- 2019-12-18
- おすすめ記事, 受験を突破する健康管理術
こんにちは、中西です。
受験生にとって心配なインフルエンザですが、インフルエンザの患者数は昨年を上回るハイペースで増えています。
東京都感染症情報センターが本日更新したデータを見ると、 「定点医療機関あたりの患者報告数」(ざっくり言うとインフルエンザの患者数)が、
ここ5年間の同じ時期と比べても、一番ハイスピードで増えているのがわかります。(12月15日時点)
参考:東京都感染情報センター
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/flu/flu/
グラフを見る限り、ニュースなどでもよく聞くようにやはりセンター試験の試験日あたりが患者数のピークになっているのですが、
明らかに今年は過去5年と比べても増加ペースが早いのです。このペースで行くと年末年始頃に患者数のピークが来る可能性がありそうです。
上記は一応東京のデータですが、基本的に他の地域でもそんなに大きくは変わらないと思われますので、今のうちからインフルエンザ及び風邪については十分注意しておいてください。
インフルエンザや風邪の注意点というのは複数ありますが、今回その一つをお伝えすると、
【 できるだけ口呼吸をしない 】
ということです。別の言い方をすると「できるだけ鼻呼吸をする」ということ。
私たちは普段口で呼吸をしているように思いがちなのですが、本来呼吸すべき器官は口ではなく鼻のほうになります。
そもそも口呼吸をする哺乳類は人間だけですが、 その我々人間も基本的に口呼吸より鼻呼吸をした方が体にはいいのです。
鼻というのは高性能な加湿器の役割を持っており、 気道を保護します。
また鼻には、ウイルスや不純物を取り除く粘膜繊毛運動機能があるので、外の空気の浄化フィルターみたいになってるわけですね。
ところが口呼吸をしているとこのフィルターの機能が働きません。
口から外気を取り入れるのでウイルスも喉に付着しやすくなります。そこからインフルエンザや風邪に感染する可能性もあります。
したがって特に外で人混みの中を歩く時などは、マスクをした上で、さらに口を閉じて鼻呼吸をするぐらいがおすすめです。そして帰宅したらうがいもする。
また帰宅したら家では加湿器を使って部屋の加湿を忘れないようにしましょう。
加湿しておくと鼻の通りも良くなるというデータもあるようですし、体の表面が保湿されると目や喉など大事な器官の防御にもつながります。
個人的に特に注意が必要だと思うのが就寝時です。寝る時に口呼吸で眠っていると、朝起きた時に喉が痛くなっていたり、体調を崩しやすくなります。
鼻呼吸がきつい人は、就寝時に普通のマスクをすることで加湿されるのでよかったら試してみてください。
帝京大学ちば総合医療センター耳鼻咽喉科の鈴木雅明教授によると、就寝時に口唇の両端に「ハの字」の形にテープを貼って筋肉が緩むのを抑え、口を開かなくする方法もあるようです。
就寝時に口を開かなくする専用のテープなども売ってますが、自前のテープでも、寝る時に苦しくならない程度に軽く唇の真ん中あたりに細めにテープを縦に貼るのもありです。
個人的な実感ですが、就寝時にしっかりと鼻呼吸で眠れると、朝気持ちよく起きられるように感じてます。
以前それを同じように感じている人がいないかネットで調べたことがありますが、結構いましたね。鼻呼吸により睡眠効率が上がっているのだと思われます。
当然日中の集中力にもプラスの影響が出てくるわけですね。実際鼻呼吸をすると集中力が上がるという研究結果もあります。
というわけで例年よりだいぶ早くインフルエンザが大流行の兆しを見せていますので、これからしばらくは口呼吸をできるだけ控えて注意しておくことをお勧めします。
それではまた。