- 2017-7-30
- おすすめ記事, 勉強計画の立て方, 夏休み・冬休み・春休みの勉強法, 目標を設定する
こんにちは、中西です。
早いもので、7月がまもなく終了します(゚゚;)
受験生にとっては、いよいよ大勝負の
8月を迎える事になりますが、
ぜひ8月を迎える前に、
「8月の目標」
も改めて確認しておいてください。
これは「夏休みの目標」とほぼイコールに
なりますが、
「8月にどれだけ勉強をやらなければならないのか」
を改めてこのタイミングで確認しておいたほ
うがいいのは言うまでもありません。
この7月末の時点で、夏休みがスタートして
から1週間から10日ほど経つわけですが、
ここまでやってきた感覚も踏まえながら、
事前に設定した「夏休みの目標」が本当に
現実的なのかどうか再度チェックしておく
意味は大きいです。
というのも、人間は往々にして、現実より
も甘く計画を見積もってしまうことが少な
くないからです。
カリフォルニア大学でこんな実験が行われ
たことがあります。
学生たちに卒業論文をどれぐらいの日数で
仕上げることができるか予測させたところ、
予測では平均34日となりました。
ところが実際は、予測より早く完成させる
ことができた学生は3分の1もおらず、
平均して55日ほどかかったのです。
34日と55日では1.5倍以上もの開きがあり
ますが、カリフォルニア大学と言う世界的
にも非常に優秀な学生たちですら、
計画に対して正確な見積もりを出すことが
できず、とても甘い計画になっていたとい
うことなのです。
確かに卒業論文というのは学生にとって初
めての経験ですので、正確な見積もりを出
すのが難しいという事はあるかもしれません。
ただ、この実験はあくまで予測を聞いただ
けですので、初めての経験と言う点も踏ま
えて、別に長めに予想してもよかったはず
なのです。
ところが学生たちが予想した日数は、実際
にかかる日数よりもはるかに短い期間だっ
たわけです。
これはつまり、実際に計画というのは
「事前の予測した見積もり(時間・日数)」
よりも、大幅に時間(日数)がかかってし
まう傾向があるということだと考えられます。
これは経験的にもよくわかる人は多いので
はないでしょうか。私はとてもよくわかる
のですが(。´Д⊂)
なので、ここで改めて夏休みに入る前に作
成した目標と計画を再度チェックし、
ここまでの流れを踏まえて、改めて「8月
の目標」をチェックor必要なら修正する
という作業を行っておく方がいいという
ことです。
非現実的な目標を設定していても意味が
ありませんし、明らかに達成できないよ
うな目標では勉強に向かうモチベーショ
ン(やる気)も低下してしまいかねませんから。
というわけで、
「現実的」かつ「簡単すぎず」かつ
「頑張ればなんとか達成できる」
やや高めの目標を設定することが、
夏休みの勉強量を最大化させるコツ
になりますので、
あらためて緊張感を持って8月にのぞむ
ためにも、再度目標の確認をしておく
ことをおすすめします。
それではまた。