- 2017-5-7
- おすすめ記事, 効率的な勉強法~基礎編~, 勉強を楽しむテクニック
こんにちは、中西です。
勉強を楽しむための方法は複数ありますが、
その中でもかなり効果が高くて、効率アッ
プにもなり、合格できる確率も飛躍的に上
がる一石数鳥の方法があります。
それは、
「やることを最小限に絞り込むこと」
です。
これについては「勉強のパフォーマンスア
ップ」の手段として、これまで何度か解説
していますが、
実は「勉強の楽しさアップ」の手段として
も、極めて有効度の高い方法だと私は考え
ています。
ちょっと前にこちらの記事でも説明しましたが、
受験勉強というのは、放っておくと
「受験コンテンツ・エントロピー増大の法則」
が働き、どんどん“必要以上のコンテンツ”
が自然に増殖していく可能性が高いです。
とくに大学受験はビジネスの市場規模が大
きい関係で、よりそうなりやすい傾向があ
ります(詳しくは上の記事をご覧下さい)。
すると気づいたときには、手元に
学校の教科書と、その授業の
副教材の参考書と問題集と、
学校から配られたプリントと、
学校のノートと、
塾のテキストと塾のノート、
塾のプリント、
自分で買ってきた市販の参考書と
市販の問題集と、
ひどい場合はそれらに通信添削のテキストが
毎月数冊追加されていき、
さらにネットの講義動画や
DVD講座やアプリもやっていて…
・・・・という、「もうお腹いっぱいです
わ(ノД`)・゚・。」みたいな状態になりかねません。
こういう状態になると、やることが分散し
すぎて意識が散漫になりがちです。
結果、その科目(分野)の実力を高めるた
めに、どの教材に意識をフォーカスしたら
いいかわからないので、
その科目(分野)の勉強に“没頭してる感”
や勉強が“進んでいる感”が非常に薄くな
りやすいのです。
勉強が“進んでいる実感”の有無が、
勉強の楽しさと関係していることは
海外の実験でも証明されているのですが、
その実感が薄いということは、当然
楽しさも薄くなってしまうということです。
また勉強というのは総じて「覚えるまで
何度もしっかり復習する」ことで初めて
実力が付きますので、
ちょっとずつ各テキストをつまみぐいして
いるような状態では、いっこうに実力が上
がって行きません。
上がっても、薄~い復習レベルのテキスト
が多数あるだけなので、パフォーマンスが
落ちるのは当然といえます。
こんな意識があちこちに分散されていて没
頭感がなく、勉強が進んでいる感もない
(あってもすごく遅い)状態を、心底楽し
める人はほとんどいないわけです。
私自身、現役時代に失敗した理由がまさに
これで、手元にある多数のテキストや参考
書にいろいろ手を付けたことで成績がなか
なか上がりませんでしたが、
逆に浪人してうまく行った理由は、その失
敗に気づいて、本当に必要な教材以外は、
徹底して捨てまくったことにありました。
そして、これが重要なのですが、不要なも
のを捨てまくり、やることを最小限に絞っ
たときの方が、圧倒的に勉強が楽しく、実
力の上昇スピードも速かったのです。
余談ですが、この「やることを絞り込む
とパフォーマンスが上がり楽しくなる」
というのは、受験勉強に限らず、他の学
習や習い事、仕事やビジネス等においても
同じように当てはまる勝利の方程式みたい
なものですね。
というわけで、「勉強を楽しむ」ためには、
何よりもまず「やることを最小限に絞り込
むこと」が必要条件になりますので、
手元に必要以上にいろいろ教材がある人は、
意識が分散しないように、極力不要なもの
を切り捨てて行くことをおすすめします。
それではまた。
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