- 2015-11-8
- おすすめ記事, 効率的な勉強法~中上級編~
こんにちは、中西です。
前回は、受験勉強における
記憶の定着率を高める方法
の1つとして、
「無理矢理、大げさに、感情を込めて」
覚える点についてご紹介しました。
まだの方はこちらからどーぞ。
好評なので、引き続き暗記法シリーズでヽ(´▽`)ノ
前回もお話したように、
感情を込めて覚えるテクニックは
たしかに有効な方法の1つなのですが、
当然ながら、それですべての
暗記事項が覚えられるわけではありません。
ほとんどの勉強に使える
鉄板の暗記テクニックは、もちろん
「繰り返す」
ことです。
もう暗記の王道というか、
オーソドックスというか、
結局これが最強&確実な暗記法ですね。
・・・え?そんなのわかってるよって?
ほほぉ、そうですか、そうですか。
でも、本当にわかってますかね?(ケンカ腰)
たしかに「繰り返す」のが
暗記において重要なポイントだと
99,9%の受験生が認識していると思います。
が、大事なのは、その
「繰り返し方」
です。
どういうやり方で「繰り返す」か、です。
それによって、
もうぶったまげるくらいに
実力の付き方・実力が付くまでの時間
(端的にいえば「勉強のパフォーマンス」)
が変わってしまうのです。
1つ「繰り返し方」の例をご紹介しますと、
ちょうど前々回、
「今から新しい参考書をして間に合いますか?」
という質問に回答したり、
そのちょっと前には、
「もう時間がぜんぜん無くてヤバすぎる人は、
『いきなり問題集からやって覚えていく』
という離れ業(わざ)もありまっせ」
という話をしました。
で、ここで大事なのは、
今から
「新しい参考書」や「新しい問題集」
をやっていく場合でも、
結局は「繰り返す」ことが大事だという
点に変わりはないということ。
まあこれも当たり前でございますが。
ここで注意しないといけないのは、
「1回目」
を丁寧にしっかり時間をかけて
“やらないほうがいい”ということです。
1回目というのは、
当然時間がかかるわけですが、
そこで丁寧にしっかり時間をかけて
覚えようとすると、
かなり高い確率で失敗するのです。
私見ですが、要領のいい人と、
要領の悪い人の差というのは、
このあたりに如実に出るように感じます。
丁寧に、しっかり時間をかけてやるのが、
必ずしも勉強として上(じょう)の
やり方ではありません。
完璧になるまで「繰り返す」
のが前提なのですから、
1回目なんて
多少わからないところを残してもOK。
わからないところや、
なかなか覚えられないところは、
いったんスルーしておいて、
2回目、3回目・・・とやっていくうちに、
あるいは途中で問題を解いていくうちに、
理解が深まってわかるようになったり、
どこが重要なのかが
見えてくることが多いのです。
また、
勉強のモチベーション(=やる気)の
観点においても、丁寧に時間をかけて、
その参考書・問題集が
なかなか進んでいかないと、
やる気も低下しやすいです
(これは実験でも証明されています)。
さらに、時間が無い時期はとくに、
なかなか進まないのは辛いですし、
焦り・不安も増大します。
いろんな意味で、
1回目はあまり丁寧にやらないことがコツ
になります。
とくに時間がかかるのが1回目ですからね。
もう多少わからなくても、
サクサクやっていって、
「繰り返す」なかで理解・暗記を確実にしていく。
これがポイントです。
ようは、試験本番の時点で、
バッチリ頭に入っていたらいいのですから。
この
「1回目はあまり丁寧にやりすぎない」
というのは、時間が無い人向けのテクニック
としても有効ですが、
ふつうに時間がある状況のとき
(ex,来年受験生になる人など)
にも有効なテクニックです。
とくに現時点で残り時間があまり無いのに、
今から新しい参考書をやるとか、
1回目はなんとか終わったけど
2回目をまだスタートしたばかり・゚・(ノД`;)・゚・
など、
「繰り返す」前提の初期段階にいる人
は、とにかく早く
前に前に進めていってください。
そうやって
“高速で何度も回す”
うちに覚えていく・理解を深めていく方式
に切り替えるのが、クールでクレバーな
“要領のいいやり方”
だと言えますね(゚~゚o)
要領よくやれば、まだまだ時間はありますよ。
それではまた。