- 2017-9-28
- おすすめ記事, 受験の意味を考える, 受験を突破するマインドセット
(今回は前説で「ねこカフェ」に
初めて訪問した話、その後本題に入ります。
前説には興味ない方は、スクロールして
下の本題へ行ってくださいませ)
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こんにちは、中西です。
昨日は、前からずっと行きたかった
「ねこカフェ」に初訪問。
「ねこカフェ」はご存知の方も多いかも
しれませんが、簡単に説明すると、一つの
部屋にたくさん猫がいて、
その部屋でまったりしながら、猫を
かわいがることができるお店です。
前からずっと気になっていたのですが、私
はそもそも物心ついた頃から実家でずっと
犬ばかり何匹も飼い続けてきた「完全な
犬派」の家庭で育ったので(最長のシーズ
は21年も生きた(°□°;))、
猫に対する愛着があまりなかったんですよね。
ただ「ねこカフェ」には一度行ってみたい
と思ってたのですが、そもそもシステムが
よくわからないし、
おっさんがいきなり訪問して猫をナデナデ
してる姿を女性店員に見られるのが恥ずか
しすぎてムリ、とか思っておりました。
が、昨日は午後に入っていた元の予定が
別日に急に変更になったので、その穴埋め
でノリで行ってみたわけです。
ビルの2階だったのですが、緊張しながら
中に入ると、ソファとか座椅子がある、
普通の家のリビングみたいなお店でした。
店員から簡単な説明を受けた後、すぐに
店員・客あわせて20人近くが立ち上がって、
一匹の猫を囲むことに。
何が始まったのかと思ったら、
「今日はハナちゃんの誕生日です。
みなさんお集まりいただきありがとうございます」
と、よくわかりませんが、ハナちゃんとい
う猫の誕生日パーティがスタートしました。
私が入店して1分後くらいです。
とにかく「周りに合わせなきゃ」と思いま
して、今はじめて会ったばかりの見ず知ら
ずの猫の誕生日を、心の底から祝福させて
いただきました。
ハッピーバースデーの歌を歌って、ハナ
ちゃんにケーキ風に形作られたエサ(たぶ
んキャットフード)を、店員がみんなに切
り分けて各自がハナちゃんにプレゼント。
ここまでで入店からまだ2分ほどしかたっ
てなくて、ねこカフェの密度の濃さに
驚愕(°□°;)
その後はフリータイムになりまして、客は
各自、部屋の好きな場所に座ったり、好き
な猫を触ったり、写真撮ったり、まあ自由
ですね。
猫をなでてかわいがってても、猫を無視し
てスマホや漫画を見てても(漫画や雑誌の
棚もある)、飲み物を飲んでも、別に何し
てもOK。
入店前の「自分が猫をナデてるのを人に見
られたら恥ずかしい」という心配が、どれ
だけ自意識過剰だったのかと反省(´-`)
猫は全部で10匹くらいで、
人が見ていないスキを狙って脱獄計画を図っているプリズン・ブレイク中の猫や、
とにかく個性のある猫たちが部屋中をうろ
うろして、ときどき人間のところに寄って
きたり、離れていったりと、まあ猫たちは
フリーダムでした。
私は座椅子に座ってたのですが、店員のお
姉さんが来て、「足を伸ばしてください」
と言われたのでその通りにすると、足に
ブランケットをかけてくれて、その上に
猫を運んできてくれました。
↑客に尻しか見せない失礼な奴(-_-;)
それと途中で気づいたのですが、猫って、
まったく「吠える」ことがないんですね。
当たり前なのかもしれませんが、猫は全然
声を出さない。そんなことすら直接触れる
まで気づかなかったです。。
よく考えたら「吠える」って字は「犬」に
「口」と書きますから、猫は吠えないか。
思った以上によかったですね。犬は人間に
なついてくれるのが魅力だと思いますが、
猫は人間に積極的に交流してくれません。
が、猫はその存在自体がかわいいわけですね。
猫を飼う人の気持ちがだいぶわかった気が
します。(´-`)これは猫を飼うのもアリだなと。
値段は1時間800円。私が来店したあとも
続々とお客さんが来てましたが、常連だ
らけのもよう。
あと店員さんも仕事が楽しそうでした。
仕事を楽しそうにしてる店員を久しぶりに
見た気がします。
いや~わかりますね、リピーターが多いのは。
私もまた再訪する予定。
帰宅後、顔がやけにかゆいのは気のせいだ
と祈りながら、本題。
■結果が出ない時も、実力は100%蓄積されている
受験生活を送っていると、毎日それなりに
時間をかけて勉強しているのに、一向に結
果に結びつかなくてイライラすることがあ
ると思います。
「もうかれこれ1カ月くらい毎日勉強してい
