- 2017-1-14
- おすすめ記事, センター試験対策, 受験を突破するマインドセット, 受験生が陥る不安・焦りの対処法
こんにちは、中西です。
私は日常生活の中でなにか失敗を
してしまったときに、
「二次被害」
に合わないように注意しています。
たとえば、部屋でコーヒーを入れた
カップを持って歩いていたときに、
途中で何かにつまずいて、コーヒーが床に
ドバッとこぼれた(°□°;)
こういうとき、以前の私は
「うわ、もう最悪やんけ!!!
なんでこんなことになるねん
チキョウボケェーヽ(`Д´)ノ!!」
と育ちの良さがにじみ出た感情表現で
怒り心頭になりながら、仕方なく
ぞうきんを持ってきて
「あ-もう最低最悪。めんどくせえー!!(*`Д´*)」
と上品にブツブツ言いながら、床を掃除しておりました。
またあるときは、
楽しみにして買い置きしていた
「ポテチの期間限定味」
を開封しようとしたところ、
なかなか開かないので、両手で強く持って開封したら
勢いあまって爆発するようにドバッと
開封してしまい、
中身の9割くらいが床一面に飛び散る大惨事に( ̄□ ̄;)
このときも、
「ざけんなゴラァ!!!!(*`皿´*)ノ」
と、どこの組員が闘争を勃発させたのかと
思うほどの剣幕で怒鳴りながら、
飛び散ったポテチを拾っておりました。
テンションが高いときはそんなふうに
キレるんですが、
テンションが低いときは逆に自分のアホさ
にめっちゃへこんで落ち込んでました。
失敗したあと、怒り狂うか、落ち込むか。
だいたいどっちかでした。
で、こういうことを数百回ほども(!)
繰り返しまして、ようやく気づいたのですが、
「ミス(事故)のあとに怒ったり
落ち込んだりするのは、
【二次被害】
になっているのでは?」
ということです。
自分のせいでミス(事故)を起こした場合、
その起こした事実自体は、当然ながら
もう消すことはできません。
よって、単純にその事態には
淡々と「対処する」しかないわけです。
そして「対処する」ことで、時間は多少ムダに
なりますが、状況はほぼ元に戻ります。
現実はこれですべてなのですから、
ここにわざわざ自分の
「激しい怒り」
「激しいヘコみ」
をぶち込んでも、何にも意味ないやんと(゚o゚;;
だって流れとしては
1,ミス勃発
2,激しい怒り・ヘコみ
3,対処する
なのですが・・・これ、2の自分自身が
怒ったり、へこんだりする部分が無ければ、
たいした事態じゃないやんと。
「あ、ミスのあとに怒ったりへこんだりする
自分の感情で、わざわざミスの被害を大きくしている。
自分で“二次被害”を作っているわ!( ̄□ ̄;)」
と気づいたのです。
つまり、ミスのあと、怒り狂おうが
落ち込もうが、事態はまったく変わらない。
対処しなければならない事実も変わらない。
だったら、怒ったり落ち込んだりするだけ
明らかに「損」であり、
もっといえば、そうやって
「怒り」「落ち込み」
を自分からわざわざ作り出して
その感情からくる苦しみを味わっていることは、
もとのミスで引き起こした
「現実の被害」と合わせて、
「二次被害」
を自分で作り出しているだけだ!と。
それに気づいてから、
私はコーヒーなどを床にこぼしたら
「鼻歌を歌う」(*^▽^*)←怖い
ようにすることにしました。
飲み物がドバーッと床にこぼれても、
やはり一瞬は青筋がピクッと動きますが(修行中)
すぐに気持ちを切り替えて
「あ、こぼれたわけね。了解了解(´-`)
じゃあ、ぞうきんで拭きましょう。
フンフフフフン~ン♪
ぜんぜんぜんぶ無くなって
ちりぢりーになったって~もう迷わ~ない♪」
とかなんとか鼻歌を歌いながら、
むしろちょっと上機嫌で
床を拭くようになりました。
これ、めっちゃおすすめでございますヽ(´▽`)/
今まで自分がいかに
自分で作り出した“二次被害”
に合っていたかがわかりますよ。
だから今はもう、何かを床にこぼしても
私はキレることはありません(-_-)サトリノキョ-チ
で、実はここからが
今回の本題なのですが、
センター試験など、試験1日目で
うまく行かなかったときに、
その失敗してショックな気持ちを引きずったまま
2日目は動揺しながら、あまり集中できないまま、
試験に向かってしまう人が少なくありません。
これ、完全に「二次被害」を自分で作り出して、
被害を勝手に自分で大きくして
しまっているパターンです。
1日目に失敗やミスをした自覚がある人は
そのことに気づく必要があります。
当たり前ですが、試験は
「最後の科目の終了の合図がなる瞬間」
まで終わっていないわけです。
にもかかわらず、試験1日目の「失敗」のショックを
勝手に自分で引きずって、
場合によっては
自暴自棄に近いような心理状態になったりして
集中力を落としてしまい、
投げやりな感じになって
2日目のパフォーマンスを低下させてしまう
としたら、これほどもったいない話もありません。
そもそも「自分だけが失敗した」と思いやすいですが、
みんなも同じように
「この科目は失敗した」とか
「難しくていつも通り解けなかった」と
ほとんどの受験生が思っている場合もあるわけです。
その場合、平均点も落ちて差があまりつかないわけですが、
2日目にわざわざ自分で「二次被害」を作り出した人は
本来差がついてないのに自分で被害状況を
拡大してしまっていることがあるのです。
1日目の失敗は実際はそれほど大きくなかった、
なのにそれで自暴自棄になって
2日目の点数を落とした。
そのせいで不合格になった(>_<。)
・・・こんなに皮肉で馬鹿馬鹿しい話もないでしょう。
というわけで、失敗やミスというのは、そこから生まれる
「怒り」や「落ち込み」
という自分の感情によって、わざわざ自分で
【 二次被害 】
を作り出してしまうことがよくありますので、
試験1日目が終わっても、
試験が本当にすべて終了するまでは、
そういう余計な感情に左右されることで
集中力を落として、パフォーマンスを低下させる
ことがないようにしっかり注意しておいてください。
センター試験を受験中の人は、
試験2日目の健闘を祈ってます。
それではまた。