こんにちは、中西です。
今回は、おすすめ本の紹介を。
これまでメルマガでも何度となくお伝えしていますが、
「読書の習慣」
を持っている人と、持っていない人とでは、人生が天と地ほど変わってきます。
これはネットが普及する以前からそうでしたが、ネットが普及して以降も「本を読む」ことの重要性は、ほとんど変わっていない・・・というのが私の実感です。
いっけんすると、「本を読まなくても、ネットに情報がたくさんあるじゃん」と思ってしまいそうですが、ここが一つの落とし穴なんですよね。
そう思って本を読まずにネットからのみ「情報」を収集している人と、ネットに加えて本を読んでいる人とでは、
すぐには差は出ませんが、長期的に見たときには絶望的なほど差が開きます。
読書は人のベースとなる体系的な知識・思考力・判断力・思想・発想などに影響をおよぼします。
パソコンでいうとベースとなるOS(ウィンドウズ、マック)の部分です。
その人生の基盤を支える大事な部分が、ネットから断片的に「情報収集」しているだけの人とでは、全く違ってきてしまうのです。
仕事でアウトプットするときも(この場合のアウトプットは、情報発信はもちろん日頃「人に発する言葉」の全般)、
本を読み続けている人と、そうでない人とでは、数分話せばすぐに分かるほど、差がでてきます。
資本主義社会はある種の競争社会ですから、他人と差別化するためには、
「みんなが知ってるようなことを、ふつうの切り口でしかアウトプットできない人」
では、人間関係においても、情報発信をするにおいても、
「どこにでもいる普通の人」
に必然的になるわけです。当たり前ですが、そんな人が資本主義社会において「豊かな生活」を送れるはずがありません。
だから、最悪は「視聴率の高いテレビ番組しか見ない人」。理由は上記の通り、「みんなが知ってる情報しか頭に入ってない」からです。
ハッキリいいますが、こういう人はまず間違いなく貧乏まっしぐら。当たり前。「テレビの視聴時間が長い人ほど、年収が低い」のは調査でも判明してます。
ようは「視聴者(読者)の多いメジャーな番組」しか見ていない人ほど、「どこにでもいる普通の人」になる確率が高まるのです。
同業者・ライバルが多い中で、普通のアウトプット・仕事しかできない人は、人材として価値が低いので、業種・業界に関係なく収入は上がりません。
上がらないどころか、よほど運が良くない限り、低所得のまま人生が進んでいくのは確実です。
だから、本を読む必要があるわけです。
本は上記の通り、人生のベースとなる体系的な知識・思考力・判断力・思想・発想などを養成してくれます。
おまけに、「1万部でベストセラー」の世界なので、それぞれの本を手に取っている人の人数は、ふつうは数千人ほどです。
中身と売れ行きが比例してるわけではないので、めっちゃいい本なのに世の中で数千人しか読んでない、みたいな本はゴマンとあります。
その知識体系にアクセスしてる人の人数が、他のメディアに比べて圧倒的に少ないわけです。つまり本は
「中身は濃い」&「読んでる人が少ない」
ことが極めて多いため、それを継続的に続けている人は、ほとんど必然的に
「普通の人とは違うアウトプット(仕事)が出来る人」
になれる確率が非常に高くなります。高くなるというか、何年も続けたらほぼ確実にそうなります。
かりにそれぞれ別ジャンルのAと言う本を読んだ人が7,000人、Bという本を読んだ人が8,000人、Cという本を読んだ人が6,000人だったとします。
では、AもBもCも、読んだことがある人は何人くらいでしょうか?
同じジャンルなら数百人~1,000人くらいいるかもしれませんが、それでも全国中でその程度です。
ましてA,B,Cが別ジャンルなら、山ほど本がある中で偶然3冊が一致する人数は数十人程度かもしれません。
これが3冊ではなく30冊なら?すべて一致する人数は1桁でもいたらすごいですが、おそらく0に近いんじゃないでしょうか。
もし100冊なら?自分がたまたま選んだ100冊と、同じ100冊をたまたますべて読んでる人が地球上にいる確率は・・・よくわかりませんがほぼ0でしょうね(笑)
だから、ひらたく言えば、
「本をたくさん読み続けた人は、希少性が高まり、豊かになる確率が非常に高くなる」
ということです。まあ例外もあるので100%とまでは言いませんが、ものすごく高まるのは間違いないですね。
その意味で、読んだ量が多いほど希少性は高まるので、
「本を速く読む」
ことができるかどうかも、結構重要なポイントになります。理由はもう説明不要でしょう。
よくあるのは「速読」ですが、挫折する人が多いのもこの速読です。
「1冊1分」とか「読むのではなく感じろ」(°□°;)?とか、「ページを視界に入れるだけで潜在意識が覚えている」とか、
やれる人もいるのかもしれませんが、普通の人には難しいものも少なくありません。
私自身も何度か挫折してますし、名前は言いませんが有名な速読法で挫折した人の話はかなり聞きましたし、その方法が海外の大学の実験で「内容が頭に入ってない」ことが証明された話まで聞いたことがあります。。
そんな感じで速読は非現実的なものも多いのですが、一方で「1ページ1秒」「1冊1分」という極端な速読ではなく、現実的な速読法もあります。
個人的におすすめなのは、「1冊10分」のフォーカス・リーディングです。
これは日本で初めて大学教育で採用された速読法で、15年の指導実績がある方(寺田昌嗣さん)の方法論なので信用性も高いです。企業の社員研修でも採用されています。
そのフォーカス・リーディングのノウハウをがっつりまとめた本もあります。価格は1,980円ですが、期間限定で無料(送料のみ負担)で手に入るキャンペーンをやってて、先日私も購入しました。
個人的な感想としては、うさんくさい要素が全くなく、かなり具体的&現実的なテクニックを組み合わせる方法論という感じです。
他の速読で挫折した人でもフォーカス・リーディングでの成功者は非常に多いようです。(2017~2018年の習得率は98%とのこと)
この本が無料なのはどう考えてもお得なので、以下にリンク貼っときます。速読に興味がある人で、フォーカスリーディングを今回初めて聞いた人は、一度読んでみることをおすすめします。
▼「フォーカス・リーディング習得ハンドブック」
(ページに「本の目次」もすべて書かれています)
ちなみに、ある大学4年生の学生が、もともと「年に一冊も読まなかった」そうですが、この速読をマスターして5ヶ月後の報告で、
教員採用試験の忙しい中でも「月平均8~10冊」ほど読めている、という話がありました。
時間が限られた受験生が、受験勉強と関係ない本を読むのは積極的におすすめしませんが、
どうしても読みたい本があるとか、本を読みたい衝動が強くある、あるいはそれが息抜きにもなり、かつ短時間で読めるなら、受験生の読書もアリだと思います。
というわけで、ネット全盛の時代になっても、いやむしろネット全盛の時代だからこそ、
「本を読み続ける習慣」
がある人とない人とでは、長期的には人生で大きな差が開きますので、読書習慣がなかった人は参考にしてみてください。
それではまた。