記憶喪失になる瞬間ですね
(つД<)・゚。
だいたいは、途中で全く関係ない余計なこ
とを考えてしまったり、スマホやパソコン
を見ているときに、目に入った広告やリン
クやニュースを見て、
ほんの数秒別のところに意識が向いた瞬間、
直前に考えていた“わりと重要だったこと”
を忘れてしまうのです。(なぜか「わりと
重要なこと」だった点は覚えていたりします(笑))
いわゆる“ど忘れ”というやつですが、
こういうとき、つい
「あー!!最悪!!ちくしょー!
今何考えていたっけ俺!?あー(ノД`)」
みたいに焦ってしまう人も少なくないと
思いますが、
実は私自身は、かりに“ど忘れ”してもこ
ういう状態になることはなく、かなり早い
段階で思い出すことができます。
以前は本当に思い出せないまま終わること
が多く、
「絶対すごいアイデアだったはずなのに、
思い出せない!ちくしょー!」
と悔しがったり、
「やばい、いま重要なこと考えていたのに
何だったっけ?」
と冷や汗が出ることもよくあったのです。
しかしあるときに
「かなり高い確率でど忘れを思い出せるコツ」
に気づいて以来、今は忘れて
もすぐ思い出せるようになりました。
実はこのコツは、日中のど忘れにも有効
ですが、学校や受験などの
「試験中のど忘れ」
にも効果を発揮してくれる方法なので、
受験生がテストの最中に何かど忘れして
思い出せそうで思い出せないときにも
効果を発揮してくれます。゚ヽ(゚´Д`)ノ゚。 ヤッターン♪
その方法とは、拍子抜けするかもしれませ
んが、ど忘れに気づいたときに、
「鼻呼吸をする」
という方法です。
鼻呼吸とは、鼻からゆっくり息を吸って、
鼻か口からゆっくり吐くという呼吸です。
口から吸って口から吐く「口呼吸」を
しているのは人間だけですが、そのためか
ふだんから口呼吸しかしない人も多いです。
実は鼻呼吸をするようになると、脳と体を
健康にしてくれる効果があることが多くの
研究で判明しています。
今回この鼻呼吸を使う目的はシンプルで、
「焦らない」ようにするためです。
ど忘れした直後、とくに大事な内容だった
気がすると、上のように「ちくしょー!」
「うわ、やばい!なんだったっけ!?」と
“焦る”状態になります。
私は何度も試してみたのですが、
何度試しても“焦る”ときは思い出せる確
率が下がり、
一度落ち着いて鼻呼吸(深呼吸でも可)を
して、平常心になった状態で思い出そうと
すると、驚くほど思い出せる確率が上がったのです。
なので私の中では、経験的に「鼻呼吸」
(≒深呼吸)が、ど忘れしたときに思い出
すための鉄板の解決方法になっています。
最初はなんとなく直感的に「焦る」のがダ
メな気がしたので、「焦り」を抑えてみよ
うと鼻呼吸をして偶然的に発見した方法な
のですが、
その後何度やってもほぼ確実に思い出せる
ようになってヽ(´▽`)/、
今度は逆に「なぜこの方法だと思い出せる
ようになるのか?」を疑問に思うようにな
りました。
私の仮説はこうです。
鼻呼吸をして「平常心」になると、心が落
ち着いて、余計な思考が減ります。
余計な思考が減ると、起きている間に強く
出ている「顕在意識」の方が薄らいでいく
わけです。
「焦る」というのはこの逆で、「あれ!?
ちくしょー!?」などと思えば思うほど、
「余計な思考」をすることになり、顕在意
識のほうが強くなります。
ところが、“ど忘れ”したそもそもの原因
は、「顕在意識」からその大事なデータが
消えて、さらに奥にある「潜在意識」の方
にそのデータが沈んでしまったからなのです。
となると、日常的に情報を処理している
「顕在意識」の方が強く出ている状態だと、
「潜在意識」の底に消えていったデータを
呼び出しにくいわけです。
そこで「潜在意識」にリーチしやすいように、
「顕在意識」の働きをいったん休ませれば
いいのです。
そのための方法が「鼻呼吸」(深呼吸)を
して「焦り」を抑える、ということ。
すると心が落ち着いて平常心になり
(=無心に近くなる=顕在意識が薄くなる)、
潜在意識にリーチしやすくなります。
この状態で、忘れたときの状況を落ち着い
て思い出すようにすると、だいたい
「あ!そうだアレだ!」とすぐ
「潜在意識に落ちたデータを拾う」
ことができるようになるのです。
これは、以前お話した
「夜寝る直前は、アイデアが浮かびやすい」
「寝る前は、潜在意識に働きかけて
自己暗示をかけやすい」
といった理由と同じです。
布団に入って眠りにつく直前(「寝る前」)は、
部屋も暗くなり、脳も休みモードになって
顕在意識レベルが低下するので、潜在意識
が開放される結果、
「もう寝ようとしているのに、
なぜかいろいろアイデアが浮かぶ」
という珍現象(実は合理的な現象)が起こ
りやすくなります。
上の「ど忘れを思い出せる状態」は、この
「寝る直前のアイデアが出やすい状態」
と同じように、
「顕在意識レベルを低下させる」
ということですね。
というわけで、日頃いろいろ頭を使って考
えている人ほど、顕在意識の脳の処理メモ
リが減るので“ど忘れ”しやすいものですが、
いつもそのまま思い出せない人は、良かっ
たら一度上の方法を試してみてください。
また上記の通り、これは試験中にも使える
方法なので、学校のテストや、模試・受験
の最中にど忘れして、どうしても思い出せ
ない場合も、この方法を試してみてほしい
と思います。
鼻呼吸・深呼吸と言いましたが、ようは
「焦らない」「平常心になる」
ということですね。
それではまた。