- 2017-12-15
- おすすめ記事, 勉強のやる気アップ法, 受験生が陥る不安・焦りの対処法
こんにちは、中西です。
ここ数日、「やる気が出る言葉」を利用し
て勉強に集中する方法を解説しています。
ちなみに昨日までの内容は、
▼脳内で1フレーズ繰り返し
▼壁に貼る
▼“起こってほしくない未来”もやる気を高める
▼リマインダーのアプリを使って自動化する
▼おまけ「みんなの熱い言葉」無料メール講座(1日4回、全10日)
という話でした。
今回もこの流れで。
受験勉強をする上で、大半の受験生にとっ
て、避けて通れないのが“孤独感”です。
受験生活を通して“孤独感”を感じない人
はいないと思いますし、また、孤独感に耐
えながら、目標を突破していくことが学べ
るのも受験のメリットの1つだと私は考えています。
和気アイアイと友達と楽しく群れる生活
(=´∀`)ばかりを送った人が、人一倍の仕
事をしたり、一定の業績を残したり、一流
の作品を作ったという例は過去におそらく
ないかと思います。
伝記を読めば、ほとんどの偉人・天才と呼
ばれる人たちは、例外なく孤独の中で自ら
と戦いながら何かを成し遂げているわけです。
一見いつも周りに人がいて孤独ではないよ
うに見える場合も、本人は孤独に耐えてい
ることもあります。(経営者なんかはその典型かと)
なのでマックとかで友達と一緒にやらない
とまともに勉強できない高校生なんかを見
ると、個人的にイラッとするのですが、
受験勉強(とくに大学受験)には“孤独耐
性”を身につけられる絶好の機会という
側面もあるのです。
ただ、一方で「過ぎたるは猶及ばざるが如
し」というように、孤独感が強すぎると精
神的にも安定しないため、生産性が低下します。
孤独感が“過ぎる”と生産性が低下するこ
とは心理学の実験でも判明していたと思い
ますが、最近はGoogleでも
「チームの生産性を高めるには
『心理的安全性』が必要」
という報告を上げています。
「心理的安全性」とは心理学用語ですが、
気兼ねなく発言できたり、本来の自分を安
心してさらけ出せる状態・雰囲気のことを
指します。
つまり、そういう心が安心・安全な気持ち
になれる状態が維持されていると、人の
生産性は高まるということです。
これは裏を返せば、気兼ねなく会話や発言
ができなかったり、本来の自分を安心して
さらけ出せない環境では生産性が落ちるこ
とを意味します。やはり
「孤独感があまり強すぎる状態・環境は
長期的には生産性を高められない人が多い」
といえそうです。
最初の話と矛盾するように思えるかもしれ
ませんが、両方真実ということだと私は考
えています。平たく言えば
「孤独との付き合い方(距離のとり方)が大事」
ということです。
受験生の場合、この“孤独感”に加えて
“不安感”も増幅しやすくなりますので、
とくに12月~2月あたりは心理的にも辛く
なりやすいと思います。おまけにめちゃ
寒い季節だし(つД<)・゚。
そこで、受験生でもし孤独感・不安感に
さいなまれていて辛いと感じる人は、
「朝型生活に切り替える」
のがおすすめです。
朝はこれから1日が始まる意識に満たされる
ので、朝の時間帯に不安や孤独感を感じる
ことは少ないのです。
起きたばかりでエネルギーも高いので、目
の前のことをやろうという意欲がみなぎり
ます。こういう時間帯は孤独感・不安感が
薄まるわけです。
また脳科学の観点でも、心を穏やかにする
脳内ホルモンの「セロトニン」を増幅させ
る方法は3つしかなく、そのうちの1つが
「日光を浴びること」になります。
うつの患者さんはこのセロトニンが不足し
ているのですが、心の安定度とセロトニン
の量は直接的に関係しているわけです。
そこで朝早めに起きて勉強すると、起きた
ばかりで元気な上にヽ(´▽`)/、窓から差
し込む朝の光を浴びるため、セロトニンで
心が安定して勉強に取り組めるのです。
寒い季節になると遅寝・遅起きをしてしま
いがちですが、遅寝・遅起きは孤独感・
不安感にさいなまれやすい生活パターンだ
といえます。
全員が朝型になるべきとは言いませんが、
受験勉強していて孤独感・不安感が大きく
て辛い人は、
夜に起きている時間の比重を減らして、
朝の時間を増やす
方が、孤独感・不安感を最小限に抑えて
勉強に集中しやすくなります。
「朝型生活」は、健康面や時間管理面の
メリットで語られることが多いですが、
“孤独感”を最小限に抑える
という意味でも朝の学習にはメリットが
あるということですね。
それではまた。