- 2019-7-8
- おすすめ記事, 受験を突破する生活習慣術
こんにちは、中西です。
1日の生産性を高めようとする時、注意しなければいけないのは自分自身の「行動」です。
何気なく取った「1つの行動」が、自分で思っている以上に、その後の時間にマイナスの影響を与えることが少なくありません。
これを私は
「マイナスの波及効果」
と言うふうに勝手に呼んでいるのですが、池に小さい石を投げた時に水面にできる波紋のように、
ある1つの何気ない行動を起点にして、マイナスの波紋がどんどん大きく広がっていくことがよくあるのです。
例えばこんな感じ。
(以下、左側が「何気なく取った行動」、右側が「マイナスの波及効果」)
▼LINEのチェックだけ→ LINEの返信をしたくなる→返信文の作成に時間がかかる
▼好きなYouTuberの最新の動画だけ見る→関連動画に気になる動画。これだけは見ておきたい→関連動画を見た後コメント欄をつい見てしまう→その途中で「あなたへのおすすめ」に絶対見たほうがよさそうな動画発見→以下繰り返し
▼寝る前にちょっとおやつ→睡眠効率の低下→翌朝の眠気・胃のもたれ→午前中の調子いまいち→しかも太った
▼最新のニュースチェック→関連ニュースを見てしまう→コメント欄まで熟読してしまう(投稿してしまう)
▼Twitterの投稿→その後にいいねやリツイートされたか気になるから再度確認→タイムLINEも見てしまう→興味深い投稿のリンク先に飛ぶ→リンク先のページを読んでしまう
▼漫画を読む→次の巻まで読んで止まらなくなる
▼ゲームをする→予定の時間をオーバーする→夜更かしする→睡眠不足で翌日ずっと眠い
▼スナック菓子をちょっとだけ食べる→ 1袋いってしまう→内臓が気持ち悪くなりやる気がなくなる
▼エ○サイトをつい見る→ 1人で何かゴチャゴチャする→一瞬だけ「賢者」になるが、すぐ眠気に襲われ爆睡(男子にしかわからん悩み)
…他にも無数にありますが、こんなふうに池に小さな石(意志)を投げたつもりが、水面の波紋のようにマイナスが大きく広がっていくような感じで、
「たった1つの行動が、その後の時間に、マイナスの波及効果を大きく広げていく」
と言うことが少なからずあるわけですね。
どれか1つでも大幅な時間のロスを生むのに、そんなことが1日に何回も発生していたら、やるべきことが全然やれなくなってしまいます。
これを防ぐための戦術はいくつもあり、これまでメルマガでもたくさんお伝えしてきましたが、基本的なこととして、何か1つの行動を取るときに、
「その行動を取ることによるマイナスの波及効果を頭に思い描く(あらかじめ理解しておく)」
と言うのが意外と重要になります。
「行動をとる前に脳内でイメージを描く」
ことが、その後の行動に影響を与える事は、様々な実験で証明されています。
なので、「ちょっとした1つの行動が大きなマイナスの波及効果をもたらすことがある」ということを理解した上で、
何か1つ行動を取るときに、そのマイナスの波及効果を頭に描くことで、行動にブレーキがかかる可能性が高まるのです。
と言うわけで、普段やるべきことができずに、なぜか生産性が悪いと感じる人は、
「マイナスの波及効果を広げる最初の1つの行動」
がないかをチェックしてみてください。
思い当たる行動があれば、「〇〇をするときは要注意!」などと手帳などにメモして、マイナスの波及効果をイメージし、その行動をとる時には細心の注意を払うことをおすすめします。
繰り返しますが、その「最初のきっかけの行動」に気づいていないことが多いので。
それではまた。