- 2016-3-7
- その他・雑談, 志望校・進路の決め方
こんにちは、中西です。
好評の「好きなこと論」シリーズ、
本日も続けます。
なんかもうメール講座みたいになってますね(笑)
前回は、
「起業すれば『好きなこと』だけ
やれるようになる」
なんてことは、ほぼありえない
という話をしました。
なぜこんな当たり前の話を
前回書いたかというと、
世の中にはそういうことを隠して、
たとえば本を売るために、
読んでいる人が気持ちよくなること
(耳障りのいいこと)だけしか伝えない
「好きなこと論」を語る作家とか、
夢物語に飛びつく情報弱者をカモにする
ためにめんどくさいことは一切語らない
「好きなことやろうビジネス」をやってる人とか、
そういう部分は伏せて答えた
「『私は好きなことで成功しました』インタビュー」
みたいな、
何らかの理由で上っ面のいい事しか言わない
話であふれまくっているからです。
そんな情報に人生振り回されないでねと。
さて、今回の本題。
とはいえ前回の話だけでは、
起業というのはあまりにも
希望が無い話になりますが、
現実はもう少し希望があります。
起業なんて全く興味ない人も
少なくないと思いますが、そんな人にも十分
関係のある話なので聞いてください。
実は今回のシリーズで、私は
「いっけん矛盾したような2つの話」
を書いているのですが、
気づいた方はいるでしょうか。
シリーズの最初の方で
「私は好きなことを仕事にしています」
といいながら、その数日後に
「私は書く仕事が嫌いです」
と告白をしている点です。
これはいっけん矛盾しているようですが、
実はまったく矛盾していません。
別に読者さんからこの点を指摘する
メールもなかったですが、
ここは重要なので少し掘り下げます。
シリーズの最初に書いたとおり、
私にとって「勉強の集中力」という
テーマ(分野)が「好きなこと」に当たります。
したがって、その
「好きなテーマ(分野)に関する商品・サービス」
を研究・開発して世の中に送り出す仕事は
全体としてやっていて楽しいわけです。
が、その仕事のプロセスにおいては
「嫌いなこと(書く作業etc)」も
当然やる必要性が出てくる
ということです。
ここでポイントになるのは、
「好きなこと」に関する分野・テーマの
仕事を展開するなら、
その“プロセス”において多少の嫌なことが
あっても耐えられることは少なくない、
という点です。
このあたりを勘違いして、最初から
「仕事の“プロセス”をすべて
『好きなこと』で埋め尽くす」
という発想をする人がいるのですが、
それは理想ですが現実を無視した
妄想に近いですね。
ただし「最初から」ではなく最終的に
「好きなことだけで生きていく」
状態を目指すことは
(「好きなこと」の内容にもよりますが)、
現代では高い確率で
“あきらめなければ”
実現させられる可能性は高いです。
後日詳しく書きますが、
現代はそういう時代になっているからです。
その理想の状態を実現させ、最終的に
「好きなことだけで生きていく」
ことを望むなら、逆説的ですが
「嫌いなことをやる覚悟」
が必要になります。
好きなこと論シリーズ、次回に続けます。
To be continued
※追記:次回の記事⇒夢を実現させるための耳の痛い法則