こんにちは、中西です。
ここしばらく「読書」をテーマに配信しています。
ちなみに前回までの内容は以下の通り。
▼「やる気アップ」を目的に再読する読書
▼「1日の読書ゼロ」の人間(大学生の5割)に未来はあるか
▼「本の要約アプリ」で読書量が飛躍する
▼読書をしないと貧乏になる理由
▼読書は最初に「読まなくていい部分」を見極める
▼読書スピードがアップする心構え
▼キンコン西野氏の新アプリ「しるし書店」で中古参考書も売れる理由
本題へ。
一般的に、もっともベーシックな読書の方法は、「本を前から順番に1ページずつ読んでいく」と言う方法だと思います。
ただ、ご存知の通り、このやり方ですと1冊読むのに非常に時間がかかってしまうのです。
そこで速読などの「速く本を読むテクニック」がいろいろとあるわけですが、
私がよくやる方法に、「全体から細部に入っていく」と言う読み方があります。
上記の「前から順番に1ページずつ読んでいく」という読み方の場合は、前から読んでいくので、本の全体像がつかめないまま読み進めていくことになります。
受験参考書の場合なら、一つ一つ基礎から理解を積み重ねていかなければならないのでその読み方で良いのですが、
読書の場合は、必ずしも前から順番に読んでいかないと理解ができないと言う事は無いわけです。
小説のような「読むプロセスを楽しむ」ような本は除き、(実用的な知識を得るための)読書の場合、本には既に知っている内容もかなり含まれていることが多くなります。
こういう本を「前から順番に読んでいく」のはかなり非効率です。
その場合どうすればいいかと言うと、「先に本の全体像を把握する」こと。
その上で細部に入っていけば、無駄な時間を一気に減らせます。
流れとしては、こんな感じ。
1、「はじめ」と「終わりに」の部分を最初に読んで、著者がその本で何を言いたいのか、概要をまず把握する。
2、目次を読む
3、本をめくりながら、小見出しを中心に読んでいく
4、1から3を数回繰り返すと、本全体の中で、特にしっかり読んでおきたい(読む必要がある)部分が見えてくるので、その部分だけピンポイントで読む
5、今の自分には不要と感じる小見出しは、本文を読まない
ざっくりとですがこの1から5を繰り返すことにより、「全体から細部」と言う流れで本が読めます。
このように「先に全体像を把握した上で、本当に必要な部分を探して読んでいく」ようにすると、本の中で何度も重複している部分は先に飛ばせますし、
トータルで読む時間が減るわりに、理解度も手に入る知識も、前から順番に読んだ場合とあまり変わらない結果になりやすいです。
というわけで、「前から順番に読んでいく」のではなく
「全体を把握してから、細部に入っていく」
という順番で読む方が、本は早く読み終わることが多いので、よかったら参考にしてみてください。
それではまた。