- 2015-5-1
- おすすめ記事, 効率的な時間管理術, 勉強の集中力をアップさせるテクニック
こんにちは、中西です。
前回は、勉強における「制限時間」を計測する上で、時計がいいのかキッチンタイマーがいいのかを検証しました。
結論だけ復習すると、カウントダウン式で“見た瞬間”に「残り時間」がわかり、
かつ、その「残り時間」をどれほど繰り返し確認したとしてもデメリットほぼ0のキッチンタイマーに軍配が上がる、というお話でした。
今回はその続き。
前回の結論は、時計よりもキッチンタイマーが圧勝だったわけですが、実は時計しか使わなかったとしても、キッチンタイマーと同等かそれ以上に集中できる方法があります。
この方法は昨日今日の単なる思いつきとか、どっかの本に書いてあったとかそんな話ではなく、
数年前に私が「こうしたら集中力アップの効果があるんじゃないか?」という仮説を立て、その方法を実際に多くの受験生に試してもらったところ、
多くの受験生にめちゃくちゃ集中力アップ効果が確認できたやり方です。
最初の仮説の時点で、私は「理論的に効果が出るに決まっているよこれは」と一人で思っていたのですが、実際にやってもらった受験生には案の定とても高い効果が認められ、
ドハマリする受験生も多く、とても喜んでもらえて「やっぱりね(゚~゚o)」という感じ一人でニヤっとしてました。
というわけで、実際に高い効果が出ている方法なので、私としては自信を持っておすすめできるものです。
・・・前置きでハードルが上がりすぎた気がするのですが、このまま進めます(笑)。
その方法は、すでに効果がハッキリしている「宣言効果」を利用します。
たとえば、うちのOCPというのはこの「宣言効果」を利用していますが、OCPの場合は「1日単位」で勉強計画を周りに報告して、人に見られている環境の中で宣言し、その達成を目指します。
しかし今回の方法というのは、「1日ごと」ではなく
【 Todoリストの「各リストごと」に宣言効果を利用する 】
というものです。・・・意味わかるでしょうか。
もう少し具体的に言うと、「今日の勉強計画を必ず達成します!」といった形の「1日単位の宣言」ではなく、たとえば
「今から21:00まで、○○の勉強をします!21:00までに必ず終わらせます!!」
という形で、Todoリストの中の1リスト(1つの勉強予定)ごとに、「終了予定時刻」を宣言して、その時刻までに終わらせることを目指す・・・ということです。
そして、その勉強が終わったら、終了したことを報告します。たとえば、「○○の勉強が終わりました!5分早く終われましたヾ(´▽`)ノ」といったように。
重要なのは、この宣言を“書き込んだ場所”には、
それを書き込んだ「日時」が「自動的に挿入される」
という点。
この“報告した日時が自動的に挿入される”というのが超がつくほど大事なポイントなのです。
報告するとその報告日時が自動的に書き込まれるので、ものすごくリアルタイム性があり、その終了時刻までの勉強中は緊張感が高まります。あなたが予定の時刻までに終了の書き込みをするか、あとで見られるわけだから。
よって、「21時までに終わらせます!」と宣言したからには、21時が近づくにつれて、残り時間に反比例してどんどん緊張感が高まります。
その宣言した時刻までに終わらせないと自分が恥ずかしいし、悔しいからです。
勉強が終わったら、そのことを報告します。
たとえば7分終了が遅かったら、「今終わりました!7分オーバーしましたが、何とか終わりました!」と書いて結果を報告するのです。
するとそのコメントの時刻が「21:07」と自動的に挿入されるわけです。
この仕組みのおかげで「早く終わらせないと!」って強く思えるようになるわけですね。
・・・え?どこにそんな「自動的に日時が挿入される報告場所」があるのかって?そんなのOCPだけの話だろって?
いやいや、すいません。もうとっくにお気づきだと思っておりました<(_ _)>。だってそんなの山のようにあるじゃありませんか(ノ∀`*)ノ
たとえばツイッターです。たとえばブログです。たとえばブログのコメント欄です。
たとえば掲示板。フェイスブック。ミクシー(古い?)。
こんな感じでネットには
「書き込んだら日時が自動的に挿入される」かつ「それを人に見られる」場所
というのは、無数にあふれかえっています。それを使えばいいのです。
あなたが受験生なら、そんな使い方をしていても誰も不思議に思わないですよ。むしろ一日に何度も更新されるあなたのリアルな学習状況を、興味を持って見てくれる可能性が高いでしょう。
というわけで、キッチンタイマーを使わずに時計だけで集中する方法というのは、
▼「ネットの無料ソーシャルメディア」を報告場所として利用し
▼Todoリストの1リストごとに『終了時刻』を宣言し、
▼その「宣言効果」と「締め切り効果」をフル活用して集中する。
・・・というやり方でした。
こうすれば、1日の中で何度も頻繁に「終了予定時刻」を宣言することになるので、
1日中ずっと緊張感を途切れさせることなく、「宣言効果」と「締め切り効果」も利用しながら、
高いレベルの集中力を持続させることができるようになります。
OCPではこの仕組みはオマケとして付いていますが、かなり盛り上がります。上記の通り、どこでもやろとうと思えばできるので、勉強に集中したい人、時間通りに終わらせたい人、見積もりの精度を上げたい人などはぜひ試してみてください。
人によって合う合わないもあるでしょうが、これを試すのにお金は全くかかりませんヾ(´▽`)ノ、興味のある人は気軽にやってみましょう。
このやり方があなたに合っていたら、受験までの勉強量がドカーンとアップしますからね。
P.S
実は上の方法を「キッチンタイマーで実践する」と
さらに効果があるというのは、ここだけの秘密。