- 2014-3-22
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中), 志望校・進路の決め方
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
昨日の朝、OCP(受験勉強オンラインコーチング・プログラム)の
メンバーのKさんから朗報が届きました。
第一志望の青山学院に合格です。
このKさんの合格で思ったことがあるので、今回はそのお話を。
Kさんが私のコーチング(直接指導)を受けるようになったのは、
去年の秋頃からでした。彼女になぜ青学を志望するのか聞いたところ、
自分でいろいろ調べた上で、最終的には
「青学に見学に行ったときに『ここに行きたい!』と思ったからです」
とのことでした。彼女は、実際に青学がどんなところか
現地(キャンパス)を見に行って、心が動かされたと。
実にシンプルな動機ですが、実のところ、これほど強力な動機はありません。
ホームページやパンフレットを何時間見ても、
ネットで大学の評判の良さをどれほど調べても、わからない部分があります。
そして、実はその「言語化されていない部分」こそが、
一番重要なカギを握っていることが少なくありません。
私が間違いないと思うのは、人間が一番心を強く動かされるのは、
このように言語化できない情報を「感じた」ときだということです。
大学に行って、実際にキャンパス内の雰囲気や大学生を見てみる。
歩いてる人たちの表情や服装も見てみる。
教授の顔つきも見る。サークル活動を見てみる。
そうやって、とにかく現地の空気を感じてみる。
これは言語を介した「調べる」「知る」という作業とは
全く違う種類の行為ですが、ここにモチベーションの源泉が隠れています。
人間にとって最大のエネルギーとなるのは、このような
言語化できない情報に触れて、何かを「感じた」ときだからです。
逆に、実際に見に行って「ここはなんか違う」と感じたならば、
その感情にしたがうことが正解の可能性が高いです。
私が数年間師事した、心から尊敬するある天才経営者の方が
口グセのように言っていたことがあります。
私は何度も何度も、その方からこう言われました。
「中西よ、お前が『感じること』がすべてや」
何度言われたか。この「感じることがすべて」というのが、その方の口癖でした。
理屈や常識ではなく、自分が「感じること」を判断の基準にする。
ここを見落としてしまう人が、本当に少なくないわけです。
自分の感情を偽っているかぎり、心にブレーキがかかります。
その状態で人は幸せになりようがありません。
「感じることがすべて」という判断基準が、
人の人生において、人間の可能性開花において、目標達成において、
どれほど途方もなく重要な意味を持つかを、その方は十二分にご存知だったのです。
Kさんが青山学院に合格したのも、自分で大学を見に行って
「感じたこと」を一番の判断基準にしたからでした。
勉強法とかノウハウは、そのあとに効いてくる話。
これから何かを始める人、今後のビジョンや進路などに迷っている方は、
ぜひ「調べること」「知ること」だけではなく(それも大事ですが)、
それ以上にもっと自分自身が
【 感じること 】
を判断基準の上位においてみるようにして下さい。
本当の正解は、きっとその先にしかないはずです。