- 2017-8-23
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こんにちは、中西です。
前回は、「目標」がもたらす自分自身(セ
ルフイメージ)への影響についてお話しました。
今回もこの流れで。
「高い目標」を設定すると、当然ながら
現在の自分にとっては達成する難易度が上
がるわけですから、
相当強く、その目標に意識をフォーカスし
ないと達成は難しいです。
人によっては、あまりにも「現在の自分」
とその「高い目標(夢)」にギャップがあ
りすぎて、かえって不安になったり、自信
を失いかけることもあるかもしれません。
ただ、そういうマイナスの心理状態になる
ときは、かなり高い確率で、「自分として
納得できるレベルの現実的な努力」が欠け
ていることが多いのです。
逆に言うと、「自分として納得できるレベ
ルの現実的な努力」ができているなら、た
とえ現在の状態はイマイチで発展途上であ
っても、その
“発展途上の自分がしっかり前に進んでい
る状態”に納得できるため、自尊心や自信
が毀損されるリスクは激減します。
大事なのは、平たくいうと「現在ベストを
尽くせているかどうか」であり、いつか未
来において「高い目標」を達成しないと自
信が生まれない(セルフイメージが高まら
ない)わけではないということです。
「高い目標(夢)を達成した自分」という
のは、つまりは「未来の自分」であるわけ
ですが、「現在の自分」はその未来の姿に
向かって進んでいます(当たり前)。
「未来の自分」の姿が現実化することを信
じているから、その自分になるために
「現在の自分」が現実的に努力をして突き
進んでいけるわけです。
そんな「未来の自分」を信じられるのは、
あなただけかもしれません。家族ですら、
信じてくれないことは少なくありませんからね。
しかし、あなたさえその「未来の自分」を
信じられれば、その姿がいずれ“本当の自
分”になる可能性は高いわけです。
あなたが「未来の自分」を信じられなくて、
誰が信じてくれるのかという話。自分だけ
は、自分の未来の姿を信じたほうがいいで
すね。これを「未見の我」ともいいますが。
多くの人は「現在の自分」が本当の自分だ
と思い込んでいますが、高い目標を達成し
た「未来の自分」からすれば、過去である
「現在の自分」はニセモノみたいなものです(笑)
「どっちが本当の自分か?」なんてのは
ナンセンスな問いであり、時間軸を少しず
らせば、正解なんてなくなりますから。
だったら、理想的な「未来の自分」こそが、
本当の自分だと思い込んだほうが得策だと
私は思います。
繰り返しますが、そのいずれ訪れる「未来
の自分」からすれば、「現在の自分」なん
て、ほとんどニセモノみたいないかがわし
い奴ですから(笑)
どっちが“本当の自分”かを決めるのは、
あなたでございます。
よく言われるように、
「ソウゾウは2度行われる」
わけです。
1回目は、脳内の「想像」。そしてその
想像を現実的に「創造」していく。
これが人類だけが唯一持っている特長であ
り、人類が造ったほぼすべての産物は
このプロセスを得ています。
それは、「自分自身の創造」においても
同じだということです。
というわけで、前回の話もふまえると、
「現在の自分」がイマイチであっても、
「未来の(理想の)自分」を現実化させる
と固く決心し、現実的に自分として納得で
きる成長を続けていれば、
たとえ今が発展途上であっても、その発展
途上の自分に自尊心を持てるようになります。
さらにそれを続けると、
「未来の自分」が“本当の自分”だ
と心底信じられるようになり、
そのまま続けていると、いつのまにか気づ
いたら“本当の自分”になっている、
ということですね。
人間だけが持つ“ソウゾウリョク”を
フルに利用しまくってほしいと思います。
それではまた。