- 2015-11-25
- おすすめ記事, 勉強のストレス解消法, 受験勉強で賢く休憩するコツ
こんにちは、中西です。
受験生の中には
ネット・SNS・テレビ・漫画・音楽・映画鑑賞など、
自分の好きなことや趣味を
完全に断(た)っている人も
少なくないと思います。
それはとても良いことですし
(もっというと当たり前のこと)、
私自身も受験生時代はあらゆる
楽しみという楽しみをすべて断っていました。
それで良かったと思っていますし、
今受験生に戻っても同じように
すると思います。
そうやって勉強に集中するために
余計なことは極力断ったほうが
いいわけですが、
1つだけ、私が受験生当時に勘違い
していたことで、
今受験生時代に戻っても
絶対にやらないことがあります。
“それ”はいっけんとても
無駄な時間そうに見えるため、
真面目な人ほどつい断ってしまいやすい
のですが、
それだけは「断ってはいけない」
というものがあるのです。
それは、
「会話」
です。つまり友人や家族との
「何気ない会話」
を断ってはいけないということです。
これ、そんな発想がそもそも無い人は
「え?そんなこと(=会話断ち)なんて
するわけないじゃん」
と思うだろうし、
逆にスーパーストイックに
受験勉強に取り組もうとしている人ほど
「え?断たたないほうがいいの?」
的なリアクションになると思います。
私がそうだったのですが、
受験勉強そのものがけっこう
楽しい・面白いと感じてしまっている場合、
よけいに
「友人・家族との会話ほど無駄なものも無い」
などと思ってしまいがちなのです。
極力周りにいる人とは距離を置いて、
勉強に没頭したくなると。
このタイプでとくに何でも自由に
調整できる浪人生なんかは要注意。
たしかに身近な人との
「会話の内容」
からは何か受験にプラスになる
情報が手に入る可能性は低いですが、
大事なのは
「会話そのもの」
です。
周りとの会話が減りすぎると、
明らかにエネルギーの低下(≒ストレス増大)
につながりやすいことが
いくつもの実験で判明しておりますし、
経験的にも会話でスッキリして
やる気が出たことががある人も多いはず。
脳科学的に言うと、たとえば
「家族との団らん」
によって、脳の疲れが取れる
“癒しホルモン”のオキシトシン
という成分が分泌することも
わかっています。
よほど嫌いな人との会話は別として(笑)、
普通に友人や家族などと
何気ない会話することは、
必要以上に時間を使いまくる
無駄なダベリング(死語?)でもない限り、
—————————————
【 ちょっとした会話タイムは
大切なエネルギー充電時間 】
—————————————
くらいに思っておいたほうがいいです。
このあたりのパフォーマンスは
単純に「時間」では計れないのです。
単純計算なら、
「他愛ない会話をした時間」=「勉強時間がその分減った」
と思いがちですが、何度もいうように
大事なのは「時間管理」と同時に、
「エネルギー管理」
ですからね。
そういえば、このテーマで
ちょっと前にもこんな記事がありました。
なかなか興味深い内容です。
▼長期休暇中「誰とも話さない」は、危険すぎる
〜過度な「お一人様志向」が招くメンタル危機〜(東洋経済オンライン)
http://toyokeizai.net/articles/-/85127
とくに今ぐらいの緊張感が高まる時期ほど、
自分の殻に閉じこもりがちな人は
注意しておいてください。
ふだんからよくしゃべるタイプの人には
おそらく無縁の話ですが(笑)、
昔の私のようにすべてをムダだと
切り捨てていくようなタイプの人には、
受験生活の中の
「何気ない会話」
も思っているほど無駄じゃないよ、
ということを伝えておきたいと思います。
それではまた。
P.S
昨日はけっこう暖かかったのに、
今日はいきなり寒いですね。゚ヽ(゚´Д`)ノ゚。
季節の変わり目ってことになると思いますが
こういう時期は風邪をひきやすいので
みなさまご注意下さいませ。
ちなみに本文でご紹介した癒しホルモンの
オキシトシンは、脳の疲れを取り除くだけでなく
体を健康にする効果もありますので、
風邪予防の意味でも、何気ない会話は大事だと
いうことですね。
そういえば実家に異常なほど人懐っこい
かわいいペット(ミニチュアダックス)
がいるのですが、あいつとの“会話”や“団らん”も
オキシトシンは分泌されてるんだろうか。。。
じゃれあった後、なんだかスッキリした気分になるので
たぶん分泌されてますね(笑)