るのに、全然成果につながらないな(;´Д`)」
みたいな。
これって本当に“じれったい期間”ですし、
あまりにも結果に出ないので「本当にこん
なことしてて大丈夫なのか?」と心配にな
ることもあるかもしれません。
ただ、これは受験に限りませんが、何か
物事で結果を出すまでの期間は、それが
得難いものであればあるほど、それなり
に時間がかかるものです。
逆に、1日や2日で結果がバーンと出るよう
なものは、ハッキリ言って長期的な意味で
は、全然大したものではない可能性が高い
です。
私の知る限りでいえば、受験も含め、何か
をスタートさせたら、それっぽい結果が出
るまで半年や1年くらいかかることが大半
だと思います。
で、大事なのは、「結果が出るまではそれ
なりに時間がかかる」という事実をハッキ
リ理解していることと、
その結果が出ない“じれったい期間”を耐え
続けることです。
その期間は表向きに結果は出ないですが、
やった分だけ、確実に実力や経験値は蓄積
されているのです。
でも、結果として出ないから、なかなか明
確な実感もわかない。
したがって、このフェーズでは、
「自分は昨日よりも今日、今日よりも明日、
明日よりも明後日、確実に成長しているんだ!」
と心の底から“信じられるかどうか”が、勉
強に向かうモチベーションにおいて大きな
カギを限ることになります。
ちなみに実力が蓄積されていると“信じら
れるかどうか”は、自分の中で「根拠」が
あれば信じられますからね。
その根拠というのは、参考書や問題集の
進捗具合や勉強量で十分わかるはずです。
日々しっかり進んで勉強量もこなせていれ
ば少なくとも信じる一定の根拠になります。
だから秋に突入して「ああ不安だ(。´Д⊂) 」
とか言って勉強に集中できずにろくに手を
つけていない人は、実力が蓄積していると
信じる「根拠」が薄くなるわけで、
ますます不安になっていく
…というスパイラルにはまるわけです。
こんなことを言うと怒る人いるかもしれま
せんが、私は個人的に受験が素晴らしいと
思う理由の1つは、この
「結果が出るまでに時間がかかること」
を体験的に学べる点
だと思っています。
その後、何をやるにしろ、どの道に進むに
しろ、この法則から逃れられる道はありませんから。
ここ数年人気のYouTuberにしても、楽しそ
うに仕事してるように見えるかもしれませ
んが、最初の半年くらいはなかなか動画の
アクセスが増えないそうです。
めっちゃ面白い動画をアップしてるのに、
再生回数が毎回10とか20とか(;д;)。
ブログでもそうで、ブログを書き始めても、
最初は何か月もアクセスが全然ないのが普
通です。
多くの人がそれに耐えられず脱落していき
ますが、実はそこを抜けるとGoogleが
「お前、しばらくずっといい記事書いてる
やん。アクセス送ったるわ」
(↑なぜか関西弁キャラ)
と認めてくれて、アクセスが少しずつ増えて
くるのです。でも、多くの人はそこまで耐え
られないです。えぐいくらいに誰も見に来な
いから。
それによるブロガーのモチベーション低下を
避けるために、ア〇ブロはブログの水増しア
クセスをしてるのは超有名な話。
よく「好きなことをしよう」と言いますが、
それは好きなことでないと、この必ず遭遇
する結果がでない期間に挫折するからです。
好きなことなら、結果がでなくても続けら
れますからね。このあたりの「好きなこと
論」は以前かなり詳しくまとめましたが。
話を戻すと、そういった他の物事に比べる
と、受験というのはまだ結果が出るまでの
期間が早いです。
また、インプットという形で勉強できるた
め、結果が出ない間も、プロセスにおいて
「知識が増える喜び」や「ゲーム的に楽し
める部分」もかなりあります。
だから、受験後に本格的にスタートする人
生において、
「人生何をやるにしても、
結果が出るまでにそれなりに時間がかかる」
という事実を学ぶ体験としては、受験とい
うイベントは本当にちょうどいい具合の
体験になると思うのです。
まあこんな話が、今結果が出なくて苦しん
でいる人にどれくらいに役立つかは不明で
すが(笑)、
受験生活に没頭している真っ最中にはなか
なか見えにくいこと(メリット)が、受験
生活から離れている人間にはよく見えるこ
ともあるわけです。
今回の話は少し俯瞰的に受験の意味をとら
えたものですが、本当に受験にはそういう
「何事も結果が出るまでにはそれなりに
時間がかかるし、結果が出るまでに投げ
出してはいけない」
ことを学べる絶好の体験だと思いますので、
苦しくなったら思い出してみてほしいと思います。
それではまた。