- 2015-10-18
- おすすめ記事, 効率的な勉強法~中上級編~, 受験を突破する健康管理術, 受験を突破する生活習慣術, 受験を突破する記憶術
こんにちは、中西です。
秋まっただ中のこの頃ですが、
秋といえばスポーツの秋ヽ(´▽`)ノ
受験生にスポーツの話をしても
仕方がないだろうと思われそうですが、
いえいえ、そんなことはありません。
多くの人が習慣的によくやっている
“あるスポーツ”
に関しては、それをやることで
「頭が良くなる」
ことが判明しています。
その受験生にもおすすめできる
最適なスポーツとは、
【 ジョギング 】
です。
そう、あの「健康にいい」という理由で
日本中で多くの人が日常的にやっている
ジョギングは、
実は健康にいいだけでなく、
「脳にもいい」
ことがわかったのです。
京都大学名誉教授の久保田競先生が
「脳とジョギングの関係」
を調べる実験を行い、
それを米国神経学会で
発表されているのですが、
その実験の結果、
ジョギングの習慣を持っている人たちは、
前頭前野の働きを見るテストの成績が
飛躍的にアップしたのです。
(ちなみに前頭前野というのは、
「思考や創造性を担う脳の最高中枢」
(脳科学辞典)
といわれている部位です。
さらに「記憶」にも深く関係している
場所なので、ようは受験勉強においては
メインで活躍しまくる脳の部位になります。
この前頭前野の働きがアップする
ということは、そのまま
「受験勉強の効率が大きく高まる」
という理解で間違いありません。)
久保田教授の実験の詳細は
長くなるので省略しますが、
結論だけいいますと、
数ヶ月にわたる実験で、
ジョギングの習慣を持っている人と、
持っていない人とでは、
【 課題の正答率の差が6週間後に10%、
12週間後に25%もの開きが出た 】
のです。
つまり、
——————————————–
「ジョギングの習慣をより続けた人ほど、
前頭前野の活動が飛躍的に高まった」
——————————————–
ということになりますヽ(´∀`*)ノ。
いや〜これは
すごい結果ではないでしょうか。
たとえばジョギングしていない人の
点数が70点だとすると、
ジョギングを習慣にした人の点数は
6週間後に80点、
12週間後には95点
もあったということです。
さらに興味深いのは、
ジョギングの習慣を一度やめてもらい、
やめてから6週間後と12週間後に
同じタイプの課題を再度やってもらっても、
正答率が80%以下には落ちませんでした。
つまりジョギングの習慣を
持っていた人たちは、
ジョギングの習慣をやめても、
少なくとも1ヶ月半〜3ヶ月は
その脳へのプラスの効果が
持続していたわけです(゚ロ゚;)
ひらたくいえば、
「軽く走ることで頭が良くなった」
ということですね。゚ヽ(゚´Д`)ノ゚。♪
実はこの久保田教授の実験結果は、
米国神経学会で大変な話題となり、
欧米の新聞・雑誌や
日本の新聞でも取り上げられました。
ジョギングをやめてから
3ヶ月も効果が持続するなら、
本格的に寒くなる前の、
12月の初頭くらいまで
走っておく手もあります。
12月初頭で走る習慣をやめても、
1〜2月の受験シーズンまでは
影響を持続できるからです。
このやり方はかなり
ズボラな感じですが(笑)、
年明けの本当に時間が無いときには
ジョギングをやめて時間を浮かせつつも
12月初頭までのジョギングによる
「頭が良くなる効果」
も得られるので
賢いやり方かもしれません。
年明けもジョギングを
続けるのが理想だと思いますが、
上の実験結果を最大限ムダなく
受験に応用するなら、
12月初めくらいまで習慣的に走る
という方法もありますね。
このスポーツの秋、
受験生のみなさまは
健康のため・体力づくりのためにはもちろん、
「脳の働きを良くする」
ために、よかったら
本格的に寒くなる前の今のうちに
軽く走ってみてください。
それではまた。