- 2015-11-18
- おすすめ記事, その他・雑談, 受験を突破するマインドセット
こんにちは、中西です。
今日の都内は、なんだか
ちょっとおかしな天気でした。
予報は「晴れのち雨」だったので、
私が家を出るとき(午前)は
ものすごく快晴、
空のどこをどう見ても
太陽がまぶしくて
雨が降る気配が一切しなかったのです。
予報よりも目の前の
「圧倒的な快晴」
という空の現実を見ていると、
「もうこのまま雨降らんのとちゃうか」
という気分になります。
さて、ここで傘をどうするか考えました。
一応予報は「晴れのち雨」ですが、
A,
現時点ではものすごい快晴で
どう見ても雨が降りそうにないから、
「このままたぶん雨が降らないだろう」
という直感に従い、傘は持たない。
B,
空を見る限り雨が降るとは全く思えないが、
一応念のため「折りたたみ傘」を持っていく
さて、あなたならどちらを選びますか。
ここでけっこう性格が出るかと思います(笑)
まあ性格というより
「危機管理」への対応力
のようなものが出るのではないかと。
一番良くないのは、言うまでもなく
「晴れのち雨」と知っていながら、
目の前の「すごい快晴」という現実を見て、
「この快晴の状態が続きそう」
と都合よく楽観することですね。
(傘持って行くのはめんどくさいですから)
個人的には信じられないのですが、
今目の前の「快晴」という現実だけを見て
Aを選ぶ人って少なからずいるわけです。
いっぽう、
今はどんなに雲一つ無いまぶしいほどの晴天でも、
Bの折りたたみ傘を持って行ける人は
危機管理能力は高いといえます。
大げさではなくこういう対処の違いって、
受験勉強でも仕事でも
防災に対する準備などでも、
あらゆるところで出ると思うんですよね。
なお、私はAでもBでもありませんでした。
「晴れのち雨」だったので
「雨は絶対に降る」という前提で、
一番デカい傘を持って出かけたのです。
超晴天なのにめっちゃデカイ傘を
持っているジェントルマン(ノ∀`*)ノ。
周りは誰も傘を持ってなかったので、
午前中はちょっと恥ずかしかったです。。
しかーし!!
「人間は誰でも自分に都合よく考えてしまいやすい」
という点を理解しておくことは、
鬼重要だと思うわけです。
たとえば、まもなく
年末ジャンボ宝くじの季節ですが
(今年は前後賞あわせて
なんと10億円だとかヽ(´▽`)ノ)
買う人はみんな
「もしかしたら、自分に1等が当たるかもしれない」
と考えているから買うわけです。
うちのじいちゃんは20年くらい
そう思い続けて死にましたが(。´Д⊂) 、
この当選確率は「1000万分の1」といわれています。
でも多くの人は買うと。
私なんかサイコロの6分の1でも
当たる気がしないのですが。。
「そうは言っても、世の中には
1等が当たっている人もいるわけだからね」
とか言って買っちゃうわけです。
で、同じ人が、
高い確率で病気になりかねない
タバコを1日何箱も吸いながら、
「自分だけは病気にならない」
と思っていたりすると。
豪傑レベルになると、
2分の1の確率でガンになる時代に
「俺はきっと病気にならない50%の側の人間だ」
と考えてタバコをスパスパ吸いながら
1000万分の1の確率の宝くじの行列に並んで
「俺も、もしかしたら1等当たるかも」
とタバコを指にはさみつつ
思っていたりすると(゚ロ゚;)
こういう物事の認知に対して、
「自分に都合よく考えてしまうバイアス」
がかかっていることが、多かれ少なかれ
誰でもあるわけです。
そういう認知バイアスが
あることを頭に入れておくと、
物事に正しく対処しやすくなります。
受験にしても、私が高3のときは
「センター試験に失敗した場合はどうするか」
なんて、一切想定すらしていませんでした。
また、自分が取り組んでいる勉強が
このまま最悪どこまでしか進まない
パターンがあるかとか、
そういった「最悪のパターン」を
ことごとく想定しようとしなかったのです。
理由は
「ダメだったときのことを考えたくなかったから」。
ですが、この思考パターンでは
それこそダメだと今では思います。
ちなみに、昨日の記事で
「強いイメージ+現実的努力」
の重要性を解説しましたが、
今回の話は昨日の話と矛盾しませんからね。
「自分は合格する」という確信(イメージ)
を持って勉強することと、
いろんな面で「最悪を想定しておく」
ことは両立しますよ。念のため。
自分の現状~今後について、
できるだけ
「都合よく解釈してしまう思考」
を取り除き、何においても
「最悪を想定する」
ことができるようになりたいものですね。
そんなことを、帰り道に雨の中で、
デカイ傘をさしながら思ったのでした。
それではまた。