- 2016-3-10
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こんにちは、中西です。
好きなこと論シリーズ、
本日も続けます。
今見るとシリーズ初回から
ずっと話がつながっているので
最初からシリーズの構成が
全部出来上がっていたようにも見えますが
ネタは毎回思いつき・流れで書いてます。アドリブ連載。
本題。
「好きなこと」論を語る際に、
私が絶対に外せないと思っているテーマが
「需要」
についてです。
「需要」とはようするに、
自分の「好きなこと」についての
技能・製品・サービスを求めている人が
世の中にどれくらいいるのかという話。
たとえば、ラーメンが三度の飯より大好きな
小池さん(仮名)という人がいたとします。
ここで小池さんが
「ラーメンの食べ歩き」が好きなのか、
「おいしいラーメンを作る」のが好きなのかで
目指す職業は全く変わってきます。
前者ならラーメン評論家、
後者ならラーメン屋さんを開業する
という話になってくるでしょう。
しかし、両者ともその生き方が成立するのは
「ラーメン好きの人が世の中にめちゃくちゃたくさんいる」
という前提、つまり
“膨大なラーメン需要(市場)”の存在
があるからです。
ところが、もしあなたがラーメンではなく
「ソーメン」
が大好きだった場合はどうなるか?
「ソーメン評論家」も
「ソーメン屋さんの開業」も、
きっと食べていくレベルになるのは
相当厳しいはずです。
季節物の食品というハンデもありますが、
それ以上に
「ソーメンが大好き!週2~3回は食べてるね」
なんて人に今まで会ったことありますか(゚д゚;)。
いや、いるかもしれませんが、
そういう人がどれくらい世の中にいるかという話。
めったにそんな人がいないなら
「需要がほとんど無い」
ということになります。
そして需要が無いなら、
どれだけソーメン大好きでも
「好きなことで生きていく」
ことは難しくなってくるわけです。
私が「勉強の集中力」なんてジャンルに
特化して仕事をしているのも、
事業スタート時に、このジャンルには
需要があるとふんで、かつこのジャンルは
一時的な流行りすたりにも左右されず、
10年後も20年後も需要があり続けるだろう
と考えたからです。
日本から勉強や教育が無くならない限り、
私は食いっぱぐれないだろうと
勝手に思っております。
つまり
【 自分の「好きなこと」と「世間の需要」が
重なり合う部分がどれくらいあるか 】
について、ある程度以上考慮・リサーチするのは
「好きなことで生きていく」には
欠かせないプロセスだということです。
それは起業家とかサラリーマンとか関係なく、
ざくっといえば重なり合う部分が小さいほど
食べていける確率も低下しますし、
重なる部分が大きければ食べていける確率も高まると。
この「需要」の議論をすっ飛ばす
「好きなこと論」が巷には本当に多いですが、
個人的にはこの部分をスルーする
「好きなこと論」なんて
まったく聞くに値しないと思います。
ではソーメン大好き人間は、
「需要が無いから」という理由で、もう
「ソーメン評論家」や「ソーメン屋の開業」
の夢をあきらめる必要があるのか。
・・・いいえ、実はそんなことも無いのです。
あなたの「ソーメン」に対する
思い入れにもよりますが、
思い入れが強いなら道はまだあります。
次回、そんな「ソーメン」的な
需要が無さそうな「好きなこと」でも
食べていける方法
を、個人的に以前から面白いと思っている
ある専門家の実例を交えてお話します。
これはレアケースの話ではなく
実はどの道に進むにしても
現代では重要になってくる話です。
好きなこと論シリーズ、
もう少し続きます。
To be continued
※追記:次回の記事⇒夜景評論家に学ぶ!「好きなこと」で食べていく方法