- 2016-11-7
- おすすめ記事, 効率的な勉強法~基礎編~, 参考書学習テクニック, 直前期の勉強法
こんにちは、中西です。
どんな受験でもそうですが、
「すべての分野が満遍なく重要」
ということは、まずありません。
小テストや定期テストは別として
受験勉強では必ず重要度の高いところと、
そうでない部分があるわけです。
当然ながら「重要度の高いところ」をいつ
までも放置していたらいけないわけですが、
何らかの理由で「重要度が高いところ」を
ずーっと放置し続けてしまう人がいます
(ほとんどの場合心理的なものですが)。
たとえば、私が受験生のときに、古典の
文法にはあまり苦労しませんでした。
理由は、高1の時に鬼のような先生に無理
矢理暗唱させられたからです。その顛末は
以前こちらの記事でも書きました。
「高1のときに強制的に嫌々やらされたけど、
やっておいて本当に良かった(ーー;)」
とその鬼先生に感謝するまで、2年ほどかか
りましたが(笑)、
古文の文法をもし高1のときにやらず、高3
でようやく本格的にやっていたら、私の性
格上、ああいうめんどくさいのは後回しに
しますので、
間違いなく秋や冬の大事なタイミングで、
古典の文法が私の「ボトルネック」にな
っていただろうな(ノД`)・゚・。と容易に想
像がつくのです。
古典の文法って、英語の文法などと比べても、
マスターするのにそんなに時間がかかるわけ
ではないですが、放置しておくととんでもな
く足を引っ張る可能性が高い分野です。
古文って文法がわからないと、壊滅的になり
ますからね。
何が言いたいかというと、総合点の足を大き
く引っ張るような
【 ボトルネックをいつまでも放置してはいけない 】
ということです。
さっさと終わらせてしまえば、わりと早い
段階でその科目の点数アップや総合点アッ
プに大きくつながるのに、
なんやかやで放置していて、全然進んでい
ない分野はありませんか?ということ。
もし心当たりがあるなら、そういうボトル
ネックは少しずつやっていくのではなく、
まとめて半日なり1日なり2日なり、時間
をとって、一気にやってしまうのがおすす
めです。
かりに全部終わらなかったとしても、
「ずっと手をつけるのが億劫で進んで
いなかったボトルネックを、これでまず
一周できた!あとは復習だけだ!」
みたいに心理的に楽になるだけでも全然
その後のはかどり方が違いますからね。
「時間をまとめてとる」だけでは億劫なら、
気持ちのスイッチをいれるために、
そのボトルネックを制覇するためだけに、
ふだんあまり使わないような場所に行って
勉強するのもおすすめ。
脳科学的・心理学的にも、
「場所」と「勉強」を結びつける
と達成率が大きくアップすることがわかっ
ています。
なので、ボトルネックをやるのが心理的に
抵抗が大きいなら、
それをやるためだけにいつもと違う場所で
勉強してみるのは一つの賢い手です。
人生がかかった受験勉強ですから、足を引
っ張るボトルネックは早めに終わらせて、
すっきりした心理状態で、本当に大事な
勉強をガンガン進めていくのがコツですね。
それではまた。