- 2012-3-27
- 1ヶ月100記事企画, 効率的な勉強法~基礎編~, 参考書学習テクニック
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
これから受験勉強を始める人に、よくよく頭に入れておいてほしいのは、
【 使う参考書の冊数は、限りなく少ない方がいい 】
ということです。
もちろん、必要な参考書はそろえる必要がありますが、
その範囲内で極力最低限の冊数で、参考書をそろえるべきです。
たとえば英文法の参考書が2冊も3冊もあっても意味がありません。
少し考えればわかると思うのですが、なぜか余計な参考書を何冊も持っている人が多いです。
世の中には「いい参考書」と言われるものは山のように売っていますし、学校でも副教材のような形で配布されます。
ネットを見れば、高評価のレビューが多い参考書だらけ。
つまり、もしあなたが参考書がほしいのであれば、それを簡単に手に入れる環境が整っています。
さらに、人間の心理として、「参考書を買うことで安心する」という傾向も多かれ少なかれ誰にでもあります。
いいと言われている参考書を買って、その時点でなにかホッ(´▽`)とするわけですね。
私も「体力づくりにジムに行かなきゃ!」と思っていたときに、
ジムに入会しただけでホッとして、1ヶ月くらい行かなかったことがあります(笑)
参考書をやたらとたくさん持っている人は、この傾向がある人が多いです。とりあえず、買って安心してしまうパターン。
これでは全く意味がありませんね。参考書というのは、やってナンボですから。手に入れてナンボではないのです。
その意味で、1冊を徹底的にやっていくためにも、参考書は必要最小限に抑えるべきです。
その目安としては、
【 1分野につき1冊 】
です。
たとえば英単語なら、「英単語はこれでいく!」と思う1冊だけをやる。
英文法なら「英文法はこれで行く!」という1冊だけをやる。
もちろん、レベル別に分かれているなら、レベルごとに買うパターンもあるでしょうが、
それにしたところで、通常は同時に2つのレベルをやることはないわけです。
よって、ある一時期にやる参考書は、やはり1分野1冊ずつがベスト。
受験で失敗する典型パターンの1つは、この「参考書の買いすぎ」です。
「買いすぎ」そのものが直接の要因ではありませんが、買いすぎた結果、中途半端にしかやらない参考書ばかりになってしまい、
結局、実力も中途半端にしか身につかずに、本番を迎えてジ・エンドになる。これが、本当に多い、典型的な失敗パターンです。
この点は受験勉強においてものすごく重要なポイントの1つですので、
くれぐれも、必要以上に多くの参考書を買ってしまわないように、常に注意しておいてほしいと思います。