- 2015-11-9
- おすすめ記事, 効率的な勉強法~基礎編~
こんにちは、中西です。
ここ最近、受験の本番まで
間に合うかどうか黄信号が
ともってきた人向けに、
効果的な勉強法・暗記法
をシリーズ的にお伝えしております。
この1週間くらいメルマガを
読んでくださった方なら
もうわかると思いますが、
「ちょっとしたコツ」
を知るだけで、勉強の無駄を大幅カットできて、
勉強の時間対効果が劇的に
高まることが少なくないのです。
で、今回はどんな話かというと、
「基礎を徹底的にマスターする」
ことの重要性について改めて、です。
そもそも受験で出題される
問題のレベルというのは、
だいたい配分が決まっています。
こんな感じ。
1、基礎的な問題:約6割
2、応用的な問題:約3割
3、難問:約1割
ざくっとしたイメージ的な割合ですし、
例外もあるでしょうが、
往々にして試験問題というのは
だいたいこれくらいのバランスで
成り立っていることが多いです。
で、もうあまり時間がなくて
ヤバい状況の人は、
3の「難問」を捨てたほうがいい
のは普通にわかると思います。
そんな時間は無いと。
問題は2の
「応用的な問題」
をどう考えるか。
この2の応用問題をどう考えるかで、
合否が左右されるといっても
大げさではないですが、
ここで考え方を間違う人が
少なからず出てきます。
実は、状況がもうヤバい人は、
2の応用問題も捨てる(or極力やる勉強時間を減らす)
方がいい可能性が高くなります。
「え?3割もあるのに
勉強しないのはやばいんじゃ!?」
と思った人のために理由を書いておきますと、
以下の通り。
1、
基礎的な問題を完璧にしたら、
約6割が確実にとれるようになる。
ここを中途半端にして、
その分を応用問題で補うのは非効率。
基礎の6割だけで合格できる場合も少なくない。
少なくとも、合格に片手は届く。
2、
6割の基礎問題だけでも、
完成させるには時間がかかる。
状況的に応用レベルまで手をつけると、
6割の得点源を確実に取れる可能性が低下する。
3、
応用問題の3割は、
「費やした時間に対する点数の伸び」
が、基礎問題に比べて一気に鈍化する。
しかも応用問題の3割を得点源にするまでに
相当な時間もかかる。
その時間を基礎問題を
確実にすることに費やしたほうが、
残り時間を考慮すると
全体の得点が伸びる可能性が高い。
・・・・以上です。
あくまで試験というものの
一般的な傾向の話なので、
細かい違いや例外もあるのは当然ですが、
私が言いたいことが
大体でもわかってもらえたら、
あなたなりの今後の方針が見えてくるはず。
簡単にいえば
—————————————–
「時間がかかって点数も取りにくい
応用問題の対策は最小限にして、
時間がそんなにかからず
やれば確実に点数が取れる
基礎問題を徹底していく」
—————————————–
ということでございます。
くどいですが、
現時点で時間が全然無い人は、です。
受験勉強は、ベースとなる
基本方針(戦略)が間違っていると、
時間を大幅に無駄にしたり、
勉強時間のわりに結果が伴わなくなります。
状況的にやばい人は、
やみくもに勉強するのではなく、
とくに今後の基本方針は、上の話を参考に
念入りに考えて取り組んだ方がいいですね。
それではまた。