- 2016-3-14
- おすすめ記事, その他・雑談, 勉強のモチベーションアップ, 受験が終わった後について, 受験の意味を考える, 志望校・進路の決め方
こんにちは、中西です。
私が運営・管理している
OCP(受験勉強オンライン
コーチングプログラム)は、
塾や予備校と同じく
大半のメンバーさんは
受験終了とともに卒業されます。
そんなOCPで、先日までかれこれ4年近く
継続して参加されていたKさんという
メンバーがいました。
Kさんは受験勉強ではなく、なんと
チェロの練習で参加されていたのです。
その練習への情熱は本当にすさまじく、
朝は3~4時台に起床、毎日キッチリと
計画をたてて、その時々の目標に対して
熱い宣言をし、その通りに全て実践。
毎日何時間も練習し、
毎週の目標も達成し続ける。
さらに周りのメンバーにもプラスの
影響を与えまくっているという、
受験生じゃないのにメンバーの鏡の
ような人でした。
私も含め、誰もが彼女がプロのチェリスト
になることを信じて疑いませんでした。
ところが、彼女にはチェロ以外にもう一つ、
「好きなこと」があったのです。
それは「ミュージカル」でした。
彼女はOCPに参加当初からミュージカル
好きを表明していて、よく他の
メンバーさんともミュージカルの話題で
盛り上がっているのを見かけました。
ただそれはあくまで大好きな趣味
としてであり、メインはチェロだったのです。
しかし少し前にある大きなきっかけがあり、
結論だけいうと
「地方にミュージカルを広める」
ことを決意され、ミュージカル方面に
転身されることになったのです。
チェリストもミュージカルも、
ともにKさんにとって「好きなこと」でした。
が、興味深いのはこの2つの「好きなこと」は、
本質的な性質が全く異なる「好きなこと」なのです。
何がどう違うのか。
チェリストは「チェロを演奏する」という
「プロセス」を楽しむ生き方であり、
「ミュージカルを地方に広める」のは、
プロセスよりも結果にフォーカスする、
つまり達成したい
「ミッション(使命感)」
を追い求める生き方です。
どちらも「好きなこと」なのですが、
その性質が全然違うのです。
前者はいわば“プロセス型”の好きなこと、
後者は“ミッション型”の好きなことだといえます。
実はこれは他の生き方でも同じで、
たとえば流行のYoutuberもそうです。
好きな動画を作成・配信するプロセスに
特化したい人は、UUUM(ウーム)などの
マネジメント会社に所属すれば
大好きな動画作成に没頭できます。
ヒカキンさんとか有名Youtuberは
そうですね。
いっぽう、自分(自社)で作成した
商品やサービスを世に広めたいという
使命感がある場合(ミッション型)は、
Youtubeはその商品・サービスの良さを
伝えていく手段という位置づけになります。
よってミッション型の人の場合、
Youtubeを使って顔出しで動画配信をしていても
「自分はYoutuberだ」という自覚は
おそらくほとんど無いはずです。
ちなみに私の場合は「勉強の集中力」
という好きなテーマを通して、
人の可能性開花や学習環境を変えることに
貢献したいと思っているので、
タイプとしては完全にミッション型です。
このように、同じ
「好きなことで生きていく!」
といっても、まったくタイプの違う
“プロセス型”と“ミッション型”
の2種類があると私は考えているのですが、
果たして、どちらの生き方が
より幸せになれるのか?
次回、この命題に対する一つの答えを
提示したいと思います。
To be continued
※追記:次回の記事⇒「好きなこと」と「幸せの5つの条件」