こんにちは、中西です。
前回、前々回と「読書テクニック」系の話でしたが、好評なので今回もこの流れで。
私は本の大半をアマゾンで買うのですが、
流れとしてはまずKindl(電子書籍)版があるかどうかを確認して、Kindle版がない場合にのみ、紙の本を買うようにしています。
要するにできるだけKindleで読みたいと思っているのですが、昔の本だとKindleになっていないものも多いのです。
また、最近の本でも出版社によってはKindleに対応していないところも多々あるため、結果的に、紙の本を買うことも結構あります。
おまけに漫画も買うようにしているので、実質的にはほぼ毎日宅配で本が届いている状態です。
3月8日現在で、3月に入ってからどれぐらい本を買ったのかアマゾンで調べてみたところ、本が15冊、漫画が13冊でした。これに加えてコンビニ等で買った本・雑誌が何冊かありますが。
8日間でこれぐらい本を買っている社会人と言うのはあまりいない気がしますが、この投資は「確実に元が取れる」ので買っております。
なぜ本を読むのが良いのかと言うと、まず著者自身が本を書くとき、ほぼ確実に「良い情報を読者に提供しよう!」と言う気持ちで、かなり真剣に執筆している点。
良い本を書けなければ当然評判は下がりますし、間違ったことを書いたら信用も失います。
そうなると著者の本業の売上にも影響が出ますし、売れない本の作家には今後出版社から声もかかりにくくなります。
本を書く理由は著者により様々ですが、いずれにしろ他のメディアに書く場合よりも、真剣に情報を出している事は間違いないでしょう。
また出版社側も、本を出すときにリスクを背負っています。
最低でも数千分の部数を刷るわけですから、売れなければその本の制作にかけた人件費(編集者・著者・表紙や挿絵のイラストレ―タ―に払うお金)も、
本を作るのにかかった原価(紙代など)も無駄になり、多額のお金を失うわけです。
つまり本を作ると言うのは、著者側も出版社側も、リスクを背負っているのです。なので、何としてもいい本を出す必要があります。
結果、本として世に出ている時点で、ネットの掲示板などで匿名の人間が書いた情報とは比較にならない位の信用性が担保されているといえます。
これに加えて、本の最大のメリットがもう1つあるのです。
それは、「読んでいる人数が少ない」こと。これが超大きなメリットなのです。
本は3万部も売れたらかなりのベストセラーですし、種類によっては1万部でもベストセラーになる世界です。
通常は数千部レベルなので、その情報にリーチしている人間の絶対数自体が、基本的に本は少ないわけです。
それだけ少ない部数なのに、情報の品質自体は、上記の通り出版社とその分野の専門家が自分たちの信用をかけて、真剣に吟味して出している情報なのです。
つまり情報の品質は高いのに、読んでいる人の人数が少ないわけですから、本をたくさん読めば読むほど、
「普通の人が持っていない品質の情報が、頭に蓄積されていく」
ことになります。
そうでない人(例えば多くの人が見ているテレビや新聞からしか情報を得ていない人)はどうなるかと言うと、
「誰もが知っていることしか脳内に蓄積されていない人」
になります。
そういう人は、自分自身の脳内がコモディティー化(一般化・普通化)するわけです。
これは平たく言えば
「どこにでもある情報しか詰まっていない、普通の脳みそ」
になっているわけで、「どこにでもある脳みそ」の人は、必然的にふつうの仕事しかできないため、
資本主義社会においては、(業界・業種・職業に関係なく)極めて高い確率で貧乏にならざるを得ないのは当たり前。
自分一人の「経験」とか「発想」だけでは、ほぼ確実にいずれ頭打ちになりますからね。いわゆる「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」というやつ。
そんな人生は全然面白くないと思うので、私は昨日も今日も明日も明後日も、毎日本を読み続ける習慣をやめる気には、まったくならないのです。
それではまた。