こんにちは、中西です。
私がふだん日常生活を送りながら、
「時間管理」
を効果的に進めるために
意識していることがいくつかあります。
その中の基準の1つで、
なにかやるべきことがある際、
「ここで今すぐ
“ひと手間”
かけた方がいいか?」
と考える思考テクニックがあるのですが、
今回はそのお話を。
といってもまあ、
そんなに難しい話ではありませんが、
やっていない人は、おそらく
ぜんぜんやっていない思考法だと思います。
ようするに、その作業を
「今すぐやってしまった方がいいのか?
それとも、
あと回しにしても大丈夫なのか?」
を短時間(数秒~数十秒ほど)で
考えるということです。
これ、私は1日の中で
よく遭遇するのですが、
「ここで今、ひと手間かけてやっておいたら、
あとで多くの時間を
無駄にするリスクを回避できる」
ということってすごく多いです。
逆に言うと、
「あのときに“ひと手間”を惜しんだせいで、
あとあと膨大な時間をムダに費やした(。´Д⊂) 」
ということが少なくないということ。
たとえば、
何かちょっとした用事を
覚えておかないといけない時に、
それを
【 紙にメモしておく“ひと手間” 】
を惜しんだせいで、
あとでその用事を忘れていたことに
気づいて時間をムダにしてしまうとか。
たとえば、授業中に先生が
なんとなく重要そうに言った一言を、
【 数秒でノートに書きとめておく“ひと手間” 】
を惜しんだせいで、
あとで試験勉強中にそれを復習できず、
テストでそれが出題されて
結果的に点数を落とす。゚ヽ(゚´Д`)ノ゚。
たとえば、
語学系の勉強(英語・古典など)で
わからない単語や熟語があったときに、
それを
【 単語カードにする“ひと手間” 】
を惜しんだせいで、
3ヵ月後にまた同じ単語でつまづく。
たとえば、
自分の受験関連のニュースを
見ていて知らない用語があったのに、
【 それを調べる“ひと手間” 】
を惜しんだばかりに、
あとになってそれを知らないことが
受験生としてヤバイことだと判明してから、
ようやく事の重大さに気づいて調べる。
たとえば、
自分宛のメールが来たとき、
そのメールを読んだ直後なら
1~2分ですぐ返事が終わるのに
【 即レスをせずに、
半日以上放置してしまったせいで 】
あとでまた再度メールを読み直し、
結局、返事に当初の倍の時間をとられてしまう。
たとえば、
机の上がちょっと散らかっているとき、
1分もあればキレイに整理できるのに、
【 その片づける“ひと手間” 】
を惜しんだばかりに、1日中ずっと
「ちょっと気持ちの悪い気分」
を引きずってすごし続けることになる。
・・・などなどなど。
こんな感じで
—————————————
「今ここで“ひと手間”かければ
すぐに終わるが、
“ひと手間”を惜しんで放置すれば、
あとで少なからずマイナスの影響を
受けるリスクがあること」
—————————————
を常に意識してすごす、
ということです。
以前、こちらの記事で、
<関連記事>
要領が1割良くなる心理法則を発見
心理面の話として
「ちょっと重いことを放置すると、
放置した時間に比例してどんどん重くなる」
という話をしましたが、
それの実務版のような感じ。
今すぐやればチャチャっと終わるのに、
その“ひと手間”をめんどくさがって
スルーしたせいで、
あとになってそのツケによる
マイナスの影響がより大きくなって
自分に返ってくると。
なので、
勉強でも日常生活でも同じなのですが、
何か新しい作業をやる必要性が出たときには、
「今ここで“ひと手間”かけてやっておいた方が、
あとで起こり得るマイナスの影響を
最小限に抑えられるか?」
と一度考えてみてください。
(↑文章にしたらちょっと長いですが、
まあ実際に頭の中で考えるときは
すぐに判断できます。)
端的に言えば
「今すぐやった方が得かどうか」
ということです。長々と説明しましたが、
ようはそれだけの話ヽ(´▽`)ノ。
もちろん、今すぐやった方が
得(=未来にプラスの影響が出る)場合は、
余計なリスクを抱える前に、
ささっと勢いで終わらせてしまいましょう。
今「ほんのひと手間」をかけておくだけで、
マイナスの影響を受けるリスクを回避でき、
さらに未来に好影響を与える行動って
少なくありませんからね。
そういうひと手間を惜しまないで
その場でやる習慣が身に付くと、
時間をさらに有効に使えるようになりますし、
おかしな大失態も防ぎやすくなります。
これまであまり意識していなかった人は、
よかったら一度頭の片隅でこの点を意識して
一日をすごしてみてください。
それではまた。
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