- 2025-8-4
- 勉強の集中力アップに役立つアイテム, 受験を突破する健康管理術, 夏の対策
こんにちは中西です。
脚本家の三谷幸喜さんが情報番組に出演した際に、男性の日傘について自身の体験を話していたことがニュースになっていました。
日傘をコンビニで買って初めて使用したそうなのですが、最初はやはり抵抗があったようで、
恥ずかしいからごまかすために「あ、もう雨止んでる」みたいな小芝居もしていたとのことです笑
ところが実際に差してみて分かったのは、誰も自分のことなど見ていないということだったようです。
なので「男性の方も日傘を自信を持って差した方がいい」とおっしゃっています。
私も数年前から日差しがきつい時は日傘を差すようにしていますが、体感的には全く違うので、
一度その快適さを味わうと恥ずかしいなどの理由で差さなかったのがバカバカしくなります。
三谷さんは「誰も見ていない」ということでしたが、私は自意識過剰なのかもしれませんが、
女子高生ぐらいの若い女の子2人組とすれ違った時にジロジロ見られたような気がしております(笑)。
ただ基本的には三谷さんの言う通り、ほとんど誰も気にしていないと思います。
私も自分が日傘を差して歩いていた時に、道の向こう側で同じように日傘を差しているだいぶ年上のおじさんを見かけてちょっと嬉しくなったぐらいですが、
皆さん忙しいので、街中で見かけた人が日傘を差していた記憶なんて1分後には忘れていると思います笑
ということで、恥ずかしいという男性の気持ちはよくわかりますが、気にして日傘を差さないのは損だと思います。
そこで今回は日傘の効果についての研究やデータを少し調べてみました。
思ったより日傘の効果の研究は昔からされていて、国内だけでもたくさん見つかりました。
まず環境省が2019年から日傘の活用を推進していました。
環境省が公開していた日傘の効果の研究によると、
人工の夏場の環境(気温30度・湿度50%など)を作った部屋で、15分間の歩行運動を2回、男性6名により行い、
帽子のみをかぶった場合と日射を99%以上カットする日傘を使った場合で比較した結果、
「汗の量が約17%も減る」
ことがわかりました。
また、上着を着用して歩行するケースに比べて、上着を着用しないクールビズを実施するケースの熱ストレスは約11%低減し、
それに加えて日傘を併用した場合は合計約20%低減できることもわかりました。
さらに、外に樹木がないケースで日傘を差す効果は、10m間隔で樹木を形成している効果に匹敵することもわかったようです。
ざっくり言うと、熱ストレスの観点からは、男女問わず日傘を活用することが望ましいという結論に至っていました。
その環境省の発表を受けて、埼玉県でも日傘の普及啓発活動をしています。
また、大同大学による「日傘による暑熱緩和効果の解明」という研究によると、
日傘の使用によって頭部の体感温度が4度から9度、全身の体感温度が1度から2度低下することも判明しています。
またこの大同大学の研究では「日傘の色」による違いも測定していて、
白色の日傘だと体感温度の低減効果は-3.7℃もあり、
黒い日傘の場合は-2.2℃、黒の雨傘の場合は-2.1℃とのことで、黒色の場合は日傘も雨傘も効果は大体同じでした。
一方で白い日傘だと一気に効果はより高まるということですね。
個人的には日傘を使用すると汗の量が平均約17%減るというのは、その後の集中力や生産性に影響するので結構大きい発見かなと思います。
汗で衣類がベタついたりしていると、その後机に向かっても不快な状態が続くリスクが高まりますので、
そういった観点から見ても汗の量が減るのはプラスだと言えます。
熱中症リスクを減少させる観点では、1日1回ぐらいは汗をかいた方がいいのですが、さすがに真夏の強い日差しの中でかく汗は減らした方がいいですからね。
ということで、これからますます日差しがきつくなってきますが、日差しが強そうな日は日傘を差した方が良さそうです。
特に男性の方は抵抗がある人も少なくないと思いますが、これは一度やってみたら自分のメンタルブロックのようなものが外れて慣れますので、
まだやったことがない男性の方は、無駄な羞恥心は捨てて暑い日に一度試してみるといいんじゃないかと思います。


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