- 2018-6-6
- おすすめ記事, その他・雑談, 大学生活について考える, 志望校・進路の決め方
こんにちは、中西です。
家が低所得の人で、2020年度の時点で大学生の人や、現在の高校生にとっては朗報になりそうです。
今日はこちらのニュースについて。
▼低所得層の学生、国立大の授業料を全額免除へ 政府方針
https://www.google.co.jp/amp/s/www.asahi.com/amp/articles/ASL655J34L65UTIL03Y.html
ポイントの分だけ引用しますと以下の通り。
「5日に公表された政府の「骨太の方針」の原案には、消費増税分を使って大学など高等教育の負担を軽減する具体策が盛り込まれた。
年収380万円未満の低所得層の学生向けに授業料を減免するほか、給付型奨学金を拡充する内容で、2020年度から始まる。」
支援の対象世帯や内容の詳細については記事の方をご覧ください。(ただしまだ原案の段階なので確定ではありませんが)
一見すると確かに低所得層にとっては良い政策なのですが、この政府方針の「滑稽さ」に気づく人はどれぐらいいるんでしょうかね。
上記の通り、「消費税の増税分のお金を使って低所得層の学費を支援する」と言うコンセプトで出来上がっている政策なわけですが、あまりにも滑稽なんですよこれ。
このメルマガでも定期的に何度となく伝えていますが、
「デフレにおける増税は完璧に間違った政策」
なのです。これには議論の余地は1ミリもありません。
「支持する政党」とか「見解の相違」とか「思想の違い」などが入る余地は微塵もなくて、客観的な事実として「デフレにおける増税」は「完璧に間違っている」のです。
そしてこの完璧に間違った消費増税と言う愚かな政策も何度も繰り返してきたせいで、この国の国民(つまり我々)は20年に以上にもわたり、貧困で辛い生活を送らざるをえなくなっているのです。
それが遠因となり、いったい何万人が自殺したのかと言う話。
今月「骨太の方針」が閣議決定されますが、この骨太の方針でもし2019年度の消費税増税が確定してしまった場合、
また「プライマリーバランスの黒字化目標」という究極に愚かな目標が設定されてしまった場合、
この国は2020年以降、もう怒涛のごとく亡国の道に突き進んでいくことになります。
これは大げさでも何でもなく、本当に深刻にやばい状態なんですよ。
残念ながら国民の大多数は理解してない人が多いかもしれませんが、今月の「骨太の方針」で日本の未来は決まります。
今まさにわれわれはそういう物凄い岐路に立っているのですが、まぁマスコミもこの辺はスルーしてるか、相変わらず消費税増税が必要みたいな適当なこと言ってるんでしょうね。御用学者をならべて。
ちなみに「消費税が10%になる恐ろしさ」については、以前こちらの記事でも書きました。
▼【全国民必見の実験】「10%の消費増税」が日本を滅ぼすことが心理実験で証明された(雑談)
そろそろ私が「滑稽」と最初に言った意味がわかるかと思います。
要するに消費増税で貧困層を大量に増やしておきながら、その増税で増えた分を利用して低所得者を援助しようというわけです。
「滑稽」と言う以外表現しようがないと思うのは私だけでしょうかね。マッチポンプもいいところだと思うのですが。
だったら最初から消費増税なんてやらなければいいだけなんですが、
「デフレ期に消費税増税だけはやってはいけない」
「プライマリーバランス黒字化目標は撤廃すべき」
という正しい政策を理解できている政治家は少数派です。まともに提言してるのは自民党の若手政治家だけ。泣けてきます(。´Д⊂)
「自民党の若手議員、消費増税凍結・PB目標撤廃など提言」
https://jp.reuters.com/article/ldp-policy-idJPKCN1IW0CR
この提言を「異色の内容」と表現し、まるで変わり種の政治家たちであるかのように書いているロ〇ターの記者のレベルひどすぎ。わざと印象操作してるのかもしれませんが。
というわけで、とりあえず冒頭のニュースは「低所得層でこれから(2020年度以降)大学生の人」にとっては朗報と言えば朗報ですが、
それ以前に母体の日本と言う船自体が沈んでしまう方向で突っ走ってるのが安倍政権の客観的な現状です。
繰り返しますが今月閣議決定する「骨太の方針」が今後の日本の運命を決定しますので、これまで興味がなかった人は、ぜひこのニュースに今月は注目しておいてほしいと思います。
それではまた。
▼【全国民必見の実験】「10%の消費増税」が日本を滅ぼすことが心理実験で証明された(雑談)