こんにちは、中西です。
世の中にはたくさんの本があるので、少しでも速く文章を読みたいと考えている人は多いです。
そこで速読術のような読解スピード上げる方法があるわけですが、
速読術のような難しい訓練などを一切せず、「簡単な心がけ1つ」で本を読むスピードを速める方法があります。
劇的なスピードアップとまでは行きませんが、超簡単なわりに、人によっては何割か読書スピードがアップします。
それは読む前に「絶対に戻って読まない!」と強く誓ってから文章を読むことです。
実は文章を読むときに、無意識のうちに何度も「読み返す」という行為をしている人は少なくありません。
視線をいちど読んだ部分には戻さず、後ろを振り返らないでどんどん前に前に、読んでいければいいのですが、
なんだかんだと「戻って読む」のが“読書の癖”のようになっている人は多いのです。私自身もそうですが(- -)
頻繁に戻って読み返してしまうのは、文章に集中していなかったり、書いてあることや単語が若干わからなかったり、内容より活字だけ目で追って頭に入ってないなど、理由はいろいろあります。
いずれにしろそういった原因がずっと頻発しているせいで、「戻って読む」ことがいつのまにか読書時のデフォルトモードになってしまっているわけです。
それがあまりにも常態化しているため、自分でもその癖に気づいていないことすらあります。
特に「一つ一つの単語や文章をしっかり理解しながら読んでいく」という気持ちが強い人ほど、戻って読み直すことが頻発していることが多いです。
こういう場合、「戻って読む」ことを自分の中で(極力)禁止するだけで、文章を読むスピードが一気に速くなります。
「戻れない」という前提によって集中力が高まるためです。
興味深いのは、「戻って読む」ことがなくても、意外と文章全体の内容は理解できることが多い点です。
1つの文章の中に、多少難しい単語やわからない言葉が出てきたとしても、どんどん前に前に読み進めていくことで、後からその部分の意味が理解できることが多いので。
ちなみにこれは読書に限らず、英語や現代文などの文章問題を解くときにも有効な方法(というかマインドセット)になります。
読書や文章問題などで、文章を読むスピードを速めたい人は、文章を読む前に「戻って読まないぞ!」と強めに誓ってから読んでみてください。
もちろん本当に必要なときは多少戻ってもいいですが、その頻度を今より減らすだけでも読むスピードがグンとアップすることは意外と多いので、
つい文章を戻って読み返しがちな人は試してみてほしいと思います。
それではまた。