- 2017-7-5
- おすすめ記事, 効率的なノートの取り方, 効率的な勉強法~中上級編~, 参考書学習テクニック
こんにちは、中西です。
ネットを使っていると、プライベートでも
勉強でも仕事でも、
「データを保存する場所」
が必要になると思います。
最近はスマホやPCの機器に保存するより、
クラウド(≒オンライン)上にデータを
保存する人が増えています。
人気どころで言うと、Dropbox、Googleド
ライブ、Evernoteは私もよく使いますし、
マイクロソフトのOneDriveや、Gメールを
データの保存場所として使う人も多いです。
iPhoneユーザーならたしかiCloudというの
が保存場所になっていたと思います。
あと、気になるサイトがあったら1クリッ
クでクラウド上に保存できるPocketという
便利なサービスもあります(←けっこう使える)。
そんなストレージサービスですが、昨日見
たニュースで、上記の人気どころのオンラ
インストレージに変わる、新しいストレー
ジサービスが出てきたという話がありました。
こちら。
▼「Box」の1兆円企業導入が進むワケ
“働き方改革”は進むか?
https://www.businessinsider.jp/post-34788
このBoxというのは法人向けサービスのよ
うですが、名だたる企業がこれまでのスト
レージサービスに並ぶ新たなストレージサ
ービスとして利用するようになっているようです。
今後もっと有名になる予感。
最終的に一般の個人向けにもサービスが展
開されるのかもしれませんが、
いずれにしろこういう時代になってくると、
個人レベルの利用では、
「データの保存場所」がむしろ多すぎて困る
(orどこにデータがあるか常にわからなくなる)
といった別の問題が発生するリスクが上が
っていくと考えられます。というかすでに
そういう問題に直面している人も少なくないかと。
私もデータの種類ごとに複数のストレージ
を使い分けていますが、だんだん保存場所
の使い分けが複雑化しているように感じますね。
まだ致命的なほど問題にはなってませんが、
今後の状況次第でどうなるかわかりません(・・;)
実はこの「データが複数に分散される」と
いうのは、何事においても効率面でいうと
あまり好ましい状態ではないんですよね。
それは受験勉強においても同じ。
オンラインストレージの場合は「パーフェ
クトなサービス」は無いので、それぞれの
特徴によって使い分けるしかない部分がありますが、
勉強において、あまり意味もなく
「データが複数に分散されている」
状態は、なるべく避けていくのが賢明です。
単純に、あちこちにデータ(覚えるべき情
報)が分散されていると、学習効率が落ち
るからです。
また意識が分散しやすいので、勉強のやる
気にも悪い影響が出やすいです。
以前、弁護士と公認会計士と通訳の3資格を
持つ資格三冠王と呼ばれた黒川康正氏が、
自身の勉強法として、ノートを一切買わずに
「参考書の余白に必要なことを
全部メモしていった」
という話をされていました。
参考書とノートの複数に分散するのではなく、
「この参考書1冊にすべての情報が
詰め込まれている」
という状態にすることを目指したと。
そのために、ノートではなく参考書の余白
にメモを書きまくったということで、それ
が最短で合格できた秘訣の1つだという話でした。
まあ本来ノートに書くことを参考書の余白
に書くわけですから、余白はどのページも
文字だらけで真っ黒に近い状態だったようですが、
やはり
「この1冊にすべての情報が詰まっている」
という
“物理的なわかりやすさ・安心感”
は、思っている以上に勉強効率と勉強の
やる気に影響すると考えられます。
ちなみに、私の場合は学習の途中プロセス
では多少分散していましたが、やはり最終
的には
「この弱点ノート1冊(弱点カード一束)
に覚えるべき情報すべてが詰まっている」
という状態になるように、その状態を目指
して勉強していました。
これも結局は「あとはこれだけやればいい
んだ!」と思える“物理的なわかりやすさ”
が直前期に大きな効果を発揮すると考えた
からです。結果、実感としてはその通りでした。
というわけで、「情報の保存場所」は分散
するほど効率もやる気も低下しやすい傾向
がありますので、ぜひこの点も意識して勉
強のやり方を考えてみてください。
それではまた。