- 2014-3-24
- おすすめ記事, 効率的な勉強法~基礎編~, 受験勉強のスタート準備
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
今回は、これから何か新しいこと
(受験生なら受験勉強!)を
スタートさせる人に聞いておいてほしい話。
新しいことをスタートさせるときには、
必ずと言っていいほど、最初の一時期は
いろんな面で「試行錯誤」が必要になります。
受験生の場合、たとえばですが
▼どんな参考書・問題集を使うのか
▼塾に行くのかどうか
▼どの科目を週何時間くらい塾で習うか
▼毎日の自学自習ではどんな勉強をするのか
▼毎日の勉強時間はいつ、どれくらいするか
▼毎日どの場所で勉強するのか
▼夕食はどのタイミングでとるか
▼風呂はどのタイミングで入るか
▼何時ごろ寝るか
▼何時に起きるか
▼早朝に勉強すべきか
▼朝食は何をどれくらい食べるか
▼すきま時間に何をするか
▼運動はどんなペースでやるか
▼勉強計画をどんなペースで立てていくか
▼メールチェックをどんなタイミングでやるか
▼休憩時間に何をするか
などなど。こういったことを
少しずつでも試行錯誤をしながら
決めて行かなければなりません。
上記はあくまでほんの一例ですが、
受験勉強に慣れるまでは、どうしてもいろんな面で
ある程度の試行錯誤が必要になるわけですね。
この試行錯誤を繰り返すときに、
とても大事なポイントが1つあります。それは
【 うまく行ったパターンを繰り返す 】
ということです。
これ、本当にとても大事なので
よく覚えておいて下さい。
試行錯誤を続けていくと、
「あ、今日はとても調子が良いぞ!」
と感じることが、必ず
どこかのタイミングで出てきます。
たまたま普段行かない市立図書館に行ったら
めちゃくちゃ集中できたとか。
たまたま昼食にサンドイッチを食べたら
午後があまり眠くなかったぞ、とか。
1日の勉強を英語の長文問題から先にやると
あとあと気分が楽になって、めずらしく
最後まではかどったぞ、とか。
行きの電車は満員だから勉強がしにくいけど、
帰りの電車では座れるから暗記の勉強が
しやすいな、とか。
ようするに、うまく行ったときに、ただ単に
「今日は何やらめっちゃ調子が良かったで~ヽ(=´▽`=)ノ」
で終わっていたら、せっかくの
これまでの苦労が水の泡になるわけです。
大事なのは、一度だけ調子が良くなることではなく、
その調子の良かったパターンを
【 あとで何度も再現できるようにする 】
ことです。この「再現」がキーワードになります。
単発で、ある日一日だけ
調子が良くてもほとんど意味がありません。
くり返しそのパターンを「再現」できて
はじめてこれまでの試行錯誤が報われるわけですね。
うまく行った成功パターンをくり返し
「再現」できるようになれば、
そこから先は、一気に効率が良くなっていきます。
このようにして、くり返し再現できる
「調子の良い成功パターン」の数を増やしていくこと。
このパターンを増やすことは、今日・明日レベルで
いきなり大きな効果は出ることは少ないでしょう。
しかし中長期的に見たときには、必ず勝負を決するほど
非常に大きなポイントになって行きます。
だから、しばらく試行錯誤を続けていて、
「お、今日は調子が良い!」と感じることがあったら、
必ずその原因などを簡単に分析して
メモしておくようにしてください。
でないと、たいてい忘れますから。
OCPでも私が個別コーチングする場合は
「成功パターンリスト」として、自分専用のメモ欄に
どんどん記入して行ってもらっています。
(コーチや周りのメンバーにも見られるので
そのメモすること自体が励みになるわけです。)
いよいよ来週から4月で新年度になりますので
これから新しいことをスタートする人も多いと思います。
そういう人は、少しずつでもいいので
試行錯誤を続けながら、
【 何度も「再現」できる成功パターン 】
を増やすことを意識して、メモ帳などに
どんどん記録して行くことをおススメします。