- 2015-11-3
- おすすめ記事, 効率的な勉強法~中上級編~, 効率的な勉強法~基礎編~, 受験を突破するマインドセット, 過去問の勉強法
こんにちは、中西です。
前回で、受験生からの
「今からでも間に合いますか?」
の疑問に対する回答シリーズは
終了しましたが、
<関連記事>
Q,「今からでも間に合いますか?」が愚問すぎる件
この完結編で紹介した
高校教員の方の意見の中で、
サラっと
「過去問もさっさと解こう。」
というアドバイスがあったのを
覚えているでしょうか。
たぶんほとんどの人は
覚えてないと思いますが(笑)、
あっさりと書かれているわりに、
これってかなり重要なポイントなのです。
つまり、こういう発想を
してしまっていないでしょうか?
という確認。
「過去問は、直前期に
まとめてやるために、
今はとっておこう」
・・・はいこれ、よくある間違いです。
なにを隠そう、私自身も高3のときに
このワナにバッチリはまって
おりましたよと。
そして浪人しましたよと。
バガボンドになりましたよと(ノд-。)
「え?過去問って直前期に、
自分の実力を確認するために
やるもんでしょ?
今はまだとっておいたらダメなの?」
なんて思った人は、かなりやばいです。
以下の話を、
よくよくよーく聞いておいてください。
これはようするに
「過去問とは何か?」
という、過去問に対する認識の問題です。
この認識を間違っていると、
はっきり言って、
受験に失敗する可能性が
猛烈にアップします。
だから、ここは鬼重要。
上のように
「過去問は後でまとめてやるために、
今はとっておこう」
と考えてしまう人は、
過去問をこう認識してしまっているのです。
「過去問=自分の実力をチェックするもの」
と。そう心のどこかで考えているはず。
自分の実力が、合格レベルに
達しているかをチェックするもの=過去問、
と考えているから、
「あとでまとめてやるために、
今はとっておこう」
という結論になると。
しかし、残念ながら
その認識は間違っています。
たしかに
そういう要素
(=実力をチェックする要素)も
あるといえばあるのですが、
その要素に一番比重を置いて、
それがメインだと考えてしまうと、
過去問を半分も活かし切れません。
どころか、合格する確率を
一気に低下させてしまうのです。
では、どういう認識が正解なのか?
それは、
「過去問=試験の問題傾向・レベルを知るためのもの」
という認識。これが正解。
ここで目から鱗を落とさないでほしいのです。。
「いやいや中西さん、
そんなの当たり前じゃん」
という反応が受験生の正しいリアクション。
過去問で失敗する人は、本質的に
「自分の実力を知るための過去問」
と考えているのに対し、
過去問の扱い方で成功する人は、
「試験の傾向・レベルを知るための過去問」
と考えているのです。
この過去問に対する“認識の違い”は、
おそろしいくらいに
結果に影響を与えます。
前者の間違った認識を
持っているタイプは
「自分はまだ、過去問をやるレベルではない」
などと考える傾向があります。
この思考が頭に浮かんだ人は、要注意。
過去問は、あなたの実力チェックのため
ではなく、
試験の傾向・レベルチェックのため
にあるのです。
よって、あなたの現在の実力に関係なく
さっさとやるべきなのです。
この認識に一刻も早く切り替えてください。
この時期の大学受験生でいえば、
センター試験の過去問とか、
大事そうにとっておく場合じゃないよ(;`O´)
ってこと。
さっさとやりこんで、
センター試験がどういうものかを
1日も早く肌感覚で把握してください。
この把握する時期が遅れれば遅れるほど、
失敗するリスクが上がっていきます。
食事のときに一番おいしいものを
一番最後にとっておくような、
私と同じ性格の人は要注意(?)。
これはあらゆる事象に言えることですが、
“認識”を間違っていると
結果は伴わないということです。
くれぐれも
“過去問の認識”
を間違えないでほしいと思います。
それではまた。
<関連記事>